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Steamで自作のVRゲームを販売する方法・メリットは?

2017/12/31 18:00

PCのVRゲームを購入する際には、Oculus RiftであればOculus Store、HTC VIVEであればVIVE PORTという専用の配信プラットフォームがありますが、これら両方の機種に対応したVRゲームを数多く配信しているのがSteamというPCゲームの配信プラットフォームです。今回はあえてOculus StoreやVIVE PORTでなく「Steam」でゲームをリリースするメリットと販売方法を紹介したいと思います。

VRゲームも多数配信ゲーム配信プラットフォームのSteam


PCゲームの事ならお任せアレといわんばかりの「Steam」創設者のゲイブ・ニューウェル氏

そもそも、「Steam」とはどのようなものなのでしょうか。「Steam」とは「Half-Life」や「Left 4 Dead」、「Dota 2」、「portal」など様々な名作ゲームシリーズやタイトルを生み出したゲーム会社「Valve Corporation」が運営するゲーム配信プラットフォームです。

「Valve Corporation」は1996年に元マイクロソフト社員であったゲイブ・ニューウェルとマイク・ハリントンにより設立され、その後2002年に「Steam」の開発が始まったといわれ、2004年に自社のゲームソフト「ハーフライフ2」が配信されこれが、現在でも続いているオンラインでのゲーム配信およびダウンロード販売の先駆けとなります。2017年現在では、SteamVRというVRプラットフォームと統合したり、ゲーム販売のみならずSNS機能やゲームディペロッパーとユーザーがつながることが出来るコミュニティハブの機能などが統合し、ゲームタイトル数もVRゲームだけでも5万本を超えるタイトルが配信されています。

SNS機能が統合されているということもあり、ゲーム販売のみでなくゲームのコミュニティーとしても大きな意味合いを持っていて、現在Steamで配信中の人気タイトル「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」では同時接続数が150万人を記録したことでも話題になっています。その接続数からもSteamがいかに急速な成長をみせいているプラットフォームかという事がわかります。

Steamにゲームをリリースする方法・リリースまでの流れ

ここからは自作のVRゲームを「Steam」でリリースする方法を紹介したいと思います。Steamで自作のVRゲームやPCゲームをリリースする場合以前までは『Steam Greenlight』というサービスが利用可能でした。こちらでは、Steamでリリースしたいディペロッパーやパブリッシャーの為に提供されていたサービスで、Steamでゲームを販売したい会社がデモやトレイラーをコミュニティー内で投稿し、Steamの一般ユーザーがそのゲームが好きかどうかで投票、一定の投票数が得られれば晴れてSteamで販売できるというものでした。しかしこの『Steam Greenlight』は2017年に廃止、それに代わって『Steam Direct』というサービスが開始されました。

『Steam Direct』とは

『Steam Direct』は、先ほど紹介した、『Steam Greenlight』の廃止と共に提供開始されたディペロッパー・パブリッシャー向けの新たなサービスで、『Steam Greenlight』と違いSteamの一般ユーザーからの投票をせずに誰でも直接Steamを運営するValve社にデジタル書類とSteam で対応している支払方法で、アプリ前払料金 11,345円を支払うだけで販売が可能です。以下では簡単な販売までの手順を紹介していきます。

『Steam Direct』を使ったゲーム販売までの手順

1.Steamworks アカウントの設定

最初のステップは Steamworks パートナーになるためのサインアップです。アカウントの作成完了後、弊社で銀行、税金、会社に関する情報の本人特定が完了すると、アカウントにユーザーを追加し、最初の製品やアプリケーションのセットアップを開始できるようになります。

2.Steamworks SDK のダウンロード

登録プロセスが完了したら、Steamworks SDK をダウンロードしてください。製品を制作し、Steam にアップロードするために必要なスクリプトやテンプレートがすべて含まれています。

Steamworks SDK の最新バージョンはここからダウンロードできます。SDK に関する詳細は Steamworks SDK のドキュメントを参照してください。

3.Steam ビルド & デポの作成

Steam からアプリケーションを配信するためには、ビルドをアップロードし、いくつかの設定を行う必要があります。このプロセスに関する詳細は Steam へアップロードする を参照してください。ビルドの作成とアプリケーションのテストを行う時期は自由に決めてください。

4.Steamworks の機能の設定

Steamworks のどの機能をどの程度使用するかは自由に決めることができます。詳細は 機能 をご覧ください。

5.ストアページの作成と価格決定

アプリケーションの開発に向けて取り組む一方で、ゲームやソフトウェアのためのストアページを準備することができます。このプロセスに関する疑問があれば、ストアページ/マーケティングの掲示板で質問や検索を行ってください。詳細は ストアプレゼンス をご覧ください。

6.リリース準備

Steam に製品をリリースするまでのほとんどの準備作業は、ツールやドキュメントを通して独力で行うことができます。ただし、リリース時期が近づいた段階で、Valve によるストアページ、提案価格、ゲームビルド等のレビューが入ります。

さらに詳しい解説は レビュープロセスを参照してください。

Steamでゲームを販売するメリット

ここまでで、Steamはどんなパブリッシャーやディペロッパーでも簡単なプロセスでSteamでのゲーム販売を可能にする様に支援している様に思います。また、ここ数年でゲーミングPCの需要が高まりつつあり、PCゲームやVRゲームは急成長を期待できます。また、「PUBG」や「undertale」の様にPCゲームはどんなに無名の開発でも脚光を浴びるチャンスがあるといえますのでもしVRゲームを開発し、販売するのであれば、Steamでの販売も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。


フラッシュ黄金期にゲームや映像に魅せられ、趣味でバンドのミュージックビデオや映像を作成しながら音楽も作っていたりしています。 芸術、文化、社会的な側面からVRという新媒体を見守り、新しい情報やゲームを紹介していきます。

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