VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

VRの臨場感で格闘技の迫力を堪能!格闘技におけるVR事例まとめ

格闘技 VR配信

Oculus Rift製品紹介

「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」は、Oculus社が開発・発売しているVRヘッドマウントディスプレイ。

本来の製品名は「Rift(リフト)」だが、一般的には「Oculus Rift」または「Oculus(オキュラス)」と呼ばれることが多い。

「Oculus Rift」向けの標準コントローラー「Oculus Touch(オキュラス・タッチ)」は、VR空間で手の動きを再現するというコンセプトで作られており、指のささいな動きをも感知することができる。

当初「Oculus Touch」は標準コントローラーとして設計されながらも、開発の遅れから「Oculus Rift」本体に同梱されていなかったが、現在のパッケージでは本体に同梱されている。なお、「Oculus Rift」を使ってVRコンテンツを楽しむためには、「Oculus Rift」に対応したスペックを持つPCと、VRコンテンツが別途必要。

対応スペックは一般的なゲーミングPCよりも高いものが要求されるため、「Oculus Ready」という認証が用意されている。

項目 Oculus Rift Rift + Touch
価格 \63,800(税込) \76,600(税込)
内容 「Oculus Rift」本体のみのパッケージ。標準コントローラーである「Oculus Touch」は付属しない。 「Oculus Rift」本体に、標準コントローラーである「Oculus Touch」が同梱されたパッケージ。

たとえそれが離れた場所の出来事であっても、ましてや作られた空想上の出来事であっても、現実のような臨場感が味わえるVRは、スポーツ観戦と親和性が高い。

すでに国民的スポーツである野球をはじめ、F1、競輪、競艇、など様々なジャンルのスポーツにおいてVR配信が取り入れられておりもちろん、格闘技でも導入が進んでいる

スポーツの中で、とりわけ強烈な「迫力」を味わえるのが格闘技。鍛え上げた生身の肉体がぶつかり合い、しかも一歩間違えばケガだけでは済まない…まさしく本当の意味で「命がけ」の試合を味わえるスポーツだ。

この記事では、そんな格闘技の試合のVR配信についての事例をご紹介したい。

 

選手への近さが迫力を増幅させる!格闘技×VRの魅力

他のスポーツのVR配信同様、格闘技のVR配信も、会場の様子を360°グルっと見回すことができ、会場で観戦しているかのような臨場感を味わうことができる。

しかも、カメラの位置が選手に近い!たとえばリングサイドのように、会場で最もリングに近い席よりも、さらに近い場所にカメラが設置されるため、会場席で観戦するよりも選手の動きや表情を間近に見ることができ、選手との一体感を味わうことが可能だ。

ただその反面、テレビでの中継とは違って、見せ場を的確な確度から確実に捉えられない場合がある…というのがデメリット。テレビでの中継の場合、見せ場となるシーンを複数ヵ所に設置されたカメラによって撮影、選手の技が決まる瞬間を、最も魅力的な角度から見せてくれる

VR配信の場合も、カメラの位置が増えれば様々な位置を切り替えつつ観戦できるのだろうが、まだまだカメラ数は少ない。また、自由な確度から見ることができるため、見せ場となるシーンを見逃してしまうこともある…というリスクも。

ただこうした点は、会場で観戦している場合も起こりうることなので、テレビ中継と比較して考えるのではなく、会場で観戦する場合と比較した方がいいのだろう。

 

世界でも日本でも増加中!格闘技×VR配信

そもそもスポーツをVR配信しようという試みは、現在、世界規模で進んでいる。それまでスポーツ観戦という趣味を持っていなかった人に対して、VRという新しい技術を使って新しい価値を与え、認知を増やしていこうというのが目的だ。

もちろん、格闘技×VR配信という試みも、日本だけでなく世界で進行中。ここでは、その具体的な事例について紹介しよう。

 

アメリカの総合格闘技団体「Bellator MMA」

アメリカ合衆国の総合格闘技団体「Bellator MMA(ベラトール・エムエムエー)」は、YoutubeでVR動画配信を行っている。ケージの中で選手たちが戦う様子を、実況席に置かれた360°カメラから観戦可能だ。

実況席とはいえ、ケージがあるため選手まで物理的な距離があることと、YoutubeにアップロードされているVR動画は短いということが残念。

ただ、控室の様子や入場の様子を映したVR動画もあり、テレビ中継でも会場での観戦でも味わえないような、選手との一体感を体験できるのは素晴らしい。

アメリカの総合格闘技団体「UFC」

続いても、「Bellator MMA」同様アメリカの事例。総合格闘技団体である「UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)」のVR動画だ。

こちらは一本の動画内に試合だけでなく会場入口の様子やインタビュー、入場の様子、セコンドの状況などが盛り込まれ、番組としての構成力が高い。ある時は観客として、ある時はセコンドとして、ある時は選手として…と、試合の様々な要素との一体感が味わえる点が魅力だ。

日本の総合格闘技団体「RIZIN」

日本の総合格闘技団体「RIZIN」も、YoutubeでのVR動画配信を行っている。「RIZIN」はフジテレビがゴールデンタイムに地上波で配信しているため、観たことがあるという人も少なくないだろう。

VR動画は、入場の様子や試合の様子がダイジェストでまとめられた形式。カメラはコーナーに取り付けられており、リングよりやや高い位置から試合の模様を観戦できる。

選手までやや距離が離れていることと、試合の進行状況に一喜一憂し、手に汗握るような感覚を味わえないのが残念だが、実況席の様子やリングサイドで収録しているスタッフなど、会場の細かいところまで見渡すことができ、会場との一体感を味わうことができる。

日本のキックボクシングイベント「KNOCK OUT」


株式会社キックスロードが主催する日本のキックボクシングイベント「KNOCK OUT」は、「360Channel(サンロクマルチャンネル)」で試合映像のVR配信を行っている。

コーナー上やリングサイドなど、複数個所に設置された360°カメラからの映像が試合展開に応じて切り替わるため、見せ場を最適な角度から鑑賞可能。リングサイドからの映像は、選手と極めて近い位置から観戦できるため、これまで会場や中継では味わえなかったような迫力を味わえる。

ダイジェスト形式ではなく一試合をしっかり楽しむことができるという点も魅力だ。

【関連記事】
キックボクシングVR動画第3弾!KNOCK OUT

配信以外にもVRの導入が進むことに期待!

プロ野球では、配信だけでなく、VRを活用した選手のトレーニングや、アミューズメント向けのVRコンテンツなど、さまざまな形でVRが導入されている。

格闘技の場合、技のモーションやスピードという要素だけじゃなく、パワーなども試合結果に影響するため、トレーニングにVRを導入するというのはまだまだ難しいかもしれない。しかし、プロの格闘家と疑似的な対戦が行えるアミューズメント向けのVRコンテンツなどは、機能を絞る必要はあるものの十分実現できるのではないだろうか。格闘ゲームが認知を得ていることを考えると、需要も見込めるはずだ。

今後さらに、格闘技のVR導入が進むことを期待している!

VRInside~VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア~


VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連した最新情報を配信します。

 

最新ニュースを読む