VRで料理を練習できる時代が来るか?『VR Sushi Bar』が登場 | VR Inside

VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

VRで料理を練習できる時代が来るか?『VR Sushi Bar』が登場

HTC社のVive、Oculus Rift対応のVR寿司シミュレーションゲーム『VR Sushi Bar』の情報が、Steam Greenlightで公開された。

VR-SUSHI-BAR

HTC社のVive、Oculus Rift対応のVR寿司シミュレーションゲーム『VR Sushi Bar』の情報が、Steam Greenlightで公開された。

Steam Greenlightで公開された情報

PlayStation VR、HTC社のVIVE対応のシミュレーションゲーム「Job Simulator: The 2050 Archives」の成功もあり、シミュレーションゲームが増えつつある。

そんな中新たにSteam Greenlightで、HTC社のVive、Oculus Rift対応の『VR Sushi Bar』の情報が公開された。

「Steam Greenlight」という名前に聞き覚えのない人もいると思うが、これはSteamでの販売を希望する開発者が、ゲームの情報またはビデオを投稿し、ユーザーの反応によって実際に販売するかどうかを決定することができるサービスである。

下記のリンク先が実際の「Steam Greenlight」に投稿された『VR Sushi Bar』のページである。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=903146427

投稿されたのは2017年4月12日のことである。

ゲームの解説は日本語で記載されているが、本編のゲームは日本語だけでなく英語にも対応している。

その他にも、6枚のイメージ写真と簡単な説明が書かれているため、興味のある人には是非ご覧いただきたい。

『VR Sushi Bar』について

VR-SUSHI-BAR

『VR Sushi Bar』とは「Mikai.inc」が開発する、VR寿司シミュレーションゲームである。

対応しているのはHTC社のVive、そしてOculus Rift

ゲーム内では寿司を握る寿司職人としてプレイする。

プレイヤーは様々なキャラクターのお客さんから受けた注文通りの寿司を用意するため、シャリとネタを持ち、組み合わせ、お皿に乗せ、注文をしたお客さんを間違えることなく、注文通りの寿司を手渡す。

全て間違えることなくクリアすると、お客さんが喜び、プレイヤーはポイントをもらうことができる。

10回正解することができると、大仏が目覚め、大仏が目覚めたら、銃を使って大仏の口に寿司を撃ち込むというのが一連のゲームプレイの仕方だ。

Steam Greenlightの解説には、「さあ、握って握って、撃ちまくろう!」と書かれている。

いきなり大仏が登場して目を疑った人もいると思うが、記載したとおりである。

また、海外で「Sushi」というと、カリフォルニアロールなどと呼ばれるロール巻き(恵方巻きに似ている)のことを主に指すが、このゲームで使われている「Sushi」は、日本でも馴染みのあるシャリにネタを乗せた「お寿司」であるため、海外に本当の寿司を広めるといった意味も、『VR Sushi Bar』にはあるのかもしれない。

下の動画は『VR Sushi Bar』のトレイラー

VRで料理を練習できる時代!?

ここで述べたいのは、『VR Sushi Bar』がVRで料理を練習できる時代が実現可能だと証明していることについてである。

上の動画でご覧いただくとわかる通り、『VR Sushi Bar』では”おひつ”(木製のシャリの器)に入ったシャリから適量をとったり、ネタを乗せたり、細巻き(きゅうり巻きなどの巻き物)を包丁で切ったりなどの動作が行われる。

これはプレイヤーがコントローラーを握って遊ぶという性質上、このような「持つ」、「切る」などの簡単な動作のみしか行えていないことに起点する。

しかし、例えコントローラーを使っているとしても、その他にも材料を入れたり、”ヘラ”や”おたま”を持って混ぜたり、コンロ(またはIH)のスイッチを入れて火をつけて煮込んだり、フライパンを持って炒めたりなどもできるだろう。

それに加え、料理の手順を一つ一つ順序に従いテロップでプレイヤーに知らせることで、プレイヤーは手順通りに、適量の分量を学びながら料理を覚えていくことができるのである。

さらに、仮想現実であるという利を活かして、「楽しみながら料理を覚える」ために何かエンターテイメントを加えたものが出てくれば、一躍主婦の顧客層が増え、VRがより一般的なものとなっていくかもしれない。

しかしこれにももちろん不安要素はある。

それは味見ができない、においを嗅いで判断ができない、などである。

そういった不安要素はあるが、こと料理の手順を覚えるためであれば、これほど優れた料理番組はないだろう。

上がり続けるVRの需要

これまで、VRを使って”練習”や”訓練”をするというサービスは続々と展開されてきた。

また、VR Insideもそういったサービスについての記事を投稿してきている。

中でも、医療業界では様々な分野でVR練習が活躍してきていることが目立ってきていることだろう。

「VRが世界初「頭部移植」の準備に役立つ。頭部移植手術患者が新しい身体に慣れる練習にVRを利用」
//vrinside.jp/news/vr-head-transplant-patient-prepare-new-body/

「より安全な外科手術へ。Touch Surgeryが医療用ARトレーニングアプリを開発」
//vrinside.jp/news/touch-surgery-medical-ar-app/

また、医療関係以外でも以下のようなVR練習がある。

「VR内でスピーチ練習ができる「Speech Center VR」がリリース」
//vrinside.jp/news/speech-center-vr/

「火災時の避難法をVR動画で学ぶ『Escape My House』がGoogle Cardboard対応で配信開始」
//vrinside.jp/news/vr_escape-my-house_google-cardboard/

「備えは体験から!防災VR火災編に続き、『防災VR/地震編』提供開始」
//vrinside.jp/news/kasaivr/

緊急時の備えから仕事、趣味趣向まで、様々な場面で現場を想定したVR練習・訓練のコンテンツが増えてきており、これが意味するところは、こう言ったコンテンツが増えれば増えるほど、その現場に携わっている人がポテンシャル・カスタマー(顧客となる可能性のある人)となるのである。

なぜなら、ゲームというジャンルでいくらコンテンツを作ろうとも、顧客となるのは「ゲームをやる人」に留まるが、VR練習・訓練は、コストをかけずに経験値を得ることができるというとても大きなメリットを有しているため、「ゲームをやらない人」でも、VRに興味を持ち始めることは自然なのである。

VR練習・訓練のコンテンツが増え続ける限り、VRの需要は上がり続けるだろう。

参照:VRfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2017/04/vr-sushi-bar-looks-to-bring-japanese-meal-preparation-to-oculus-rift-htc-vive/

Kawasaki


1996年生まれ。ドイツ在留。肉体と物理の限界を超えた「新しい世界」を創り出し、それを体験できるVRに興味を持ち、その最新動向を追っています。

最新ニュースを読む