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医療VRシミュレーター2本をリリース!医師の臨床力向上を目指して

株式会社ビーライズは2022年10月19日(水)、同社が先日リリースした救命救急VRシミュレーター「EVR」に続き、新たに医療VRシミュレーターを2本開発したことを発表しました。

開発されたのは。医学部生向け診察シミュレーターと血管内治療手術の手技を練習できるシミュレーターで、既に3つの大学へ導入されています。



ビーライズが新たな医療VRシミュレーター2本を開発

XR領域でバーチャル空間活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーである株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を展開している企業です。

そのようなビーライズ社の強みを活用して開発された救命救急VRシミュレーター「EVR」に続き、今回新たな医療VRシミュレーターが2本開発され、2022年10月17日より販売が開始されています。

今回開発されたのは医学部生向け診察シミュレーター「VR OSCE(ブイアール オスキー)」と、カテーテルを使った血管内治療の手術手技練習VR「HiVR(ハイブイアール)」の2本で、2022年10月時点で3つの大学に先行導入されています。

「VR OSCE(ブイアール オスキー)」とは

開発の背景

「OSCE」とは、客観的臨床能力試験を意味するObjective Structured Clinical Examinationの頭文字をつなげた略称で、医学生が臨床実習前に到達しておくべき知識や技能、態度を評価するための共用試験を指しています。

この「OSCE」は、今現在は医学部4年生および6年生時に実施される『臨床能力を評価する試験』の一つですが、2025年を目標に”医師国家試験に準じる形”へ移行することが予定されている重要な試験となっています。

「OSCE」の重要度は高まっているものの、その対策練習には”毎年のコスト””コロナ禍によるさまざまな制限”といった問題点がありました。

そういった背景から、VRヘッドセットのみで問診や診察行為など「OSCE」対策学習が可能となる医学部生向け診察シミュレーター「VR OSCE(ブイアール オスキー)」の開発が進められています。

「VR OSCE」の特徴

「VR OSCE」では”患者呼び入れ”から”追加問診”に至るまでの「OSCE」がフルCGでVR空間に再現されています。

患者への問診や視診、聴診といった”さまざまな診察シミュレーション”が可能なことから、学生自らで試験対策を行うことができるVRソフトに仕上がっています。

声を出して患者を呼び入れた後は、2件の特許出願中の技術を駆使し、

問診や触診、聴診器等の医療器具を用いた診察行為

が行えるほか、

VR内で診察結果の解説等の閲覧

も可能なため、質の高い学習が提供されます。





「HiVR(ハイブイアール)」とは

開発の背景

「IVR」とは画像下治療を意味するInterventional Radiologyの略語で、レントゲンで身体の中を透視しながらカテーテルを使い血管内を治療する手術手技を指しています。

「IVR」には”非常に繊細な技術”が要求されるため、研修医にとって”練習量の確保”が重要となっています。

しかし、練習には特殊なシミュレーター機器が必要なことが問題点となり、研修医が学ぶにはハードルが高いことが課題となっていました。

そういった背景から、カテーテル血管内治療の手術手技が体験できる「HiVR(ハイブイアール)」が開発されています。

「HiVR」の特徴

「HiVR」では、手術室がVR空間にリアルに再現されているだけでなく、”人体を透明化して臓器を覗き込む”ことができるため、IVRに必要な細かな手技や機器の操作を練習することができます。

また、ステップ毎にトレーニングが可能なことから、初学者でも実際の臨床現場に近い環境で練習を行うことができるほか、VRならではの機能が実装されていることで、学生や研修医向けに高い教育支援効果が期待できます。

まとめ

ビーライズ社が、医師の臨床力を向上できる2種のVRシミュレーター「VR OSCE」と「HiVR」を今月17日より販売しています。

これらはすでに3つの大学で導入されており、2022年10月19日~21日に開催される第50回日本救急医学会総会・学術集会への出展も予定されています。

カテーテル血管内治療は医師の技量が明確に成否を左右するといわれている分野なので、このようなシミュレーターを活用し反復練習が可能なことは、医師と患者双方にとってメリットが感じられるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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