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VR卓球ゲーム『Racket Fury』が早期アクセス開始まで一週間

HTC Vive用VRゲーム『Racket Fury』が28日にSteamで早期アクセスを開始する。現実の物理法則を再現したリアルな卓球体験にこだわった作品で、現在はクローズドベータテストを実施してバグの修正や機能の追加が進められている。

Racket Fury

卓球でロボットが対戦する

ゲームパッドではなくハンドトラッキングコントローラーを使い、実際に身体を動かすことでキャラクターを操作するVRゲームはスポーツジャンルとの相性が良い。

特にテニスや卓球といった手に持ったラケットを振るスポーツはコントローラーを振ることでリアルな操作が可能となるので、多くのゲームがこれらのスポーツをテーマとしている。

7月28日にSteamで早期アクセスが開始される『Racket Fury』も卓球をテーマとしたVRゲームだが、他の卓球ゲームとは少々異なる味付けがなされた作品だ。

Racket Fury

Racket Furyは7月6日からクローズドベータテストを行っている卓球をテーマとしたVRゲームで、7月28日にSteamで早期アクセスを開始する予定となっている。

対応デバイスはHTC Viveのみだが、将来的にはPSVRでのリリースを目指しているという。

背景設定

Racket Furyでは、プレイヤーも対戦相手も人間の卓球選手ではなくロボットだ。しかも、それぞれが個性的なキャラクターを持っている。

スポーツをテーマとしたゲームでは特にストーリーが設定されていないこともあるが、Racket FuryにはSFチックな背景が設定されており、Steamのストアページでも確認できる。

作品の舞台となるのはCrown Galaxyで、キャラクターたちはロボットだ。彼らは多くのZen(ロボット種族)が犠牲となった全面戦争の後、平和を維持する方法として卓球の大会を行うようになったという。

バリエーション豊かなAI

シングルプレイヤーモードでは、プレイヤーが16人の強力な選手に挑戦するZenになる。

対戦相手は4つのロボット種族(Zen、Rob、Knox、Mad)による能力差に加えてAIの好みが異なり、16人それぞれがユニークなプレイスタイルを持つという。

モーションキャプチャー

Racket Furyで卓球をするのは人間ではなくZenだが、その動きをリアルなものにするために人間の動きをモーションキャプチャーで捉えてアニメーションを作成している。

しかも、モーションキャプチャーに協力しているのはプロの卓球選手だという。

リアルな物理演算

Racket Furyではボールの動きをゲームとして簡略化するのではなく、本物に近い卓球体験ができるようにシミュレーションに力を入れている。

ゲーム内の物理法則は現実の物理法則を反映したものになっており、ユーザの動きに反応するリアルな体験が可能だ。

機能の追加

相手のショット

当初Racket Furyは4月に早期アクセスを開始する予定だったが、3ヶ月の遅れが発生してしまっている。だが、その分シミュレーションの改善や機能の追加によって品質を高めることができたようだ。

機能の追加

クローズドベータテストを行っている現在、対戦相手の数は16人となっている。また、選べる会場は3種類だ。

これらの数は正式リリースまでに増加する予定がある。対戦相手は2倍になり、アリーナの種類も増える。

マルチプレイヤーモードはクイックマッチしかない状態だが、ランクマッチも追加される予定だ。

重ねられる更新

クローズドベータテスト期間中にも更新が続けられている。7月21日のリリース予定からさらに1週間の延期が行われたが、つい最近もいくつかのバグ修正や機能の追加が行われた。

修正の多くが高度なシミュレーションを活かすためのものだ。

Racket Furyは物理法則の再現やモーションキャプチャーを使った動作の取り込みによる「リアルな卓球体験」をウリにするゲームだが、アルファ版の動画を見ると派手なエフェクトのためにリアルさが損なわれているように感じられる。

アップデートでボールの軌跡・回転を示すエフェクトやテーブルにぶつかったときに表示されるエフェクトの表示・非表示を切り替える機能が追加された。これにより、「卓球のテレビゲーム」ではなく「卓球シミュレーター」として遊びやすくなるだろう。

また、エフェクトはあくまでも視覚効果だけで、ボールの軌道に影響を与えていることはないという。動作自体は「100%純粋なシミュレーション」だとされている。

テスターから要望があったという利き手の変更機能も用意された。これまでは常に右手でラケットを握っていたが、これで左利きのプレイヤーも安心だ。

動画では同じセリフばかりを喋る実況が入るが、この機能もオフにすることができるという。さらに、フルリリース時には改善される予定になっているそうなので解説のパターン自体も現在より多くなって繰り返しが減りそうだ。

 

VRゲームのリリースが延期されるのは珍しいことではなく、延期することで質の高い作品になる例もある。

Racket Furyでもボールがラケットをすり抜けるといった多くの重大なバグが修正され、ユーザの要望に応じた機能も追加されている。

早期アクセス開始時からレベルの高い作品になっていることが期待できそうだ。

 

参照元サイト名:Road To VR
URL:https://www.roadtovr.com/racket-fury-bringing-amped-ping-pong-early-access-week/

参照元サイト名:Steam
URL:http://store.steampowered.com/app/555050/Racket_Fury_Table_Tennis_VR/

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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