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WebVRがVRの「未来」である三つの理由

2016/09/12 15:47

mars

今年はVive、Oculus、Google、Xiaomi、Tencentなどがヘッドセットを販売、販売発表などしたり、PlayStation VRが10月に発売予定であったりと、「VRの年」と呼ばれている。

様々なヘッドセットが発売された後、注目を浴びたのはコンテンツであったが、今、新たに注目を浴びようとしているのがWebVRである。

2016年は、ヘッドセット発売の影でWebVRにとっても大きな年であり、以下のヒーロー達がWebVRをブラウザーと掛けあわせた。(一部のみ記載)

Chrome Brandon & Josh
Firefox Vlad &Kearwood
Samsung Mike & Laszlo
Microsoft Frank-Olivier

私達は今、WebVRのターニングポイントにいる。

あなたはもう、ワンクリックでWebVRを通し、一人で火星に行けてしまうのだ。

今日、VRコンテンツのほとんどがスタジオが製作したもので、ゲームが多く、ダウンロードしなければならないが、もしも、VRがPC時代、インターネット時代、モバイル時代に続く新たなプラットフォームになるとすれば、たくさんのコンテンツが、ユーザー中心で、無料、ウェブが主体となり、ゲームに留まらないものとなるだろう。

なぜ、WebVRがこんなにも、大きな話となるのか、その三つの理由をあげていく。

1、ディストリビューション

VR業界でささやかれている疑問のひとつに、いかにしてユーザーに繰り返しヘッドセットを手に取らせるか(リピーターにさせるか)という問題がある。

業界の答えとしては、Appストアで配信されているコンテンツをダウンロードして遊んでもらうというもので、WebVRはコンテンツを遊んでもらう上でこの上ない媒介物となるだろう。

FacebookやLinkedIn、WordPress、Reddit、Twitter、そしてGoogle検索のような、広く使われているサービスをWebVRで利用できるようなれば、多くのユーザーがヘビーユーザーとなる可能性が見えてくる。

2、クロスプラットフォーム

VRは現在とても断片的と言える。

どういうことかと言うと、現在いくつものVRヘッドセット、アプリストア、コントローラーなどが市場に出回り、それぞれが独自のエコシステムでヒットしている。

WebVRは、それらをつなぐ架け橋として、クロスプラットフォームの互換性を高めるものとなるだろう。

つまり、個々のヘッドセットに対応したコンテンツをつくるよりも、WebVR体験を作ってしまう方が、すべてのヘッドセットに対応させやすくなると言える。

3、即時性

2016年の今、人は時間がかかるためモノをダウンロードしたくなくなってきている。

ワンクリックで済ませたいのだ。

WebVRはワンクリックでVR体験ができる唯一の方法と言っていいが、アプリストアがいらなくなるということではない。

もちろん、最新のゲームや長編映画はダウンロードさせる方が良いだろうし、コンテンツを求めてアプリストアを探しまわることだろう。

WebVRの凄いところは、もともとあるアプリと、アプリストアの販売とを完璧に互換できることだ。

つまり、もっともっとWebVRのコンテンツとして、もう既にあるアプリをプレイできる可能性があるのだ。

まとめると、WebVRは、巨大な基盤(インフラ)としてだけでなく、アプリの販売、提供の際にもあやかり、利益を得ることができるのだ。

Alban DenoyelがCEOで共同創設した「sketchfab」というサービスがあるが、これは、VRヘッドセットを通してアプリから、ウェブブラウザーを通してPC、そしてモバイルから、ユーザーが自由に3Dモデルやシーンを見ることができる。

参照:UploadVR
URL:http://uploadvr.com/3-reasons-webvr-future-virtual-reality/

Kawasaki


1996年生まれ。ドイツ在留。肉体と物理の限界を超えた「新しい世界」を創り出し、それを体験できるVRに興味を持ち、その最新動向を追っています。

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