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アクションゲーム「Tornuffalo」、アップデートによりフルボディ・トラッキング機能を実装

竜巻によって飛ばされた飛翔物を避けるアクションゲーム「Tornuffalo」が、VIVE Trackerを使ったフルボディ・トラッキング機能を実装した。小さい飛翔物であれば、キックで壊すことができる。

海外メディアUploadVRは、2017年4月7日の記事において、アクションゲーム「Tornuffalo」がフルボディ・トラッキング機能を実装したことを報じた。

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VIVEおよびOculus Riftでプレイ可能なアクションゲーム「Tornuffalo」とは、ハリケーンが襲来した街のなかで、突風によって飛ばされた色々なモノを、プレイヤーが実際に動いて避けるというシンプルな設計のゲームだ。

このほど同ゲームは、VIVEでプレイする場合にフルボディ・トラッキング機能を使えるようにアップデートを行った。同機能を実際に使うには、VIVE Trackerを両足と胴体の合計3ヶ所に装着する必要がある。

同機能を使っているプレイ動画も公開され、同動画を見れば「フルボディ・プレイ」の魅力が一目瞭然だ。

同動画を見るとわかるように、プレイヤーに向かって飛んでくるモノのうち、小さなモノは蹴って壊すことができるが、大きなモノは足に当たると失敗となる。

今回のアップデートでは、フルボディ・トラッキング機能に加えて、プレイヤーがハンマーを操作することができる「Big Hammer bonus mode」も追加された。同モードをプレイすると、プレイヤーは手に握ったハンマーを使って、小さな飛翔物を壊すことができる。

本メディアでは度々フルボディ・トラッキングに関する動画を紹介してきたが、それらはどちらかと言えばデモ動画が多く、実際のVRコンテンツに活用されている状況を見せるものではなかった。だが、本記事で紹介した動画は、フルボディ・トラッキング機能がゲームシステムのコアに使われた事例であり、同機能の良さがシンプルに伝わってくる。

フルボディ・トラッキングのゲームへの応用は、今後さらに進むだろう。「VR格ゲー」とフルボディ・トラッキングの親和性が高いのは、自明である。空手の組み手を再現するようなリアル志向のものや、足を上げる高さに応じて各種キックが入力されるカジュアルなVR格ゲーが、今年中にはリリースされるのではなかろうか。

なお、現在「Tornuffalo」は、アップデートを記念して15%OFFの¥89で購入できる。購入は、本記事下部に示すSteamページからできる。

アクションゲーム「Tornuffalo」がフルボディ・トラッキング機能を実装したことを報じたUploadVRの記事
https://uploadvr.com/tornuffalo-full-body-tracking/

Steamの「Tornuffalo」ページ
http://store.steampowered.com/app/534720

トラッキングに関連する記事と見解をご紹介

最近の記事なりますが、フルボディ・トラッキングなどの話ではなく、予測トラッキングという事が未来に向けて必要という記事もあります。

関連記事:VR・AR体験の没入感を高めるためには「予測トラッキング」が重要になる

この記事の中では、ルームスケールでユーザーが動作する事を予測できれば、VR内で連動した自身のデジタル描写に遅延がなく没入感が高まるのではないかと記載されています。

それ以外にですが、例えば、、研修や危険体験などは、あえてシュチエーション毎で体験から学ぶ事などを考えると、体験しているユーザーに対して、未体験の人が初めて体験した時に、どのような行動をするか?どの辺りに視線がいくのか?などを解析して提供する事で、本来体験させたい事などへの誘導率が高くなります。

本来のゲームやWebサービスと違い、VRでは解析できるデータは数多く存在する、例えば視線・動作の範囲・良く動かしている体の箇所・驚きのタイミングや度合いなど、全てトラッキングする事から取得する事が可能である。

それらのデータから予測データを作り上げられれば、それは一つのビジネスになりえる可能性すらあります。

更に予測トラッキングの活用が重要になるジャンルは、360度映画・動画などではないであろうか?

例えばですが、VRならではの強みから考えると、ユーザー自身の行動から動画の内容が分岐していけば、それは、自分の意思ももち、実体験に近い没入感を得られる可能性もあります。

更に、重要なシーンを見せたいと思う際に、時には360度が邪魔になることもあり、ユーザーには効果音などで、振り返ってもらおうと思ったが、振り返ってもらえず、重要なシーンをみせる事が出来なかった、などの事象は普通に発生します。

先程の効果音や、そもそもその時点の視野角の調整など、テクニック的な話は、今後も発展していく技術でありますが、それより未来予測の精度があがれば、ユーザーはそれ通りの動作を行い、更にその時のユーザー自身のデジタル描写も予測処理する事で、遅延などなく体験が提供でき、ユーザーの没入感は更に高まり、体験価値自体大幅にアップすると思われます。

VRInside編集長 村山

     

     

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com