VRショートフィルム"Digital Rainforest"がクラウドファンディング中 | VR Inside

VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

VRショートフィルム"Digital Rainforest"がクラウドファンディング中

現在クラウドファンディング中のVRショートフィルム"Digital Rainforest"は、失恋のショックでVRに依存して現実逃避する男性を描く作品だ。現在資金を公募しており、目標額が達成されれば8月から撮影が開始される。

Digital-Rainforest-Logo

VRショートフィルム"Digital Rainforest"がオーストラリアのクラウドファンディングで資金を公募している。

DIgital Rainforestとは

概略

Digital RainforestはフィルムメイカーのKii Belling氏が手がけるVRショートフィルムだ。

失恋がきっかけでVRに依存して現実逃避に溺れる男性をテーマに描いた本作は、Belling氏の極めて個人的な経験に基づいており、彼は本作に関して次のように語っている。

本作はかなり個人的なプロジェクトです。テーマになるのは辛い想いや悲しみ、大切なものを失ったときの喪失感、それらがロマンチックであるかどうかに関わらず、我々が人生のどこかで必ず経験することです。このテーマをVRという未来のテクノロジーで追求することはとてもエキサイティングで、世の中と密接に関連していると考えるのです。

Digital Rainforestは現在プリプロダクション(制作前の準備段階)であり、制作資金をクラウドファンディングのAustralian Cultural Fundで公募している。

目標金額は$6,500(USD)で、資金の使い道はカメラや照明装置、ロケーション、プロダクションデザイン、小道具、コスチュームや特殊効果に充てられる。

クラウドファンディングの期限は7月半ばまでで、目標達成額が集まった際、8月から撮影が開始される。

ストーリー

Digital Rainforestのストーリーは次の通りだ。

主人公はSam、ある日"Rainforest"というVRアプリを見つける。このアプリでユーザーは仮想的に過去に戻って、様々な思い出を追体験することができる。ガールフレンドとの別れによって悲嘆に暮れていた彼は、Rainforestで過去の懐かしい思い出に浸ることで気を紛らわすが、次第にのめり込み、やがて現実世界を拒否し始め、友人や家族とのつながりよりも仮想空間での快適な体験に溺れるようになるー

「社会的なテーマと結びついたストーリーを好む」と語るBelling氏は学校でメディアを専攻し、処女作の"Lean"ではBoroondara Youth Film Festivalにてベストパフォーマー賞と脚本賞を受賞しており、おもにジョージ・ルーカスやクリストファー・ノーラン、フランク・ダラボンやスピルバーグ、ポール・トーマス・アンダーソンから影響を受けた彼は社会的な問題とヒューマンドラマを映像によって追求することに長けており、その姿勢は本作Digital Rainforestでも遺憾無く発揮されている。

オススメVR映画/アニメ

現在、VRを駆使したアニメや映画がリリースされることが増えてきたが、その中から代表的なものをいくつかご紹介する。

INVASION!

Baobab Studiosが制作したVRアニメ"INVASION!"は100万ダウンロードを記録して人気を博した良作コンテンツ。

制作にはドリームワークスの映画「マダガスカル」の監督として知られるEric Darnell氏と、「トイストーリー3」やZynga社でのゲーム制作などに携わっていたMaureen Fan氏によるもので、同スタジオは2人によって2015年に設立されたもの。

アニメーションの動きはダイナミックかつ滑らかで、ストーリーはシンプルながら面白いアイデアがたくさん盛り込まれており、約6分の間に繰り広げられる白いうさぎと地球を侵略するエイリアンとのドタバタ喜劇が見もの。

ASTEROIDS!

INVASION!をリリースしたBaobab Studiosが制作した「ASTEROIDS!」は、宇宙船で仕事をする2人のエイリアンがテーマの映画だ。

ユーザーは不安定なチューブアームを持つClass-C Menial Taskロボットであり、エイリアンのボスをアシストすることが役目だ。

前作のINVASION!が受動的にストーリーを鑑賞するコンテンツであったのに対して、ASTEROIDS!はインタラクティブ性を重視したコンテンツになる。

ASTEROIDS!はインタラクティブなコンテンツをユーザーに楽しんでもらうだけではなく、コンテンツを通してキャラクターに思いやりを持つことが目的だという。

Google DaydreamとGear VRで視聴が可能(Gear VRユーザーはOculus Storeからダウンロード可能)

Raising A Rukus

Raising A RukusはVirtual Reality Companyが制作したVRアニメーションで、ファミリー向けのアクション、アドベンチャー作品だ。

主人公である双子の兄弟、AmyとJonas、そして彼らのペットであるやんちゃな性格の犬、Rukusが有史以前の恐竜時代にタイムスリップする。

本作には"Branching Narrative"といい、ユーザーの選択によって物語の進行が変化するシステムが採用されており、物語の特定の部分において、AmyもしくはJonas、どちらかのキャラクターの冒険を選ぶことが出来、視線で選択肢を選ぶことができる。

Gear VRで視聴することが可能で、Oculus Storeからダウンロード可能。

攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver

攻殻機動隊ARISEの世界観をVRに移植した本作は、流麗なグラフィックと激しいアクションが特徴的なVRコンテンツだ。

約15分間の本作の中で、ユーザーは荒れ狂うロボットや地上めがけてダイブする草薙素子や、攻性防壁の電脳迷路を激しくループするので、VR酔いしてしまう人がいるかもしれないが、VR映画の可能性を極限まで突き詰めた本作は、是非体験してほしいタイトルだ。

視聴はiPhone、Androidスマホ両方から可能で、公式サイトからダウンロードできる。

参照元:VRFocus

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。

最新ニュースを読む