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オートトラッキングカメラとTilt Brushを使ったMRペインティングのデモ動画が公開

2016/10/24 16:56

海外メディアUploadVRは、2016年10月21日の記事において、Tilt Brushを使ったMRペインティングのデモ動画を紹介した。

20161024_mr_1

同メディアは、Tilt Brushを使ってペインティングしている現実のユーザーの回りに、VR空間内のイラストが実際に描かれているかのようなMR(Mixed Reality)ライクなデモ動画を紹介した。

同動画を制作したのは、世界で初めてTilt Brushを使ってミュージックビデオを制作したオーストラリア在住のJaymis Lovedayと、Googleからの要請でTilt Brushを使ったアート作品を制作した実績のあるアーティストのSUTUの二人である。

[vimeo 188320360 w=640 h=360]

同動画の制作にあたっては、SUTUが過去の自分のアート作品である「NAWLZ」のいちシーンをTilt Brushで描いている時に、現実世界にいるSUTU自身も撮影された。

撮影後、イラストが完成するまでのバーチャル空間内を映した動画と、現実世界のSUTUの挙動を収めた動画を合成するのだが、従来のいわゆる「VR実況動画」との決定的な違いは、現実世界におけるSUTUを撮影するカメラが常に同氏が画面の中央に位置するようにオートトラッキングすることだ。

カメラのオートトラッキングは、VIVEの制御プログラムに同氏とVRヘッドセットの位置と向きを取得するUnityアセットを追加して、アセットが取得した情報をカメラの位置と向きを制御するスタビライザーに送信するという仕組みになっている。

固定カメラによる従来のVR実況動画では、現実世界にいるユーザーの位置が変わってしまうと、VR空間を映した動画と現実世界を撮影したそれが正確には連動しないのに対して、上記のように現実世界の撮影にオートトラッキングを導入すると、バーチャルと現実の動画がかなりの精度で同期する。

なお、同動画では現実とバーチャルの動画の合成時にグリーンスクリーンを使用していないのだが、仮に現実世界の撮影のために適切なセットを組めば、さらに表現力豊かな動画を制作することができる。

ちなみに、同動画を完成させたJaymis Lovedayの次の目標は、カメラをスタビライザーではなくロボットで制御することと語っている。

参照元URL:http://uploadvr.com/sutu-robot-mixed-reality/

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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