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VR版ジャパニーズホラー「眠れぬ魂 RESTLESS SPIRIT」 リング・呪怨を越えるホラーになるか?

先日、4月17日にPSVR向けの最新ホラータイトル、「眠れぬ魂 RESTLESS SPIRIT」がリリースされました。

本作は、PSVRでは初となるゾンビやクリーチャーなどのホラーではなく、日本的な心霊モノの正真正銘、"ジャパニーズホラー"のタイトルとなっており、注目を集めています。

今回はそんなガチで怖いと期待されるVRホラーをホラーゲームが好きすぎて、感覚がマヒ、たいしたことでは驚かなくなってしまった筆者がプレイしてみました。

眠れぬ魂 RESTLESS SPIRITとは?

「眠れぬ魂RESTLESS SPIRIT」とは、株式会社wiseがお送りする「映画の再発明」をコンセプトに、映画を超える360度全方位からの情報量や視線移動といった、プレイヤーの行動を利用して展開する、全く新しい映像体験「インタラクティブシネマ」の第1弾です。

株式会社wiseは2014年に設立された比較的に新しい会社ですが、CMや映画、ゲームやアニメーション、イベントのプロジェクションマッピングまで幅広く制作に携わっており、その中には誰もが見たこともある製薬会社やシャンプーのCM、映画などがならびます。

「眠れぬ魂RESTLESS SPIRIT」は正に映像のプロ集団の作ったVRで加速する全く新しい映像体験なのです。

眠れぬ魂の遊び方

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眠れぬ魂では、映像体験であることに重きを置いています。

なので難解なコントローラー操作などはなく、VRの首を動かし、見るという簡単で限りなく自然な行為がそのまま操作として反映され、没入感が落ちることはありませんでした。

コントローラーはゲームを中断したいときのポーズメニューを呼び出すときのみに使用します。

2DのシネマとVRパートの使い分けが素晴らしい。

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前記したように、本作ではゲームというよりは映像体験であるということに重きを置いています。

なので、全編がVR映像で自由に操作できるというわけではなく、物語を進行させるパートではシネマティックモードのように、VR空間上に表示された2D映像を楽しむものになっています

VRのパートはホラー演出のシーンや物語の結末や展開を変える場面、プレイヤー自身がナラティブとしてゲームのお話をプレイヤー自身の視点で読み解く場面などに効果的に使用されます。

来るか来ないかのヒリヒリ感、正にJホラー!VRパートのホラー演出がヤバい!

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プレイしていた時に感じたのがVR演出の計算されたような作りの精密さです。

筆者が「バイオハザード7」等のゲームをVRやテレビ画面で遊んでいても怖いとあまり感じないのはプレイヤーの操作にある程度自由度があり、自分のペースで進めることが出来るからです。

本作の素晴らしいところは2DパートとVRパートの切り替えである程度プレイヤーの自由度を制限することで恐怖感を盛り上げるという点も大いにあります。

それに加えて、VRパートでは自由に見ることのできるインタラクティブな映像にもかからず、音や映像的な演出でプレイヤーの注意を反らし、プレイヤーはゲームを操作しているつもりになっていますが、いつの間にか映像や音の演出に注意をそらされることで、視界をゲームに操作されているような状態になっているのです。

そして、ここからがJホラーの真骨頂!!幽霊が来るか来ないかのヒリヒリ感を感じさせジワジワと恐怖を感じさせてくれます。

「幽霊がいる!と思って、振り向いたらいないと、安心したところで…うあああああああ」というJホラーのアレをVRで自分自身が体験することになるというわけです。

これが本当に怖かった…。「リング」や「らせん」、「呪怨」「着信アリ」などを彷彿とさせるJホラーの真骨頂を体感したい人は絶対「買い」です。

マルチエンディングのインタラクティブなホラーシネマ、結末はあなた次第!

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「眠れぬ魂RESTLESS SPIRIT」のもう一つの特徴はマルチエンディングのインタラクティブなホラー映画という点です。

ここでは、VRならではのインタラクティブに進行するホラー演出や、シーンの再生そして、一度のプレイではストーリーの全貌をつかむことが出来ず、プレイヤー自身の視点でVR映像の中に隠された物語を読み解くナラティブ性が活きています。

例えば、ゲームの中には隠された演出や選択肢があり、選択肢では片方を選択するとそのプレイではもう片方の映像を見ることが出来ません。

隠された演出は、プレイヤーが360度見回している間に見ているところとは別のところで起きているということがあるので、周回プレイを重ねてあらたな発見があるゲームだといえます。

ストーリーは王道Jホラー、怖くも最後は切ないトゥルーエンド…

最後までプレイして、バッドエンディングとトゥルーエンディングを見ることが出来ました。

トゥルーエンディングは、分岐する場面であることをするとトゥルーエンドに行ける様になるのですが、その「あること」は周回プレイで物語の全貌を理解していないとまぐれ以外では到底やらないであろうことなのですがその点も本作のストーリーとナラティブの両方の物語が同時に進行するVRならではの体験でした。

その「あること」は何なのか、ぜひプレイして確かめてみてください。

トゥルーエンドは何とも切なく、物悲しい怖かったのに気づけばウルウルしてしまうという。これも、Jホラーらしいものとなっていました。

1ch


フラッシュ黄金期にゲームや映像に魅せられ、趣味でバンドのミュージックビデオや映像を作成しながら音楽も作っていたりしています。 芸術、文化、社会的な側面からVRという新媒体を見守り、新しい情報やゲームを紹介していきます。

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