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見上げれば等身大ゴジラ!?”「シン・ゴジラ」スペシャルデモコンテンツ for PlayStation VR”特別先行体験会&記念トークショー潜入レポート!

2016/08/04 18:30

2016年8月3日、東宝株式会社とソニー・インタラクティブエンタテインメントのコラボイベント “『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation®VR”をひと足先に体験してきました。

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今回多数の応募者の中から運良く抽選されたゴジラファンの方々とメディア関連の人間が集まる会場では、「シン・ゴジラ」監督・特技監督の樋口真嗣さん、プロデューサーの佐藤嘉洋さんがゴジラのテーマソングとともに登場し大いに盛り上がりを見せた。

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樋口監督と佐藤プロデューサー(東宝)が明かす『シン・ゴジラ』の驚きの裏側

・キャスティングについて
伝統芸能の持っているポテンシャルをゴジラに流し込みたいという思いから、樋口監督自らオファーしキャスティングした狂言師の野村萬斎さんの演技をゴジラが乗り移ったようだったと大絶賛。

・ゴジラのデザインについて
人が入るというデザインじたいの考え方をなくして作っていきたいということと、1954年に封切られた初代ゴジラを意識し制作していきたいという意向があった。2作目以降の作品はゴジラVS○○といったシリーズのように戦うゴジラであったが第一作目の初代ゴジラは街を壊すだけの地震や雷のように「天災」に近い存在の「怪獣」である。

・作品のこだわりについて
セリフのリアリティもさることながらセットに対しても徹底した本物思考でのぞみ、とにかくリアリティを追求したとのこと。
総監督の庵野氏は少しでも作り物が映像に映り込めばそのシーンは使わないほどのこだわりぶりだった。

・公開後の反響について
この一週間の感触としてはロケハンをしたり本づくりをしたりいろんな調べ物をする過程を映画を見た人もわかっていてくれてるよう。リアルタイム検索などで顧客の反響を見るとゴジラが誕生した当時の熱気みたいなものを顧客も感じてくれていて、製作者側が目指しているものを追体験をしてくれているようで非常に嬉しいと手応えを語った。

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映画コンテンツをVRコンテンツへ。PSVRのゲーム以外の可能性

イベント中盤にさしかかり、ソニーインタラクティブエンタテイメントジャパンアジアの秋山堅成さんも参加し今回のスペシャルデモコンテンツについてのインタビューへ。
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デモコンテンツをPSVRで発表することになった経緯について

秋山氏:PS VRを東宝さんに体験していただく機会があり、その際に『ゴジラを拡張して、もっと面白い表現ができるんじゃないか』というお話を頂き、話題のPSVRに世界的に有名なゴジラが来るとう喜びとともに両者で最高のコンテツを作ろうということで始まりました。

シン・ゴジラのように映画のコンテンツがVRコンテンツとして描かれるのは映画業界としてどのような意義があると思うか

佐藤氏:正直脅威に感じています、映画は見せたいものを見せていくものだが、VRは体感でき見たいものを見られる。
映画とVRでは立場は違うが同じコンテンツでやった場合のVRでの表現の広がりはお互いに相乗効果がある一方でライバルでもあると思っています、また今回のように映画コンテンツをVRへという挑戦は意味のあるものだと思います。

樋口氏:映画を作るうえでの重要な要素としてどういうアングルで映像を見せていくのか?ということと、カットを割り複数の絵を繋げて見せていくことで視聴者に印象づけていくというところがあるのだが、その2つがVRに奪われる。
VRにはアングルもなくコンテンツそのものが空間になるのでそういった意味でいうと映画では絶対できないものがVRにはでき、逆に映画にできることがVRにはできない、そこが面白いところでもある。

やはりVRはFPSのようなゲーム的なものをどれだけ拡張できるかだと思う、またアンリアルエンジンなどに代表されるVRゲーム制作の技術も映画づくりに取り込みたいと思う。

PSVRをゲーム以外でも楽しむという可能性について秋山さんへの質問

秋山氏:今回のシン・ゴジラでもそうですが、いろんなところに自分が入ってしまうかのような体験は新しい表現方法だと思うんですね。ドラマ、テレビ番組、アーティストとのコラボなどいろんなところからでてきますが、やはりゲームではできない表現も当然あります。
実写やCGもそうですがその場にいるという感覚、行ったことがないところに行けてしまうというような体験がVRでは表現できるのでやはりゲーム以外の分野でも可能性は広がっていくと思います。

平面ではなくなった映像表現とこだわり

秋山氏:「ゴジラ史上最大の大きさ」をVRで拡張、表現しようというところを目指しました。そこを徹底的に突き詰めるためにゴジラとの距離感と、ゴジラの足音や周りのいろんな音にこだわり臨場感が出るようしました。それに加え映像表現としてゴジラの迫力を出すためにありとあらゆるいろんなところを突き詰め調整しました。

佐藤氏:映画だとゴジラをワンフレームに入れることは相当難しいのですが、VRなら自分の動きでゴジラの大きさと迫力を体感できるのは非常に大きいと思います。

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イベントの終盤には、PSVRを樋口監督が実際に体験することに。

「あ~!あつっ あつい」と大興奮の樋口監督は、率直に「欲しい!」と満足げな様子であった。

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シリーズ最大!118.5メートルのゴジラをVRで体験

映画「シン・ゴジラ」で使わているCGを使ってPSVR向けにデモコンテンツを制作しており迫力満点である。

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地響きとともに迫るゴジラの圧倒的な迫力に体験者たちも樋口監督のように仰け反りよけていた。
デモコンテンツも素晴らしかったので「シン・ゴジラ」を見に筆者も映画館に行こうと思う。

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都内近郊でVRの取材を行うフリーのライター。 フリーライターになる以前は飲食店経営をしていた異色の経歴の持ち主。

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