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子どもの知育VR/ARでする時代?少子化時代の子育てソリューションは!?

わたしの はらぺこあおむしAR

少子化が問題なのでもっと子どもを産もう、育てよう…という話が出ている一方、女性の社会的地位向上のみならず人手不足解消という意味合いもあって女性の社会進出が加速。その分、男性も家事や育児を分担することが求められている。

男性と女性が共同で家事や育児をすることは、共働きで共同生活を営む上では当然のことといえるだろう。しかし、これまでの日本がそういう前提で動いていなかったため、スムーズに対応するのは難しく、何かと苦労が発生する…というのが現実ではないだろうか。

そんな中であっても、子育てする上ではより豊かな体験、教育を子どもに与えてあげたい…そう思う親御さん少なくないはず。

そこで今回は、VR/ARを使った知育アプリについて紹介したい!

 

絵本の中のキャラクターと現実で出会う!「わたしの はらぺこあおむしAR」

「わたしの はらぺこあおむしAR」は、アメリカの絵本作家エリック・カールによる絵本「はらぺこあおむし」を原作とする知育アプリ

「はらぺこあおむし」は、たまごから生まれたあおむしが、食べものを食べ、蝶へと成長していく様子を描いた絵本。「成長」を描いた物語的魅力に加えて、絵本のページに穴を開けた「仕掛け」による魅力も持っており、子どもの好奇心を刺激するつくりになっている。

「わたしの はらぺこあおむしAR」は、Appleの「ARKit」を使用して、AR技術を使った仕掛けを実現。自分の部屋の映像に絵本のキャラクターをオーバーラップして表示することで、絵本の中の存在が現実に飛び出てきたかのような感覚が得られる。

単にキャラクターが飛び出すというだけではなく、画面をアップすることで食べ物を出現させる…といったインタラクティブな仕掛けも存在。もちろん、ただシチュエーションを見て楽しむだけではなく、あおむしが成長していくストーリーを楽しむことが可能だ。

絵本では表現できない「動き」を、現実の風景にオーバーラップさせて子どもに体験させられるため、絵本から現実に存在する「自然」に対しての興味を強く喚起することができそうだ。あおむしが蝶になる様子を親子で楽しみながら、「実際の蝶はこんなところにいる」だとか、「こんな飛び方をするんだよ」だとかいったように、絵本とはまた違ったコミュニケーションが弾むのではないだろうか。

【関連URL】
「わたしの はらぺこあおむしAR」

 

絵本もVR化!「博士と万有引力のりんご」

絵本のAR化だけではなく、VR化もされた絵本もある。個人VR作家『KA0RU』氏によって公開された「博士と万有引力のりんご」 がそのひとつだ。

「博士と万有引力のりんご」は、美しいりんごをなんとか手に入れようと四苦八苦する博士の姿を描いたVR絵本。タイトルに「万有引力のりんご」とあるように、ニュートンの万有引力の法則発見のエピソードも絡められている。

キャラクターがアニメーションし、歌も流れるため一見すると単なるVRアニメーション動画にも思えるが、絵本らしく文字を使った演出も用意されていて、「VR絵本」という新ジャンルならではの新たな魅力は十分。

VRなので、絵本の世界観にどっぷり浸かることができる。

【関連記事】
VRで絵本の世界へ・・・「博士と万有引力のりんご」公開

 

お子さんにVR絵本を見せるなら1眼VRデバイスで!

子どもと一緒に楽しみたいVR絵本。しかし、一般的なVRデバイスは使用年齢が制限されており、12歳以下の子ども向けには使用することができない。VRデバイスのレンズ部分が左目用と右目用に分かれていることが、斜視を誘発する可能性があるためだ。もちろん、大人であれば、左目用と右目用のレンズを持つ二眼タイプのVRデバイスを使用しても問題ない

では、お子さんにVR絵本を見せることはできないのかというと、そうではない。レンズ部分が左目用と右目用に分かれていない、一眼タイプのVRデバイスを使えばOKだ。一眼タイプのVRデバイスには、たとえば、「ハコスコ タタミ1眼」がある。

 

その場にいながらにして世界各地の条件が楽しめる!「Google Expeditions」

Google Expeditionsの紹介ページ

出典元:Google Expeditions

子どもの知育アプリというと、幼児向けの印象があるが、学校に通い出すようになった子供向けの知育アプリ(教育アプリ)もある。たとえば「Google Expeditions」がそうだ。

「Google Expeditions」は学校向けの教材アプリとして作られたアプリだが、一般ユーザーにも利用が解放されていて、自由にアプリを使うことができる。「Google Expeditions」を使うと、ローマのコロセウムのような史跡のほか、海底の様子、宇宙の様子など、世界のさまざまな場所をVRで体験できる

子どもの内に世界の様々な風景、建物を見せてあげたい…と思ったところで、時間的にも金額的にもなかなか難しい。しかし、「Google Expeditions」を使うことで、仮想ではあるものの、それが可能になるのだ。

こちらももちろん、VRデバイスには一眼を使用した方がいいだろう。

【参考URL】
Google Expeditions

 

この先も進化するだおるVR/AR知育アプリに期待!

昆虫であれ動物であれ、子どもには本物を見せてあげたいと思うものの、なかなか本物を見せる機会を作り出すのは難しい。子どもにとっては日々触れるものこそが「本物」なので、「鮭」と聞いてイメージするのは、「鮭の切り身」というケースもよくよく考えれば、そんなにおかしな話ではない。

ただ、VRやARが生まれたことで、極めて本物に近い体験をさせてあげることが可能になった!ARについては、今後さらに進化すれば、現実に映し出したオブジェクトに、より多彩なインタラクションを取ることが可能になるだろう。

さらに、AIなどがこのまま進化してくれれば、教育的な効果だけでなく、子育ての労力をある程度軽減してくれるアプリも登場するのではないだろうか。未来の知育アプリに大いに期待したい!


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