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Oculus Goの開発キットは来月にもデベロッパーの元に届く?

2018/09/20 15:48

Oculus Go
Oculus Go

Oculus Connect 4で発表されたOculus Go

以前から安価な独立型のVRヘッドセットを2018年に発売すると噂されていたOculusは、先日開催されたOculus Connect 4でついに独立型のVRヘッドセット「Oculus Go」を発表した。

このOculus Goはパソコンどころかスマートフォンも不要なスタンドアロンデバイスであり、本体を購入すればそれだけでVR体験が可能になる。価格も199ドル(2.2万円)と手頃で、初めてのVRデバイスとして手が出しやすいものになっている。

そんなOculus Goの発売は「2018年の早い時期」としか発表されていないが、デベロッパーは既にOculus Goの開発キットを申し込むことができるという。早ければ、来月にも彼らの元へ開発キットが届くかもしれない。

一般の消費者がOculus Goを購入できるのは来年になるが、年末までには開発キットを入手したデベロッパーから機能や使用感についてのレビューが出てきそうだ。

Oculus Go

Oculusの独立型VRヘッドセット

過去にOculusが発表した独立型VRヘッドセットとしては一年前のOculus Connect 3で発表されたSanta Cruzのプロトタイプがあるが、Oculus Goはこれとはまた異なる系列のヘッドセットだ。

Santa CruzはOculus RiftのようなハイエンドVRを実現する独立型のヘッドセットとして、Oculus Goとは別に開発が進められているようだ。今年のOculus Connect 4では、独立型VRヘッドセットと合わせて使えるハンドトラッキングコントローラーSanta Cruz Controllerも公開された。

Oculusが発表したばかりのVRヘッドセットOculus Goは、同社にとって初めての消費者向け独立型VRヘッドセットとして発売される製品になる。

手頃なVRヘッドセット

Oculus Goの大きな魅力は、その手頃さだ。発表されている価格は199ドルと控えめであり、本体の他にパソコンやスマートフォンを必要としない独立型デバイスなので気軽にVR体験を楽しめる。

VRシステムを揃える導入コストが抑えられるだけでなく、複雑な配線やセットアップが不要な点も特にライトユーザにとってメリットとなるだろう。VRが難しそうだからと敬遠していた消費者も、Oculus Goならば簡単に利用し始めることが可能だ。

低価格ながらリモコンが付属するので、Gear VRやDaydreamと同様にリモコンでVRコンテンツを操作することができる。コンテンツラインナップの面でも、Gear VR用コンテンツがOculus Goにも対応するとされている(全てのGear VR用コンテンツがそのまま使えるとは限らない?)ため、数やバリエーションを確保することができるだろう。

ライバルはVive Focus?

上記のような性質から、Oculus GoはモバイルVRも未経験で初めてVRヘッドセットを購入するユーザに適した選択肢の一つとなるはずだ。なお、このカテゴリで競合するライバルとしてはHTCのVive Focusが挙げられる。

HTCが開発するスタンドアロン型VRヘッドセットであり、Daydreamプラットフォームに対応すると発表されている。さらに、GoogleのWorldSenseテクノロジーによってインサイドアウトのトラッキングも可能になっているようだ。

Vive Focusの価格は発表されていないが、リリースは今年のホリデーシーズンとされている。Oculus Goとは対応するプラットフォームこそ異なるが、いずれもVRへの入門機という立場で争うことになりそうだ。

開発キットが間もなく登場?

Oculus Goのリモコン

Oculus Goのリモコン

今月存在が正式に発表されたばかりのOculus Goが発売される時期について、Oculusは来年の早い時期(early 2018)としか発表していない。しかし、その開発者向けキットは既に受付が開始している。

CTOの発言

OculusのCTO、John Carmackは開発者がOculus Goを手にする時期について「来月には手元にあることを期待できる」としている。

販売可能な状態にあるなら2018年を待たずにホリデーシーズンに発売するはずなので、消費者向けのOculus Goはまだ完成していないと思われる。しかし、開発キットは既に出荷直前の状態になっているのかもしれない。

彼は過去数ヶ月に渡ってOculus Goを試しているという。仕事の休憩中に15分だけNetflixを見て、また仕事に戻るといった使い方をしているようだ。Oculus Riftのように複雑なVRヘッドセットに比べると、すぐに使えるのがOculus GoのようなVR専用スタンドアロンデバイスの強みである。

ただ、Carmackは自身も開発に携わる人間として「デベロッパーはOculus Go専用のアプリを作るよりも両方(Gear VRとOculus Go)に対応するアプリを作るべきだ」と考えているようだ。

Oculus Goは価格面でGear VRよりも有利だが、既にGear VRを所有しているユーザは多い。また、Oculus GoのリモコンはGear VRと同じソフトウェアを使用している。あえてOculus Go専用のアプリケーションを開発するよりも、両デバイスに対応したほうがOculusだけでなくデベロッパーにとってもメリットが大きいのではないだろうか。

申し込みのスタート

来月には手元に届くかもしれないというOculus Go開発キットの申し込みは既にスタートしており、登録しているデベロッパーであればOculusの開発者向けポータルから申し込みを行うことが可能だ。

 

参照元サイト:Road To VR
参照元サイト:Vive


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