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名作「Raw Data」がOculusに移植決定!VR人気を牽引する面白さの秘密に迫る

HTC VIVE向けに発売されVR人気を牽引する3Dアクション「RAW DATA」。Oculus RIFTに対応した記念にその面白さ・魅力・独自性について徹底紹介します。

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近未来を舞台にしたサイバーパンクな世界観、忍者、日本刀、銃撃…。
爽快感溢れるHTC VIVEの名作VRアクション「Raw Data」がOculusに移植決定した。

スター・ウォーズのようなチャンバラも、西部劇のような銃撃もスタイリッシュに楽しめる。その没入感ある操作性、ゲームとしての爽快感は全世界で高く評価されている。

本作は発売後1ヶ月で100万ドル(1億円)もの売上を達成したモンスターVRゲームだ。
今日はVRゲームの中でもひときわ人気、そして完成度が高い「Raw Data」を特集し、その面白さ、新規性、独自性を探ってみたい。

RAW DATE-Steam Store
http://store.steampowered.com/app/436320

RAW DATEとは?

「Raw Data」は、銃もしくは剣でロボットを殲滅していく一人称視点の3Dアクション。
価格は3980円。

2271年の「ネオ新宿」を舞台に、日本刀と銃、2つの武器を使いこなすキャラクターを選び、巨大企業「エデン」の秘密を暴くレジスタンスとなって、「エデン・タワー」と呼ばれる施設に侵入し、防衛ロボと戦っていく。

Steam Storeのレビューでも1,175件中1,017件までが好評となっており、ミニゲームレベルの作品も多いOculus、VIVEのVRゲームの中でもひときわ注目・人気を集めるタイトルとなっている。

また、現在はマルチプレイ(オンライン協力プレイ)も実装。海外のユーザーとプレイし、その自由度の高いアクションでハイタッチをしたりと賑やかなプレイが楽しまれている模様だ笑。

RAW DATEの人気の秘訣

RAW DATEの特徴はなんといってもその没入感の高い操作性と、アクションゲームとしての爽快感の強さにある。

まずはHTC Viveの特徴である、ルームスケールでのトラッキング機能を活用した操作性から説明したい。

銃をリロードする際は、両手のトリガーを使い、マガジンをポケットから抜き取りリロードする動作を体を動かして行う。

忍者が刀を使う時は、背中に手を伸ばし、抜き取るジェスチャーで抜刀が行われる。

これらの動作は初見でプレイすると驚愕すると思う。
超性能の忍者やガンマンといったスーパーヒーローになりきれるのだ。

子供の頃の夢が叶う。興奮してしまうのは筆者だけではないだろう。

また、多くのVRゲームと違い、手先だけではなく肘の近くまで自身が描画されているところ。
これにより没入感が従来のゲームより向上している。

また、性能、操作性がまったく異なるキャラクターがいるのも本作の強い特徴。

「スター・ウォーズ」のライトセーバーよろしく、発光する電磁刀を扱うサイボーグ忍者の「サイジャ」、銃を使って戦うガンマンの「ビショップ」、双方のキャラ性能の対比が非常に明確だ。

近距離戦でカタナ・アクションを楽しめる忍者は「鬼武者」「無双シリーズ」といったアクションを踏襲した爽快感をVRで楽しめるし、ガンマンであるビショップは「デビルメイクライ」「ベヨネッタ」といったガン・アクションやFPSの気持ちよさを踏襲している。

 

どちらかが極端に強い、ということのない一長一短の性能もよい。(ビショップの方が遠距離で戦えるため、序盤は有利だろう)

これにより、お互いに操作性が完全に別であり、退屈させないゲームバランスとなっている。

 

ゲームを進めると強力なスキルを覚える「成長性」もユーザーを飽きさせない要素だ。

ゲームを繰り返しプレイすることによって、日本刀では衝撃波による範囲攻撃ができたり、拳銃では二丁拳銃やチャージショットなど、強力なスキルを覚えることにより爽快感が増していく。

無論、近未来の世界観を再現したグラフィックも水準を超えている。

RAW DATEから学ぶべきポイント

「メタルギアソリッド」「デビルメイクライ」「鬼武者」「三國無双」シリーズ…。
これらの名作3Dアクションを、VRでプレイしたらどんな爽快感があるだろうか?

本作にはその回答があるような気がする。多数の敵を迎え撃つ「一騎当千」、映画さながらのガンシューティングや刀を使ったチャンバラアクション。まるでスター・ウォーズのジェダイの騎士のようなプレイもできる。それらをすべて、自分の身体を使った動作で行えるのが大きな魅力だ。

 

銃撃と剣劇、両極端なゲーム性を楽しめるのも、一粒で二度美味しい。価格以上の体験を提供してくれると筆者は約束する。

武器がない場合もパンチが出来たり、物を掴む、といった一連のアクションの豊富さもリアリティを演出するのに一役買っている。多彩な動作には慣れが必要だが、使いこなしたときの爽快感は非常に強い。

また、移動方式は「ワープ移動」を採用している。
通常、スライド移動と違い、若干ではあるが没入感を損ない、操作には慣れが必要な仕様だが、VR酔いを起こしづらいというメリットがある。

また、このサイバーな世界観にはワープ移動がマッチしているし、移動にも攻撃・回避の役割が分担され、移動するのにゲージを消費するため、闇雲で不自然な移動はできないよう考慮されている。

VRシューティングでは自分の位置が固定され、移動できないゲームも多い中、戦うフィールドが広大なのは嬉しい仕様だろう。

日本語化対応の可能性は?

多くのSteamゲーム、VRゲームの普及を阻んでいるのが言語の壁であるが、Raw Dataが日本語化される可能性はあるのだろうか。

正直、海外製のVRゲームには操作方法すらわかりづらく、つまづくゲームも多い。
そのせいもあって、敬遠しているユーザーもいるのではないだろうか。

これほどの人気でありながら、未だに早期アクセスゲームとなっており、対応言語も英語のみ。だが、丁寧なチュートリアルも存在し、3モードの操作方法が実装されていたりと、

バージョンアップとともにキャラクターなどの追加が行われていくそうだ。

今後のアップデートでは是非日本語化に期待したい。

まとめ

「Raw Data」の新規性はVRゲームとして、トラッキングをフルに使った操作性にある。だが、本作がここまで評価されたのは、従来のコンシューマで人気を博したアクションゲームの爽快感やボリュームをきちんと踏襲した完成度にあると言えるだろう。

今後も、Oculus Riftや、VIVEのハンドコントローラー機能をフルに使ったゲームが出てくることを望む。余談だが、本作をプレイする際は、手の振り回す範囲に特に注意しよう。

特にニンジャでカタナ・コンバットを熱中していたら、部屋の壁などに本気でぶつけてしまい、痛い思いをした。無論ゲームに罪はないのだが…。

Raw Data システム要件

最低 推奨
OS Windows 10 Windows 10
プロセッサー Intel i5-4590 Intel i7-4770
メモリー 8 GB RAM 16 GB RAM
グラフィック NVIDIA GeForce GTX 970 NVIDIA GeForce GTX 980 Ti
DirectX Version 11 Version 12
ネットワーク ブロードバンドインターネット接続
ストレージ 10 GB 利用可能
プレイエリア 立位 ルームスケール

     

     

Takanomerde


1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。