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アメリカの小売チェーンTargetがPSVR本体を税抜き225ドルで販売

PSVR

PSVR本体の国内価格はPSカメラ同梱で44,980円

約1年前にソニーが発売したVRヘッドセット、PSVR(PlayStation VR)。その最大の特徴は、名前の通りPlayStation 4に接続して使用するVRデバイスであることだ。HTC ViveやOculus Riftといった他社のハイエンドVRヘッドセットが高性能なゲーミングPCに接続して使用するのと異なり、PSVRを動作させるにはPS4を使う。

他社に比べて価格を抑えているとはいえ、PSVRの普及を阻んでいる要素が導入コストの大きさだ。アメリカの小売チェーンTargetでは、クーポンを使うとPSVR本体が25%オフの税抜き225ドル(2.5万円)で購入できるキャンペーンを実施しているという。

PSカメラ無しの本体のみだが、既にカメラを持っているならばかなりお得なキャンペーンだ。別売のPSカメラを購入するとしても270ドル(3万円)程度なので、通常価格で同梱版を購入するより割安になる。

発売1周年のPSVR

新型PSVR

マイナーチェンジによってさらに使いやすく進化したPSVR

2016年10月13日に発売されたPSVRは今月、発売1周年を迎えた。初期型のPSVRが発売時の品薄状態と比べれば手に入れやすいデバイスとなっていることに加えて、マイナーチェンジによってより使いやすくなった新モデル「CUH-ZVR2」が10月14日から販売されている。

新型PSVR

新型といっても、初期型のPSVRから大きく性能が変化したわけではない。

PlayStation 3からPlayStation 4のようにプレイできるゲームが変わったわけでもないし、PlayStation 4とPlayStation 4 Proのように性能と価格が上がったわけでもない。あくまでもユーザの使いやすさを向上させるためのマイナーチェンジであり、既存のPSVRユーザが買い換えを考えるような変更は行われなかった。

しかし、イヤホンの変更によってヘッドセットが扱いやすくなったのは事実だ。PSVR専用のオーディオシステムである「Mantis」やお気に入りのヘッドホンを使うというユーザも多いかもしれないが、標準のイヤホンを使う場合は型番を確認して新モデルを購入すると良いだろう。

1周年記念セール

PSVRの発売1周年を記念して、PlayStation StoreではPSVR対応/専用のコンテンツが多数セール価格で販売されている。PS Plus加入者であれば最大80%の割引を受けられる作品もあり、非加入でも『バイオハザード7』が50%オフや『アイドルマスターシンデレラガールズ ビューイングレボリューション』が20%オフなど通常よりもお得に人気タイトルを購入できる。

人気のあるタイトルも割引対象となっているが、やや古めの作品が中心という傾向はあるかもしれない。値引き無しでも売れる最新作の価格は据え置き、PSVRリリース直後の目玉となっていた作品をセール対象としているのではないだろうか。

分かりやすいのは作品ごとに複数のヒロインが登場する『サマーレッスン』だろうか。

一作目の『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)』、二人目のヒロインが登場する『サマーレッスン:アリソン・スノウ 七日間の庭(基本ゲームパック)』はいずれもセール対象となっているが、(当然ながら)今月発売されたばかりの『サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)』は対象外だ。

セブンデイズルームは基本ゲームパックのみセール対象だが、なぜか七日間の庭はデラックスパックもセール対象となっている。

PSVRのクーポン

TGS 2017のPSVRエリア

TGS 2017でも新作の試遊コーナーが設けられたPSVR

PSVRは安い?

PSVRは本格的なVR体験が可能なデバイスとしてはシステムの構築に必要なコストが安いこともあり、HTC ViveやOculus Riftに比べて販売台数が多いようだ。しかし、「安い」というのはあくまでもハイエンドVRデバイスと比較した場合の話である。

家庭用ゲーム機として見ればPSVRの45,000円は高価だ。PS4本体はHDD容量が500GBのモデルならば30,000円。より高性能なPS4 ProもPSVRと同額で購入できてしまう。

PSVR専用のVRコンテンツが増えてきてはいるが、PS4で遊べるゲームに比べればまだ数が少ない。PS4とPSVRを購入するよりも、PS4 Proを選んでしまうゲーマーは多そうだ。

クーポン割引での販売

PSVRの価格は国によって異なるが、アメリカでも高価なゲーム機という立ち位置に違いはないようだ。

アメリカの小売チェーンTargetでは、通常PSVR単品を300ドル(3.4万円)で販売している。しかし、今週限定のクーポンを使えば25%オフが適用される。

クーポンが適用されれば、価格は税抜き225ドル(2.5万円)だ。これは過去に行われたPSVRのセールと比べても大きな値引きであり、特にPSカメラを既に所有しているゲーマーにとっては過去最低価格でPSVRゲームのための環境を整えるチャンスとなっている。

PSVRを利用するために必要となるPSカメラを持っていない場合でも、2.5万円は安い。

TargetではPSカメラが5,200円で販売されているので、合わせて購入したとしても約3万円だ。アメリカではPSVRが日本よりも安めに設定されていることを考慮してもお得である。

ただし、PSVRは店頭でのみ購入可能だ。Targetのオンラインストアでも価格は確認できるが、購入には進めない。Targetのストアは日本から利用することもできる(価格も日本円に換算されて表示される)が、PSVRは店舗でのみ扱われている商品となっている。

 

このキャンペーンを利用すれば、PSVRとカメラが約3万円で購入できる。各メーカーや小売店が大規模なセールを行うホリデーシーズンも近づいているが、1周年記念セールが終わる前にPSVRを確保して対象タイトルを遊びたいという消費者にはピッタリのクーポンだ。

PSVRはPCベースのVRヘッドセットに比べて価格が安いことも特徴となっていた。しかし、HTCやOculusが自社のVRヘッドセットを値下げしたことでその強みが薄れてしまった。昨年は強気の姿勢を見せた(そもそもPSVRの在庫が足りなかった)ソニーだが、今年はPSVRのセールを行うのだろうか?

 

参照元サイト:Game Spot
参照元サイト:PlayStation Store
参照元サイト:Target

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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