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「VR酔い」しないソフトとは?PSVR、Oculus、VIVEで酔わない良ゲーをまとめてみた!

2017/12/31 18:00

「VR酔いしないゲーム」「VR酔いしない方法」はないのだろうか。

「VR酔い」はVRゲームをプレイする上でも、あるいはVRコンテンツを作る上でも切っては切れない問題だ。

本特集では「どんなゲームだと酔わないか」にフォーカスしながら、あくまで個人的な体験的ではあるが、酔わなかったVRコンテンツを中心に紹介したい。

何故「VR酔い」が起こるのか?

勿論慣れや個人差もあるが、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)による映像と、肉体の感覚との「ズレ」によってVR酔いは起こるという。

カメラを激しく動かす従来のFPS、TPS、フレームレートが低いゲームをそのままVRヘッドセットでプレイすると、高確率でVR酔いは発生する。

例えば、VRゲームの中でも、抜群のグラフィックを誇る「バイオハザード7」は、カメラの回転方法を「一定角度で回転/なめらかに回転」の二種類から設定でき、カメラ操作の加速度と回転速度を調整できる。

屈指のシューティングアクションである「RAW DATA」は、「テレポートポイントを選択してテレポート」する移動方式をとっている。

だが、VR酔いはそれでも発生してしまう。

現状、没入感やリアリティを犠牲しても、VR酔いしないために、カメラを激しく動かさない演出が主流になっているのが2017年のVRゲームの現状だと言えるだろう。

それではVR酔いしないゲームを紹介してみよう。

【PSVR】サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード

VRキャラクターとのコミュニケーション体験ができるシリーズ3作目。

コントローラなどのインターフェース類は使用せず、ヘッドマウントディスプレイの視線や頭の動きで遊ぶため、没入感が非常に高い。

シリーズ第1作である「サマーレッスン 宮本ひかり」と比べると、グラフィックが向上している。フレームレートも安定しており、視点と画面のシンクロにかなりこだわっている印象を受けた。

操作できる事が少ないため、「ゲームとして遊んでいる感覚」は希薄だが、一定の距離に近付かれると、ワンテンポ遅れてすっと避けるなど、VR酔いを起こさないための配慮がされている。

なお、少女のパンツを覗こうと非常識な視点遷移をするプレイをするとさすがに酔ってしまうとの報告もインターネットでは散見される。行き過ぎた下心は身を滅ぼすのかもしれない。

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【Oculus】The Climb

タイのプーケットやアメリカのグランドキャニオン、アルプスといった山脈の断崖絶壁を徒手空拳でのぼっていくロッククライミング・シミュレーター。

現在Oculus Storeでのベストセラータイトルでもある。

Xbox Oneのコントローラー、あるいはハンドコントローラであるOculus Touchを使い操作する。基本的に上を目指すため、カメラワークが単一の方向を向いている。

カメラ移動はヘッドトラッキングと同期しているため、酔いが起こりづらい。また、ゲーム時にカメラ視点のリセットをいつでも行えるようにしている。

ただ、ジャンプ時や落下時は画面が大きく、スピーディに遷移するため比較的酔いが発生しやすい。

これはゲームプレイを向上させることにより回数を減少はさせられるが、本作の醍醐味である高所の絶望感、没入感に一役買っている。

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【Oculus】【VIVE】【PSVR】SUPERHOT VR

自分が動くときだけ、時間が進む”という斬新なゲームシステムにより、「敵が止まって見える」ような映画のスーパーヒーローのような超人的なアクションを楽しめるFPS。

ゲーム中は、通常のガンシューティングと違い、時間がゆっくりと流れるため、シューティングゲームでありながら視点をキョロキョロと確認しないでも済む。

また、プレイヤーは移動しないスタイルを取っているためVR酔いは起こりづらい。これは多くのVRシューターでも採用されている。

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【PSVR】V!勇者のくせになまいきだR

王道RPGの魔王側となって、箱庭の中の世界でモンスターを率いて勇者を撃退するリアルタイムストラテジー。

箱庭を俯瞰で眺め、カメラアングルを一定角度で遷移させるため、VR酔いは非常に起こりづらい。

操作はステージ盤面をPS4純正のDUALSHOCK 4の向きや角度でポインターを自在に動かせるため、アングルを頻繁に変更させる必要がない。

欲を言うと、リアルタイムストラテジーとしては、VRならではの没入感や体感価値というものが若干希薄なのだが、そこを補うのが凶悪までに可愛い「魔王のムスメ」である。

参考記事…ムスメ…可愛すぎ!『V!勇者のくせになまいきだR』プレイレビュー!

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VR酔いしないためには?

VRゲームを楽しみたい!でも酔いやすい、というユーザーは多いはず。自分もである。

とはいえ、三半規管を鍛えればいい、などと言われても、一朝一夕には行かないはずだ。

まずは、当記事にもあるように、頭を激しく動かさないようにする事が重要。アドベンチャー、シューティング…どれでも動かしすぎると一瞬で酔ってしまう。

また、個人差や「慣れ」もあるだろうが、まずはHMDをきちんと装着し、焦点を合わすことが重要だ。

もちろん、睡眠をしっかり取りコンディションを整える、あるいは車酔いの薬を服用したり、空腹を避けて軽く食べるなどという、車酔いや船酔い対策も、ある程度ではあるが酔いを軽減できる。

無理はしない、というのが大事だ。これが中々難しいのだが。

 

VR酔いしてしまったら?

情けないことに、筆者もVRコンテンツを紹介する立場ながら、非常にVR酔いしやすい体質である。

なので、プレイして気持ち悪くなったら、おとなしくすぐに中断して休憩することにしている。

高橋名人は「ゲームは1日1時間」と言っていたそうだが、VRゲームは、1時間どころか、10分のプレイでも酔うゲームでは酔ってしまう。こうなったら、一度のプレイ時間を短めにするしかない。

酔ったときは、顔を洗ったり、軽くストレッチをしてみたり、意識を休めて目を休めることが大事だ。できることなら仮眠するのが一番オススメではある。

個人的には、炭酸水を飲むことでかなりリフレッシュできている。ノンカロリーなので身体に負担がかかることもない。オススメ。

Takanomerde


1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。

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