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『Star Trek: Bridge Crew』の特別ミッションがIMAXのVRセンターに登場

Star Trek: Bridge Crew

VRで宇宙船の乗組員を体験

家庭用のVRデバイスで遊べるVRゲームでも、クオリティが高くて長く楽しめるような作品が増えてきている。その一例がHTC Vive/Oculus Riftに対応したPC版とPSVR版の販売されている『Star Trek: Bridge Crew』だ。

開発元のUbisoftもその人気の高さを認識しており、このVRゲームの特別版を開発したことを発表した。しかし、特別版は家庭のパソコンやPS4ではなく商業施設向けのコンテンツとなっている。IMAX VRセンターでのみ利用可能だ。

まずはロサンゼルスのIMAX VRセンターでプレイ可能となり、次いでニューヨークや上海のセンターにも拡大する予定だという。その後は全世界のIMAX VRセンターへと遊べる施設を増やしていく計画だ。

Star Trek: Bridge Crew

Star Trek: Bridge Crewは、Ubisoftが開発を行ったPC/PSVR用VRゲームだ。人気SFドラマスタートレックの世界をVRで体験できることが最大のセールスポイントだが、魅力はドラマの世界に入り込めることだけではない。SF好きや協力ゲーム好きであれば、原作スタートレックをきちんと見たことがなくても楽しめるだろう。

VRでのCo-opゲーム

RPGのレベリングやレアアイテムの収集、あるいは繰り返しの練習が必要なリズムゲームなど、一人で長時間やり込めるゲームジャンルも存在する。しかし、VRゲームにはまだそうしたプレイスタイルに適したゲームが少ない。多くのゲームはあまりコンテンツが豊富ではなく、中毒性が高く数百時間~数千時間も遊べるようなゲームはまだ存在しない。

人気のVRゲーム(あるいは非VRゲーム)で頻繁に見られる要素が、他のプレイヤーとの協力や対戦が可能なマルチプレイ要素だ。非同期で他のプレイヤーが育てたキャラクターを借りられるようなゆるいものからリアルタイムに実力を競い合うものまで、様々なマルチプレイ要素のあるゲームが作られている。

自分以外のプレイヤーという予測不可能なものがゲームに加わることで、プレイの度に異なる展開となる。また、仲間と協力して強敵を倒すのは楽しい。対戦で他のプレイヤーに勝ちたいというのは、ゲームを続けるモチベーションになる。マルチプレイのこうした性質は、長時間プレイヤーを夢中にさせることに繋がる。

Star Trek: Bridge Crewでは、最大4人のプレイヤーが協力して1隻の宇宙船を動かす。それぞれに司令官や操舵手といった役割があるため、誰か一人でも欠ければミッションの達成は難しくなる。連携が上手く行ったときの快感、ミッションに失敗したときの悔しさが繰り返しのプレイを促すだろう。

大ボリューム

いくらプレイしていて楽しいゲームであっても、延々と同じことを繰り返していれば飽きてきてしまう。ストーリーが一本道のゲームや最適な解法が存在するゲームのリプレイ性は低い。

多くのVRゲームは数時間~十数時間程度のプレイで一通りクリアできてしまうが、Star Trek: Bridge Crewは40時間以上遊べるという作品だ。ストーリーモードだけでなく、ランダムに生成されるミッションに挑戦するモードが用意されているので飽きずに長く楽しめるはずだ。

リアルなブリッジ

宇宙船を操作するゲームというとシューティングゲームをイメージされるかもしれないが、Star Trek: Bridge Crewは単なるシューティングゲームではない。

移動には操舵手による正確な操作が必要であり、敵を攻撃するときには丁寧にコンピュータを操作して狙いを付けなくてはならない。まさにSFドラマの宇宙船ブリッジそのものの世界が展開する。宇宙好きだけでなく、海戦ものの司令部にロマンを感じるようなプレイヤーにもおすすめだ。

IMAX VRセンターでスタートレックの世界へ

家庭では得られないクオリティを提供する

家庭では得られないクオリティを提供するIMAX VRセンター

家庭で利用できるPC版・PSVR版のStar Trek: Bridge Crewも十分高品質なグラフィックの作品だ。

インディーズゲームと違って価格も高いが、現在販売されているゲームの中では『バイオハザード7』などと並んでトップクラスの美しさと言えるだろう。急な動きが少ないゲームの性質上VR酔いもほぼ発生せず、それでいて高い没入感を実現している。

よりリアルな協力体験へ

IMAXのVRセンターは、特別なVRデバイスを使っているわけではない。使用しているのはHTC Viveなので、ゲームの品質そのものは家庭用のものと同じか、あまり変化がないと思われる。

しかし、IMAX VRセンターではローカルマルチプレイが可能な点が家庭とは異なる。

家庭でStar Trek: Bridge Crewをプレイする場合、一緒に戦ってくれる乗組員はインターネット経由で繋がったプレイヤーだ。だが、IMAX VRセンターでは2人から4人のプレイヤーが一緒にブリッジに入ることができる。

VRセンターのブースがそのままブリッジになるのだ。

体験詳細

オリジナルミッションを体験するには、予約が必須となっている。通常30分ごとに予約枠が1枠用意されており、最低2人からプレイが可能だ。

料金は1人あたり15ドル(1,700円)となっている。VRヘッドセットを所有していないスタートレックファンはもちろん、値段の高さにStar Trek: Bridge Crewの購入を躊躇しているというVRユーザが体験版として試してみることもできるだろう。

 

ボリュームがあって内容も複雑なことから、日本語に対応していないことが日本のプレイヤーが増えない理由になっていると思われるStar Trek: Bridge Crew。IMAX VRセンターで体験できるのはオリジナルミッションだけなので、このアーケード版の世界展開からローカライズが進むことも考えられる。

 

参照元サイト:IMAX VR
参照元サイト:Road To VR

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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