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アメリカ最古のテーマパーク「ナッツベリー・ファーム」にVRアトラクションが登場

2017/03/23 13:15

    VR Showdown In Ghost Town

    VR Showdown In Ghost Town

    アメリカには多くの有名なテーマパークがあるが、カリフォルニア州のオレンジ・カウンティにある「ナッツベリー・ファーム」はその中でも最も古いものだといわれている。

    これは純粋に開園が昔のことで歴史があるという意味であって、内容が古臭いということではない。むしろ、ナッツベリー・ファームに登場する新アトラクションは時代の最先端を行っていると言ってもいいだろう。このアトラクションでは、VRが使われているのだ。

    ナッツベリー・ファーム

    園内を走る鉄道

    「名前くらいは聞いたことがある」という読者もいるかもしれないが、ナッツベリー・ファームは日本だとそこまで有名なテーマパークではない。日本語で検索すると関係のない日本のショップの方が検索結果の上位に出てきてしまうくらいだが、カリフォルニア州のガイドブックなどにはよく掲載されている。

    ナッツベリー・ファームの歴史

    ナッツベリー・ファームの歴史は1920年代に始まったという。ただし、最初からテーマパークとして作られたわけではない。

    道路沿いでイチゴを売り始め、レストランになり、レストランの待ち時間を楽しめるようにアトラクションを作り…1940年代にはカリフォルニア州のカリコから廃墟となった街の建物を移築し、リアルなゴーストタウンを園内に作り上げてしまった。このゴーストタウンがVRアトラクションの舞台となっている。

    『ピーナッツ』(有名なスヌーピーの登場する作品)のファンならば、その関連でナッツベリー・ファームのことを知っているかもしれない。1983年に独占契約が結ばれ、公式なキャラクターとなっているからだ。

    ライバルの存在

    ただ、日本でナッツベリー・ファームの知名度があまり高くない最大の理由はあまりにも有名すぎる隣人が原因だったりもする。カリフォルニア州のアナハイムには巨大なディズニーランドがあるのだ。そんな環境のためか、ナッツベリー・ファームは積極的なイベントや新アトラクションの導入を行っている。

    ディズニーランドに比べるとアトラクションが絶叫系に寄っているので、完全に客層が被っているわけではなさそうだ。距離が近いので、数日の滞在で両方を訪れる観光客も多いだろう。

    VR Showdown In Ghost Town

    そんなナッツベリー・ファームに今年の4月に登場する新アトラクションが「VR Showdown In Ghost Town」だ。4月1日から利用可能になるという。

    夏には新レストランのオープンやウォーターパークの拡張も控えているが、それに先駆けて新たなライド、いつもより拡大したボイセンベリーフェスティバル、そしてこのVRアトラクションが登場する。昨年の夏に期間限定で利用できたアトラクションのリバイバルである。

    VR Showdown In Ghost Townは、アメリカのテーマーパークで初めての常設される本格的VRアトラクションだ。料金は6ドル(入場料別)となっており、13歳以上の来園者におすすめとされている(13歳未満の子供が利用できるかどうかは記載されていない)。

    このアトラクションでは、ワイヤレスヘッドセットと銃の形をしたコントローラーを使って室内を自由に移動しながら敵と戦うことになる。バックパック型のコンピュータを背負うわけではなく、ヘッドセットは完全なワイヤレスとなっている。

    VRの処理は据え置き型のコンピュータが行い、ヘッドセットへとデータを送信する。ワイヤレスではあるが、画面は秒間60回書き換えられる。

    60fpsはRiftやViveの90fpsに比べると低く、映像の滑らかさではそれらに劣る。しかし、それを気にする人は少ないかもしれない。来園者の中に家庭用のVRヘッドセットを体験したことがある人はそう多くないだろうし、素早く動く敵のロボットに注意する必要があるからだ。

    アトラクションの部屋は8つあり、部屋ごとに二人がプレイできる。部屋と部屋を接続することで、1ゲームには最大4人の参加が可能だ。6メートル×5メートル程度のスペースを二人で使うことになる。

    やや狭いように感じられるが、VR空間でも一緒にプレイしている友人の姿を確認できるのでぶつかってしまうことはないだろう。コミュニケーション重視のアプリとは異なり、姿といっても頭と銃だけだがお互いの位置を知る上では問題にならない。

    西部劇の世界へ

    西部の酒場でギャンブル

    西部劇に登場する街のような1800年代のカリフォルニア州カリコを舞台に、プレイヤーはロボットのガンマンたちと対決することになる。パーク内のゴーストタウンは実際にその頃使われていた建物を移築して作られたものなので、ヘッドセットを付ける前から西部劇の世界へと入り込むことができるだろう。

    アトラクションの体験時間は3分と短いが、一度に16人しか体験できないこともあってオープン直後は混雑しそうだ。ナッツベリー・ファームは遅い時間になると比較的空いているため、体験しやすいだろう。

    今年カリフォルニア州を訪れる予定があるなら、足を運んでみるのも良いかもしれない。

     

    参照元サイト名:Knott's Berry Farm
    URL:https://www.knotts.com/what-s-new/virtual-reality-experience

    参照元サイト名:UploadVR
    URL:https://uploadvr.com/knotts-installs-vr-ghost-town-in-americas-oldest-theme-park/

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