VR会議におすすめのアプリ6選!リモートワークに最適なVRアプリとは?
テレワークの急速な普及の中でリモート会議はすっかりおなじみになりました。
リモート会議というとZoomやSkypeを使ったビデオ会議が主流ですが、最近では効率的な情報共有と実際の会議に出ているような感覚が特徴であるVR会議の注目が高まっているようです。
VR会議用に使えるアプリもすでに数多く登場しており、ビジネス用途に特化したものも登場しています。
そこで、リモートワークの心強い味方になるVR会議アプリを紹介します。
VR会議に必要なもの
VR会議はアプリひとつあればできるというわけではありません。
VRを活用するにはアプリ以外にも、
・VRゴーグル
・VRに対応したPC
・マイク
などが必要になります。
VR会議については以下↓の記事にて紹介しています。
関連記事:VR会議とは?VRを活用したリモートワークのメリットや活用事例を紹介
タイプ別!VR会議おすすめアプリ!
ビジネスの最前線で利用できるVR会議アプリは
・一般向けVR会議アプリ
・ビジネス向けに特化したVR会議アプリ
の2種類です。
それぞれの種類についておすすめのアプリをまとめました。
一般向けのVR会議アプリ3選
まずは、一般向けのVR会議アプリについて見ていきましょう。
一般向けのVR会議アプリは元々ユーザー同士のコミュニケーションを楽しんだりやバーチャルイベントを開催するために作られたものが多いのが特徴です。
そのため、慣れていなくても比較的簡単にVR会議を行いやすいと言えます。
1.Altspace
対応デバイス:OculusRift(S)、OculusQuest、OculusGo、HTC VIVE、Windows Mixed Reality、PC
「Altspace」は一般向けのVR会議向けアプリとして代表的なアプリの一つです。
他のユーザーと会話やチャットなどの交流を楽しむVR SNSとして利用されており、フレンド登録した同僚とのミーティングでも利用できます。
2013年からサービス提供が開始されていて、現在はマイクロソフト傘下となっているため、ユーザーにとって便利で使いやすい機能が豊富です。
マイクロソフトアカウントがあればPCでもログインできるので、VR環境がない人でも会議に参加できるようになっています。
2.cluster
対応デバイス:OculusRift(S)、HTC VIVE(Pro)、PC、スマホ(iPhone、Android)
国産のVR会議向けアプリとして知られている「cluster」は、世界初のバーチャル学会や企業のバーチャル展示会などで度々話題となっています。
大規模イベントの開催のイメージが強いclusterですが、法人向けプランも用意されていてVR会議にも対応した機能が多いのが特徴です。
誰でも簡単にバーチャルルームを開設したり参加でき、PCやスマホからでも参加することができます。
また、国産アプリのため日本語によるサポートが受けられる点も人気のポイントの一つです。
3.VRchat
対応デバイス:OculusRift(S)、OculusQuest、OculusGo、HTC VIVE(Pro)、VIVE Cosmos、Valve Index、Windows Mixed Reality
「VRchat」は自由度の高さから現在世界で最も勢いのあるVR SNSです。
アバターやワールドなどを好みや目的に合わせて作り出すことができ、バーチャル会議の会議室スペースも作ることができます。
VR SNSの中でもアバターを通したユーザー同士のコミュニケーションを重視していて、ボイスチャットに加えてボディランゲージも使えるので一般向けのVR会議アプリの中でも特に臨場感のある会議が可能です。
ただし、自由度が高い分利用にあたってはある程度のVRやプログラミングの知識が必要になります。
ビジネス向けのVR会議アプリ3選
次に、当初からビジネス向けに作られたVR会議アプリを見ていきましょう。
企業活動に特化しているため会議に便利な機能や会社の事情に合わせてのカスタマイズがしやすいものが多くなっています。
1.NEUTRANS BIZ
対応デバイス:HTC Vive、Oculus Rift(S)、OculusQuest、Windows Mixed Reality、PC(Windowsのみ)
日本国内のスタートアップ企業Synamon社が開発した「NEUTRANS BIZ」は
・物体や空間のビジュアルデータを共有しながらのコミュニケーション
・身振り手振りを交えたブレインストーミング
など従来のテレビ会議では実現できない臨場感のあるリモート会議が可能です。
3DCGの立体モデルも空間にそのまま投影して共有することもできるため、感覚的に理解できるプレゼンテーションができるようになります。
KDDI、日本総研、パソナなど日本を代表する多数の企業が導入しており、VR会議を活用しています。
2.rumii
対応デバイス:HTC Vive、Oculus Rift(S)、OculusGo、OculusQuest、Windows Mixed Reality、PC
「rumii」は米シアトルのIT企業Doghead Simulationsが開発したVR会議アプリで、ビジネス会議や教育ソフトウェアに特化しています。
アバターを通したボイスチャットはもちろん、VR空間でデスクトップ画面や3Dモデルを共有することでプレゼンテーションをすることも可能です。
1度の参加人数や各種機能を制限した無料試用版があり、有料版では1度に最大20人が利用できるようになります。
会議室やアバターのカスタマイズもビジネス用アプリとしては比較的自由度が高いのも特徴です。
3.VIVE SYNC
対応デバイス:OculusRift(S)、OculusQuest、Windows Mixed Reality、Valve Index
「VIVE SYNC」はVRゴーグルでおなじみのHTCによる、VR空間で共同作業や会議ができるVR会議アプリです。
最初から法人向けに作られたアプリであることから、それぞれの企業に合わせたシステム設計ができます。
また、社外秘もVR空間で取り扱えるようにセキュリティが強化されているのが特徴です。
Office 365に対応していて、会議に参加するときはHTC VIVEのフロントカメラでQRコードを読み取るだけという使いやすさもポイントとなります。
まとめ
VR会議には
・テレビ会議にはない現実の会議のような臨場感
・現実の会議では難しいイメージの共有
ができるというメリットがあり、注目されているリモート会議の形態の一つです。
すでにVR会議に使えるアプリも多数登場し、VR会議を業務に取り入れている企業も増えています。
安価なVRゴーグルが登場し、高速・大容量通信が可能な5GのスタートなどVR環境が整備されていることから、今後VR会議がますます企業活動に不可欠なものとなっていくことが予想されます。
VR会議がどのような展開を見せていくか注目ですね。
筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。