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Valveが開発するコントローラー、KnucklesのプロトタイプがSteam VR Homeに追加される

Valveが現在開発を進めるコントローラー、KnucklesのモデルがSteam VR Homeに追加された。ボタンレスによるタッチ操作に特化した本コントローラーは現在開発中で、昨年10月に公開されたプロトタイプは高い評価を得た。

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先日アップデートされたSteam VR Homeに、昨日新たな追加が行われた。

現在Valveが開発しているボタンレスのコントローラー、Knucklesのプロトタイプの3Dモデルが追加された。

バージョンアップしたモデル

Knucklesは、昨年10月に開催されたVRカンファレンス、Steam Dev Daysにてプロトタイプが公開され、ハンズオンのレビューが公開された。

Valve、新コントローラーのプロトタイプを公開!新デザインで手を離すなどのより現実的な操作が可能に

今回のアップデートは3Dモデル上のそれではあるがいくつかの改善、おもにデザイン面でのそれが施されており、カンファレンスで展示された荒削りのモックアップよりも手触りの良さそうな質感になり、Valveが現在もKnucklesの開発に注力していることを示すものだった。

Knucklesの特徴

Knucklesは現在プロトタイプとしての開発が進められており、リリース情報などは明らかにされていないが、現行のコントローラーでもっとも普及しているHTC Viveのコントローラーや、Oculus Touchと比べると機能面において際立って異なる点がいくつかある。

フィンガータッチセンサーによるボタンレスのコントローラー

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Knucklesの特徴として、ボタンがついていない、という点がある。

そのためユーザーはVR空間でモノを掴んだり、拾ったり投げたりする際にボタンを押すことがなく、コントローラーを握ったり離したりすることによって操作するが、これによってVR空間内での動作がより現実世界でのそれに近いものになる。

Upload VRでは昨年10月に開催されたSteam Dev Daysでのハンズオンレビューが掲載されており、ボタンレスのコントローラー操作に関して以下のような感想が寄せられている。

(VR空間で)オブジェクトを掴むとき、ユーザーは手を伸ばしてそれを握るだけでよく、ボタンを押す必要がない。モノを投げるときは、現実世界でそうするかのようにオブジェクトを握った手を引いて、そして離せばいい。うっかりコントローラーごと投げて誰かの顔面に当ててしまいはしないかと心配だったけど、何も問題はなかった。このコントローラーは単なる玩具ではなく、これまで体験したコントローラーの中で最も直感的な入力を実現している。

コントローラーには計21個のフィンガータッチセンサーが内臓されており、これによって手指の動きを正確にトラッキングする。

現行のVRコントローラーがボタンによる操作を基本としているだけに、このアプローチは真新しく、スポーツゲームなどの動作を重視するアプリではボタンレスのコントローラー操作が発揮するであろうポテンシャルは大きく、今後も注目すべきデバイスの1つである。

手のひらを挟むように装着する

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多くのコントローラーがスティック状のデザインで、握って操作するのに対してKnucklesのデザインはユニークであり、腕輪のように手の甲をはさむように装着する。

このためユーザーは手を離した状態でコントローラーを使用することが可能で、掴む、離す、投げる、といった一連の動作をコントローラーの存在を気にすることなく行うことができるため、VR空間内での動作がより現実世界でのそれに近づき、激しい動作をするときも途中でコントローラーを落としたり、間違って投げてしまうこともない。

上記のレビューでも、従来のコントローラーに比べるとより現実世界に近いリアルな動作をVRで体験できるようになったと参加者からも高評価を得ており、コントローラー市場に新たな風を吹き込む存在になる可能性を秘めている。

Valveについて

Valveはカリフォルニアに拠点を置くゲーム開発、ゲーム販売を行う企業であり、ゲーム配信プラットフォームSteamの運営会社である。

代表作にHalf-Life、Counter-Strike、Life4Deadシリーズなどがあり、ユーザーが1000万を超えるPCゲームダウンロードサイト"Steam"の開発、運営を開始することによって、衰退していたPCゲーム市場を一気に盛り上げた。

2016年にはHTCとの共同開発によるヘッドセット、HTC VIVEを開発、発売することによってVR市場でも大きなプレゼンスを得ており、SteamはVRゲーマーにとっても欠かせない存在となった。

また、同社は現在、社内リソースの3分の1をVRに投じており、今後のVR市場の成長において大きな役割を果たす企業でもある。

参照元:UploadVR

     

     

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。