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VR映像でフィットネスの辛さを軽減する

        2017/08/31

サイクリングマシンを楽しく使う

映像を楽しめば、運動の辛さも軽減される

健康の維持や減量のためにジムに通って習慣的に運動をする人は多いが、「過去にジムに入会したが続かなかった」「入会を考えたことはある」という人はさらに多いのではないだろうか。

運動して汗を流すことを楽しめなければ、フィットネスは辛く苦しいものになってしまう。だが、VR映像を使って運動の辛さを助けるようなソリューションも開発されている。

最新の技術を使うことで、未来のジムは今よりも楽しいものになるのかもしれない。

映像を使ったフィットネス

サイクリングマシンと映像

サイクリングとバーチャルワールド

屋外を自転車で走る場合と異なり、ジムでサイクリングマシンを使った運動をすると風景が変わらない。流れていく景色で気晴らしができないので、より運動を辛いと感じてしまいがちだ。

しかし、ジムによってはマシンを漕ぎながら映像や音声を組み合わせたバーチャルワールドを進む体験ができる設備を導入しているところもある。

VRヘッドセットを使った本格的なVR映像に比べれば没入度は低いが、変化する映像を追いかけていればフィットネスの時間を短く感じられるだろう。

自転車を漕ぐような運動はVRヘッドセットとあまり相性が良くない(ヘッドセットがずれやすく、蒸れてしまう)ことを考えると、むしろスクリーンを使う方法が適している面もありそうだ。

VR映像とサイクリングを組み合わせたThe Tripは、日本でも体験できる。

ヨガスタジオでの使用

こちらもVRヘッドセットを使わない例として、ヨガスタジオでも部屋の壁をスクリーンとして映像を投影する設備を備えている施設がある。

ヨガでは様々なポーズを取る上に、身体の感覚に集中する。ヘッドセットを付けているとストラップの締め付けや重さが気になってしまうので、ヨガもヘッドセットとの相性は良くない。

リラックスを促進する映像があれば、非日常の感覚をより強めてくれるはずだ。

VRデバイスを使うフィットネス

VR Fitness

上の動画は、HTC Viveに対応してSteamで販売されているVRアプリ『VR Fitness』のものだ。

ゲーム画面だけを見ると固定視点のウェーブ型シューターのようにも見えるが、敵を攻撃するためにはViveのコントローラーを大きく振り回すことになる。

攻撃の威力はコントローラーの加速度で決まるそうなので、大ダメージを与えるには力強く腕を振る必要がある。

家庭で遊べる

サイクリングマシンを使ったサイクリングやヨガなど、VRヘッドセットとの相性が良くないエクササイズをするときにはプロジェクターでVR映像を表示する方法が有効だ。

しかし、家庭でそのための環境を整えるのは難しい。これらのエクササイズをするならば、そういったクラスを提供しているジムやヨガスタジオを訪れるのが良いだろう。

VR FitnessのようにVRヘッドセットを使ったアプリの利点は、家庭で簡単に楽しめることだ。もちろんVRヘッドセット(VR FitnessはHTC Vive専用)は必要だが、思い立ったときにいつでも利用できることは運動を続ける助けになるだろう。

また、単に映像が表示されるだけでなくゲームとして遊べるコンテンツになっているので継続的なエクササイズのモチベーション維持効果も期待できる。

Icaros

Icarosでトレーニング

家庭だけでなく、ジムで使用するのに向いたVRエクササイズマシンも存在する。

Icarosは、VRヘッドセットを付けて泳ぐ・飛ぶ体験をしながら体幹を鍛えることのできるフィットネスマシンだ。日本から購入した場合の費用は100万円を超えるほどで、個人で購入するには高いが日本にも導入したジムは存在する。

また、開発元のIcaros GmbHは家庭向けの廉価版も開発中だという。そちらの価格はおおよそ2,000ドル(22万円)とされているので、発売されればさらに導入施設が増えそうだ。

Icarosの場合は単純に既存のフィットネスマシンを使った運動の気晴らしとしてVR映像を使うのではなく、専用のVRコンテンツに合わせてマシンをデザインした形である。

本体が大きいのでコストが高くなってしまうのが難点だが、Icarosが成功すればVRデバイスに対応する新型のフィットネスマシンも数を増やしそうだ。

 

VR映像を使ったフィットネスマシンやエクササイズのクラスでは、映像に集中して運動の辛さを紛らわせることができる。

「運動は好きになれない、でも運動の効果は得たい」というユーザにはもってこいのエクササイズ方法になりそうだ。

グループで一体感を感じられるクラスにも、自分のペースで楽しめる家庭用ゲームにもそれぞれのメリットがある。運動を目的にしたVRコンテンツも増えているので、自分の好みに合うものが見つかれば活用できるはずだ。

 

参照元サイト名:i News
URL://inews.co.uk/essentials/lifestyle/trip-spin-class-takes-virtual-reality-rollercoaster/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。