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VRゲームにも適した3Dサウンドシステムがクラウドファンディングキャンペーンを実施

2017/09/22 12:55

3DサウンドでVR
3DサウンドでVR

3DサウンドシステムでVRを楽しむ

VRヘッドセットを使って映画を見るときやVRゲームを遊ぶときには、一般的なヘッドホンの中から好みのものを組み合わせるかViveデラックスオーディオストラップMantisのようにVRヘッドセットに合わせてデザインされたヘッドホンを使う方法が一般的だ。

ヘッドセットと合わせてヘッドホンを使えば、映像も音声も一人で楽しめる自分だけの映画館が手軽に完成する。

しかし、ヘッドホンを長時間付けていると頭が締め付けられる、蒸れるといったトラブルも起きることがある。ヘッドホンによっては音の立体感が得にくく、VRコンテンツへの没入感を損ねてしまうことがあるのも難点だ。

それらのトラブルを解決する方法として、Kickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを実施しているYarra 3DXシステムを使うという手もある。

Yarra 3DX

Comhear Inc.がKickstarterで量産に向けて資金を集めているYarra 3DXは、ゲーム、VR/AR、音楽鑑賞、ホームシアターでの映画鑑賞などに適した3Dオーディオサウンドプロジェクターだ。

手頃な価格(通常価格は600ドルを予定)で、複数のスピーカーを設置することなくサラウンドサウンドを再生できるシステムだという。

クラウドファンディングの現状

Yarra 3DXはクラウドファンディングサイトKickstarterで資金の提供を呼びかけている段階だが、実は既に目標金額の7倍近い資金が集まっている。

目標金額は5万ドル(561万円)だったが、これまでに集まった金額は349,898ドル(3,927万円)に上る。既に910人が支援を表明しているが、キャンペーンの終了まではまだ35日も残っているのでさらに多くの資金が集まるだろう。

報酬が得られる最低金額が299ドルと高めのため、一口あたりの支援金額が大きいのも特徴だ。

支援で得られる報酬の内容は基本的に全て同じYarra 3DXシステムのサウンドバー+サブウーファーとアプリや付属品であり、金額による違いはシステムの数のみとなっている。また、数量限定で販売予定価格に対する割引額の大きいお得な支援プランも用意されている。

9月22日時点での最安プランとなるのは、299ドル(3.4万円)の支援でYarra 3DXシステムが受け取れるものだ。限定数1,000のうち、155個が残されている。このプランの終了後には、同じ報酬の得られるプランが329ドル、349ドル、399ドル、449ドル、499ドルと段階的に価格を引き上げて用意されている。

報酬内容は全く同じなので、より早く支援することでお得になるシステムだ。数量無制限の最も高額なプランと現在の最安プランでは200ドルもの価格差がある。

この他に2セット以上のYarra 3DXシステムが含まれるプランもあるが、あまりお得にはならない。1セットの最安価格は299ドルだが、2セットのプランは599ドルだ。

ストレッチゴール

Yarra 3DXのクラウドファンディングキャンペーンには、多くの金額が集まることで製品の機能が強化されるストレッチゴールが設定されている。

現時点で公開されているゴールは50万ドル達成時のコーデック・接続形式追加のみだが、以降も複数のゴールが用意されているようだ。

Yarra 3DXの利用

3Dサウンドでゲーム

3Dサウンドはゲームでも有利?

Yarra 3DXは、様々な用途に利用できる3Dサウンドシステムだ。様々なデバイスと接続可能で、正面のサウンドバーとサブウーファーだけなので5.1chや7.1chを実現するためにたくさんのスピーカーを設置する必要もない。

VR/AR

VRやARの魅力は、自分がバーチャルな世界に入り込んだ(ARの場合はバーチャルな世界がやってきた)ような感覚だ。その感覚を実現するために、立体感のある音声は重要な役割を果たしている。

一般的なヘッドホンは左右の2chしかない上に耳との距離が近いため、音源の方向や音源との距離感を捉えるのが難しくなる。サラウンドシステムを使うことで、ヘッドホンを使う場合よりも音を空間的に捉えられるようになるだろう。

また、ヘッドホンを付ける必要がないのでゲームをプレイしやすいのもメリットだ。

ゲーム

VRゲームに限らず、2Dゲームでも3Dサウンドは有効だ。

プレイ中にヘッドホンが邪魔にならず、音の方向や位置が分かりやすいので足音で他のプレイヤーの位置を把握することもできる。音による手がかりを上手く使えば、プレイを有利に進めることもできるだろう。

映画鑑賞・音楽鑑賞

ゲームだけでなく、ホームシアターとして映画を見るときや音楽を聴くときにもYarra 3DXシステムは活躍する。

ユーザの背後や横方向に複数のスピーカーを並べなくても、正面のサウンドバーと1台のサブウーファーだけで5.1ch、7.1ch、11.2chのサラウンドサウンドを再現可能だ。スピーカーを置く必要がないため、部屋の形状や家具の存在を気にせずにサラウンドサウンドを楽しめる。

サブウーファーの存在により、映画の爆発音やバンドの低音楽器の迫力も十分だ。

アプリでの設定

iOSやAndroidに対応するスマートフォンアプリによって、Yarra 3DXシステムの設定を行える。アプリでは、ユーザの位置に合わせて遠近や左右の切り替え・調整を行ったり、イコライザーで音を操作したりといった本体の設定が可能だ。

本体にはデモコンテンツを含むセットアップディスクが付属するため、これを利用して調整することで最適な設定を見つけられるだろう。

 

VRゲーマーからホームシアターシステムがほしい映画ファンまで、多くのユーザが利用できる3Dサラウンドシステム、Yarra 3DX。サウンドバーでサラウンドサウンドを謳う製品は他にもあるが、Yarra 3DXはそれらと比較しても手頃な価格になっている。

製品の出荷は来年3月を目標としており、製品の基礎となる部分は既に完成しているとのことだ。

 

参照元サイト名:Kickstarter
URL:https://www.kickstarter.com/projects/yarra3dx/yarra-3dx-the-most-advanced-3d-audio-system-in-the/description

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