VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

誰もが世界のクリエイターになれるVRソーシャルアプリ「Sansar」クリエイターベータ版リリース

2017/08/01 11:09

    Linden Labは、VRソーシャルアプリ「Sansar」のクリエイターベータ版のリリースを発表した。

    Sansarとは?

    Sansarについては、本メディア2017年3月8日の記事において、ティザー動画を紹介するともにその概要を報じた。

    Sansarとは、「クリエイターによるクリエイターのためのVRソーシャルアプリ」と表現できる。同アプリが多数存在するVRソーシャルアプリと一線を画しているところは、バーチャル世界の創造=クリエイトを重視している点だ。

    VRソーシャルアプリと言えば、「Facebook Spaces」がそうであるように、ユーザーが他のユーザーと交流するバーチャル空間が用意されていて、その空間で時間を過ごすというのが典型的なシステムとなっている。

    対してSansarのプレイは、バーチャル空間での交流よりも、バーチャル空間自体をユーザーの意の赴くままに創造していくことが基本となる。ユーザー同士の交流も、この創造されたバーチャル世界を介したものとなるのだ。

    ついに扉が開かれた「Sansar」

    以上のようなVRソーシャルアプリ「Sansar」のクリエイターベータ版が、ついにリリースされた。

    以下では、同アプリを開発しているLinden Labが発表したプレスリリースの一部を抜粋して引用する。

    2017年7月31日、世界をリードするVRプラットフォームであるSansarのクリエイターベータ版がユーザーのみなさんに開放されます。

    Sansarは個人、コミュニティ、学校、スタジオ、企業、ブランド、そしてその他諸々のモノを強化し、そうしたすべてのモノを創造し、シェアし、販売することもできる究極のVRソーシャル体験をユーザーに届けます。そんなSansarは、HTC VIVE、Oculus Rift、Windows PCで楽しむことができます

    Sansarを開発したのは、画期的なバーチャル世界「Second Life」を開発した企業でもあるLinden Labです。Sansarは、すべてのユーザーがクリエイターになれることを目指して、いちから作り上げた新しいブランド・プラットフォームです。

    Sansarのオープンに際しては、ユーザーに何百ものVR体験を約束する「Atlas」ディレクトリーを用意しました。Atlasには、マルチプレイゲーム、史跡やランドマークを再創造したもの、アート作品、映画館、美術館、ストーリーを体験できるもの、幻想的な密林、360°動画、SF的なビジュアルのラウンジといったものがあります。

    クリエイターベータ版に先立つプレビュー版に招待されていたクリエイターは、何百ものパブリックおよびプライベートな体験にもとづいて世界を創造し、クリエイターベータ版の公開時には、そうして創造された多くのバーチャル世界を楽しめるのです。

    プレスリリースに言及されているように、このほど公開されたクリエイターベータ版に先立って、ユーザー申請が必要だったプレビュー版が存在した。プレビュー版に招待されたクリエイターは、一般公開に先立ってSansarの世界を創造していたため、一般公開時にはすでに豊富なアイテムが揃っているのだ。

    本メディアでプレビュー版について報じたのが2016年9月6日だったので、Linden Labがいかに用意周到に同アプリの一般公開を準備していたかがうかがえる。

    「Atlas」とは

    プレスリリースで言及されている「Atlas」とは、簡単に言えば、すでに用意されたSansar内のバーチャルコンテンツである。その多くはプレビュー版に参加したクリエイターが制作したものだが、手の込んだVRオブジェクトだけではなく、インタラクティブなゲームコンテンツも存在する。

    Sansar公式サイトには、以上のようなAtlasを集めたページがある(以下の画像参照)。

    新規ユーザーは、まずこのAtlasにアクセスするだけでも、多くの時間を楽しめるだろう。

    ストアも完備

    本メディア2017年3月8日付の記事では、同アプリにストアが用意されることも報じていた。

    Sansar公式サイトには、予告されていた「Sansar Store」がすでにオープンしている(下の動画参照)。

    同ストアには、同アプリ内でユーザーの分身となるアバターの衣装や髪形をはじめ、家屋や家具、さらには効果音や特定の機能を実行するプログラムまで販売されている。この豊富なストアのおかげで、モデリングやプログラミングに精通していないユーザーでも、望みのアイテムが入手できるだろう。

    ストアではアイテムの購入だけではなく、制作したアイテムの販売もできるようになっている。そして、ストアでの売買はリアル・マネーが使われる。それゆえ、同アプリのプレイで収益を上げることも可能なのだ。

    以上のようにプレイの自由度では群を抜くVRソーシャルアプリ「Sansar」のプレイは、同アプリ公式サイトよりユーザー登録することで始められる。同アプリは、PCでもプレイ可能なので、もしかしたらVR市場において初めて「メインストリーム」なVRソーシャルアプリになるかも知れない。

    VRソーシャルアプリ「Sansar」のクリエイターベータ版のリリースを発表したLinden Labのプレスリリース
    https://www.lindenlab.com/releases/sansar-creator-beta-opens#

    Sansar公式サイト
    https://www.sansar.com/

    VRInside~VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア~


    VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連した最新情報を配信します。

    最新ニュースを読む