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PSVR版バイオハザード7の成功はソニーにとっても「大きな驚き」だった

2017/06/26 11:15

PSVR初期に発売された対応タイトル、『バイオハザード7』。この作品はPS4や他のハードでも遊べるが、ソニー内部の人間が驚くほどPSVRを使ってプレイされているようだ。

PSVRでバイオハザード

PCベースのハイエンドヘッドセットは、解像度が高く滑らかな映像や安定した高精度のトラッキングによって質の高いVR体験を可能にしてくれる反面、VRデバイスやデバイスを動かすためのPCにコストがかかるのが難点だ。

PCではなくPS4と接続して使うソニーのPSVRは、PCベースのVRヘッドセットに比べて控えめな価格で本格的なVR体験が可能だ。

PS4は単純な処理能力を比べると高性能なゲーミングPCに及ばないが、ソニーならではの充実したコンテンツもPSVRの魅力となっている。

PSVRでのみ遊べるVRゲームには、大成功を収めた『バイオハザード7』もある。PSVRでバイオハザード7を遊んだプレイヤーの数は、ソニー内部の担当者にとっても驚きだったようだ。

現在の統計データ

Resident Evil.net

Resident Evil.net

過去にPSVRを使ってバイオハザード7を遊んだユーザの数が20万人を突破したときにも紹介したように、バイオハザードシリーズではResident Evil.netで様々な統計情報が公開されている。

このサイトで集計されている情報には、プレイヤーがゲーム内で扉を開けた回数や歩いた距離といったゲーム内の情報だけでなく、プレイしたユーザの人数やPSVRを使ってプレイしたユーザの割合も含まれている。

Resident Evil.netで集計されているのはプレイデータ送信の設定をオンにしているユーザのデータだけなので、いずれも実際のプレイヤー数はさらに多いはずだ。

プレイヤー数の増加

5月の時点では、200万人がバイオハザード7をプレイし、そのうち20万人がPSVRでのプレイを体験していた。

現在はさらに多くのプレイヤーがバイオハザード7を遊んでいる。

プレイヤーの数は世界で220万人を突破しており、PSVRを使ったプレイヤーは23万人を超えた。割合としては、全プレイヤーの10.69%がPSVRを使っている。

VR体験は行き渡った?

Residen Evil.netで公開されるPSVRユーザの割合は以前からほぼ横ばい(実際にはやや増加傾向)となっている。

VRでバイオハザード7を遊ぼうと考えるユーザは、全体の1割程度なのだろうか。それとも、PSVRを持っていない、PS4以外でバイオハザード7を購入したユーザが多いのだろうか。

バイオハザード7の発売からはかなり時間が経ったが、PSVRはいまだに供給が少ない状態が続いている。

今後PSVRを所有するユーザが増えればこの割合が大きくなるのかもしれないし、逆にコンテンツのセールによってVRユーザの割合が小さくなることも考えられる。

例えば、現在Steamで行われているサマーセールでもバイオハザード7は40%オフで販売されている。PC版(Windows版)では、もちろんPSVRを使ってVRでプレイすることはできない。

多くのPCゲーマーがバイオハザード7を遊べば、必然的にPSVRユーザの割合は小さくなることになる。

驚きのユーザ数

PlayStationシューティングコントローラー

バイオハザード7はPSVRの初期に登場した大型タイトルではあるが、PSVR専用タイトルではない。PS4とテレビを使って遊ぶこともできる上に、PC版やXbox版も発売されている。

そのため、ソニー内部でもVRへの対応がバイオハザード7の売上にどの程度影響するかは疑問だったようだ。しかし、実際に発売されてみると多くのプレイヤーがPSVRを使ってプレイしていた。

今月開催されたE3で、PlayStationのセールスとマーケティングの責任者であるJim RyanがGamesIndustry.bizのインタビューに答えた。ゲーム市場におけるVRの普及について質問されたRyanは、次のように答えている。

「私たちは、VRがバイオハザード7の成功にこれほど大きな役割を果たすとは考えていませんでした。

PS4でプレイした後にPSVRでもプレイしているユーザの割合は二桁です。ギリギリ二桁の10.1%などではありません。

これは、我々にとっても驚きでした」

正確な割合は公表されていないが、PSVRを販売しているソニー内部の人間さえも驚くほど多くのユーザがPSVRを使ってバイオハザード7を遊んでいる。

バイオハザード7をプレイできるPS4や他のプラットフォームの販売数に比べれば、PSVRはまだまだ普及していないデバイスだ。ユーザ数の少なさを考慮するならば、現在の23万人というプレイヤー数でも十分に大きい。

Resident Evil.netでは「ハードを問わずバイオハザード7をプレイしたユーザの総数」と「PSVRでバイオハザード7をプレイしたユーザの数」しか確認できない。

この二つの数字からは10%強という割合が導き出されるが、Ryanの発言からすると「PS4ユーザに占めるPSVRユーザの割合」はさらに高いようだ。今後のどこかでその割合が明らかになるかもしれない。

 

PSVRには、今月新たなアクセサリも登場した。PlayStationシューティングコントローラーを使えば、『Farpoint』や他の対応シューティングゲーム体験がよりリアルなものになる。

さらに今年の後半には『Skyrim VR』や『グランツーリスモSPORT』のような注目タイトルも控えている。PSVRは、PS4ユーザにとって身近なデバイスになっていきそうだ。

 

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/sony-resident-evil-7s-psvr-success-big-surprise-us/

参照元サイト名:Resident Evil.net
URL:http://www.residentevil.net/ja/sevenrecord.html

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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