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Snapchatに新しいレンズが追加。AR的な表現が簡単に実現することに

2017/04/25 16:45

アプリメーカーSnapは、2017年4月18日、新タイプのレンズをリリースした。

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同社公式サイトのニュースページによれば、このほどカメラアプリSnapchatにAR的な表現が簡単にできる新タイプのレンズが追加された。

同レンズを使うには、同アプリ起動後、背面カメラ起動中にカメラ画面をタップすると、画面下方に新タイプのレンズの種類を選ぶアイコンが表示される。そのアイコンのなかから任意のものを選ぶと、カメラ画面に多数の3Dオブジェクトが表示されるようになる。

この3Dオブジェクトは静止したものではなく、絶えず動いているので、カメラの撮影タイミングを変えれば、様々なAR的な演出がされた画像が出来上がる。また、動画撮影すれば、動いている3Dオブジェクトの様子がそのまま動画に写っていることになる。

選択できるカメラレンズには、虹が合成されるもの、花が合成されるものなどがある(下の動画を参照)。

ハイエンドなARデバイスとしては、すでにHololensがリリースされているが、同デバイスには未だ製品版がないので、現時点でのAR体験の入り口はスマホである。そんななか、SnapchatはポケモンGOとともにスマホで気軽に楽しめるARカメラアプリとして好評を博している。

もっとも、今年中に新たなAR体験が提供される可能性がある。本メディアでも以前に報じたように、次期iPhoneにAR機能が実装されるかも知れないのだ。

iPhone本体にAR機能が実装されるようになると、iOSに対応したARアプリが爆発的に開発されるようになるだろう。というのも、アプリ開発者は標準実装されたAR機能をアプリの機能の一部として組み込むことができるようになるからだ。

かりに次期iPhoneに実装されるAR機能がカメラに関連するものであるならば、そのAR機能をSnapchatが利用する可能性が高い。今年中にも、同アプリの大型アップデートがあるかも知れない。

ARグラス「Spectacles」

同社は今年、ARグラス「Spectacles」のオンライン販売を開始。

た同社が昨年10月に同グラスを発表したときは、販売はアメリカ・ロサンゼルスをはじめとした各所で専用の自動販売機による販売という奇抜なマーケティングを展開したが、現在はオンライン販売が始まっている。

同グラスは、メガネの右側にカメラが実装されており、撮影ボタンをタップすると画像か10秒の動画が撮影できる。動画撮影中は、カメラ左側にあるライトが点灯する。

撮影した画像または動画は、Snapchatと連動しており、同アプリを使って加工・シェアできる。

同グラスを購入すると、グラスケースと充電ケーブルが付属し、充電はグラスケース収納時に行われる。グラスケースの色は同社を象徴する黄色のみだが、グラスの色は赤、黒、青から選ぶことができる。

以上のような「Spectacles」は$129.99(約¥15,000)で購入することができるのだが、現時点ではアメリカ限定となっている。

ARグラス「Spectacles」公式販売サイト
https://www.spectacles.com/

その他のARグラス

ARグラスと言えば、AppleがARグラスを開発中か?という報道が出て話題になったが、現在既に販売されているARグラスは多い。

主に両手による作業が求められる工事現場等で使われており、工業用ARグラスのアメリカ市場の実に50%を占めている人気モデル「R-7」の派生モデルである「R-7HL」や、サムスンの既存のディスプレイと連携するARグラス「Monitorless」、「R-7」シリーズを手掛けるODG制作のHololensを意識したARグラス「R8」「R9」など、非常に多岐にわたる。

「Spectacles」のようなエンタメ系ARグラスから防塵性、耐火性等を強化したさらに危険な現場にも対応した工業向けARグラスまで、幅広いARグラスが既に販売されている。ただ、日本未発売のものが多く、海外から直で購入する他、今の所は買う手立てがないのが現状だ。

ただ、今後は日本にも入ってくることが予想されるので、その際は追ってご紹介しようと思う。

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新タイプのレンズをリリースしたことを報じるSnapのニュースページ
https://www.snap.com/ja-JP/news/

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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