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PS4のファームウェアバージョン5.0ベータが公開 - VR Inside

PS4のファームウェアバージョン5.0ベータが公開

        2017/08/31

PlayStationロゴ

求人情報からPSVRのトラッキングを改善することを目指しているとされているソニーだが、同社が力を入れているのはVRだけではない。

ベータ版が公開されたPS4のファームウェアバージョン5.0(コードネーム:信長)にはPSVRで映画を見るためのバーチャルサラウンドといった機能も含まれてはいる。しかし、特に重視されているのはソーシャル要素・コミュニケーション機能のようだ。

新バージョンの追加機能

PSNのファミリー機能

ファームウェアバージョン5.0では、以下のような機能が追加・強化されている。

ファミリー向けのPSN機能強化

これまで、PSNで複数のアカウントを管理するにはアカウントを「マスタ」と「サブ」という形にしていた。

新たに追加されるファミリー向けの機能を使えば、よりフレキシブルにアカウントを管理することが可能だ。

ファミリー機能では一つのメインアカウントを決めるのではなく、複数のParent/Guardianアカウントを指定できる。家族に大人が複数いるなら、代表からParent/Guardian権限を得ることで子供のアカウントにペアレンタルコントロールを設定可能だ。

アカウント別ペアレンタルコントロール

さらに、ペアレンタルコントロールそのものも強化された。

従来のシステムでは、デバイスに対するペアレンタルコントロールは全てのアカウントに適用されてしまっていた。バージョン5.0では、アカウント毎にペアレンタルコントロールを設定できる。

年の離れた複数の子供がいる家庭や、保護者もゲーム機を共有している家庭では役に立つだろう。

フレンドのカスタムリスト

PSNのフレンドを管理する方法としてお気に入りリストがあったが、細かくリストを整理することはできなかった。

新たに追加されたカスタムリストを使えばゲームごとによくマルチプレイをするメンバーを整理しておき、まとめて招待することができるようになる。

ブロードキャスト関連の強化

ゲームプレイを配信するユーザの増加に応えるブロードキャスト関連の強化も行われる。

配信にコミュニティをリンクすることで、視聴者が簡単にコミュニティページにアクセスできるようになる。

また、PSVRでVRゲームをプレイしているときにも視聴者からのコメントを表示できるようになる。これにより、VRゲームを配信しながらリアルタイムに視聴者とのコミュニケーションを取ることが可能だ。

先日のリーク情報にも含まれていた、PS4 Pro専用の高品質配信も追加された。

通常のPS4よりも高性能なPS4 Proを使っているユーザ限定ではあるが、Twitchで1080p×60fpsの映像を配信することが可能になる。

通知・クイックメニューのアップデート

ゲーム中や映画の視聴中にもメッセージの到着を知らせてくれる通知機能は便利だが、映画に集中していると煩わしく感じることもある。

アップデートにより、映像の視聴中はポップアップ通知を無効化するというオプションが追加された。

さらに、通知の色(白または黒)を変更する機能やメッセージプレビューの非表示オプションも追加された。プレビューをオフにすると、通知には「メッセージの相手」と「メッセージが届いた」ことのみが表示される。

クイックメニューも強化され、ゲームのプレイを終了せずに通知の内容を確認できるようになっている。

バーチャルサラウンドへの対応

VRゲームだけでなく、DVDやブルーレイを見るためのデバイスとしても使えるPSVR。

シネマティックモードで映画を見るときに、ヘッドホンでのバーチャル7.1ch/5.1chサラウンドサウンドが利用できるようになった。

PSVRを使った映画鑑賞がさらに没入感の高いものになるアップデートだ。

コミュニケーションへの注力

Oculus Rooms

Gear VRで利用できるOculus Rooms

VRデバイスのメーカーは、いずれもVR空間でのコミュニケーションに力を入れている。

FacebookはOculus Rift専用のコミュニケーションアプリ『Spaces』のアップデートを頻繁に行っており、グループでボイスチャットが可能な『Parties』がRiftにも対応した。Riftには非対応のGear VR限定ながら『Oculus Rooms』も評価が高く、Rift対応が望まれているアプリだ。

ソニーが行ったアップデートでも、コミュニケーション関連機能の強化が目立つ。

PSNのフレンドを管理できるカスタムリストやフォロー機能、メッセージの通知に関する便利なオプション、そしてゲーム配信をサポートする映像の高品質化。

いずれも一人でゲームを遊ぶだけならば使わない機能だが、積極的にPSNを活用している配信者にとってはかゆいところに手が届くアップデートだ。

 

テレビゲームはマルチプレイや配信・チャットしながら遊ぶ娯楽になっていくのだろうか。これが高速回線の普及やゲーム機の高性能化が可能にした新しいゲームのスタイルなのかもしれない。

新しいファームウェアは現在ベータバージョンだが、数週間後には正式版となるだろう。

 

参照元サイト名:PlayStation Blog
URL://blog.us.playstation.com/2017/08/17/ps4s-system-software-5-00-beta-rolls-out-today-key-features-detailed/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。