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【取材レポ】 配信前から大注目! VRカノジョの仕掛け人に聞いてみた!マーケティングやデザインコンセプトのこだわり

2016/12/24 11:10

    【取材】配信前から注目を集めるVRカノジョの仕掛け人にマーケティングやデザインコンセプトなどお訊きしました

    2017年2月28日に配信を予定しているVR専用ソフト「VRカノジョ」。
    発売前から話題を集め、体験版のダウンロードは〇〇を突破、YouTubeにアップしたデモ動画は累計再生数が250万を突破。

    VRカノジョ

    VRコンテンツとして何かと注目度の高い本作について、開発元のイリュージョンに単独取材を実施しました。

    取材を受けていただいた大鶴氏

    取材に応じていただいたVR企画開発部の大鶴氏

    その絶妙なマーケティングやデザインコンセプトなど、開発における重要なポイントをお聞きしました。

    PR、マーケティングについての考え方

    ──情報の出し方・タイミングが非常に上手だと感じているのですが、配信前のPRについてどのような意識で行っていますか?

    大鶴氏:有益な情報を配信の3~4か月前から小出しにしていくようスケジュールを組んでいます。

    情報配信のタイミングや頻度は世間の流れに合わせ、事前にスケジュールを組んでいくようにしています。

    今回で言いますと、PSVR関連の情報が出るタイミングに合わせたことで注目度が集まりました。

    ──PSVRリリースのタイミングでVRカノジョのデモ動画公開、PSVRの予約体験会に日に体験版のパッチ公開など、VRが注目される日を選んで情報配信されていましたね。
    大鶴氏:そうですね。VRカノジョの発表はここだな、という意識でした。2017年も頭のほうでインパクトのある発表をする予定です。

    取材を受けていただいた大鶴氏

    ──大人向け要素のあるコンテンツでプロモーションとして注意している点はどこですか?
    大鶴氏:特にないですが、主人公の夕陽さくらの年齢は大人の事情で不詳としています。

    デザインコンセプトや開発体制について

    ──デザインコンセプトは、どのようなポイントから作りましたか?
    大鶴氏:まずは「どこでもいそうな子」がコンセプトです。

    VRでリアルさを追求するため、世間で見たことがあるかもれない親近感を抱くキャラを目指しました。

    なので、胸も極端に大きくなく、頭身も普通の女の子です。

    ──開発エンジニアやモデラ―さんはどうやって集めていますか?
    大鶴氏:すべてイリュージョンの社員で行っております。弊社でこれまで蓄積してきたコンテンツの共有資料なども使いながら開発を進めました。

    ──何名ぐらいで作られましたか?
    大鶴氏:固定で3名、過渡期は最大6名で開発しまして、メインの3名に関しては企画1名、モデラ―1名 プログラマー1名といった構成です。

    ──開発期間はどのくらいでしょうか?
    大鶴氏:VRコンテンツ自体はOculus DK1の出た2013年あたりからOculus想定で開発したいとは思っておりました。

    具体的にVRカノジョを構想しだしたのが2016年からですので、大体1年くらいです。

    ──苦労した点はどこでしょうか?
    大鶴氏:エンジンはUnityを使い、もともと3Dゲーム(大人向け)を開発していたので3か月くらいで形にできました。

    取材を受けていただいた大鶴氏

    それよりも、VIVEが出てきて急遽VIVE対応を考えないといけなくなった点が苦労しました。

    コントローラーを用いた際の当たり判定は難しくないのですが、奥行という3次元空間に対応させるのは少し手間どりました。

    また、VIVEとOculus TOUCHでコントロールの入力系統が違い、Oculus TOUCHのほうが細かな動きができるのですが、VIVEで合わせています。

    売り上げ目標やリリースまでにやること、リリース後にやること

    ──2月28日に向けて、製品の完成具合を教えてください。
    大鶴氏:はい、こちらはこの後の体験版を試遊しながらご説明させていただきます。

    まだ調整中の事項もあり、リリースに間に合うか微妙なモノもいくつかございます。

    ──リリース後の売り上げ目標について教えてください。
    大鶴氏:具体的な数字は申し上げられませんが、業界的に大人向けゲームの売り上げが下がっているなか、起爆剤になればと思っています。

    取材を受けていただいた大鶴氏

    体験イベントも積極的に行い、まずはお試しいただく環境を用意していこうと思います。

    ──リリース後のバージョンアップや続編を考えていますか?
    大鶴氏:計画自体はあります。リリース後の反応を見て、どういったアップデートをかけるかは判断していきます。

    また、続編ではないのですが、人気の出たコンテンツにパッチ更新というかたちで随意、VR対応をしていこうと思っています。

    VRカノジョ公式サイト
    http://vrkanojo.com/


    何十年も前からあるVRがようやく一般で広まりつつあるなか、課題は「ハード」と「体験」の2軸と思っています。これからリリースされる新しいVR機器を余すことなく紹介すること、そして体験したVRの良さを少しでも伝えることでVR市場の成長に貢献します。

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