【爽快】VRとドローンの相性は最高!ドローンレースで話題のFPVドローンを徹底紹介!
2020/02/07 17:38
今やすっかり人気の趣味の一つとして定着しているドローンですが、特に人気なのがドローン目線の映像を楽しみながら操縦できるFPVドローンです。
実はFPVドローンはVRと非常に相性が良く、VRゴーグルを使って操縦することで鳥になったように空を飛び回る体験ができます。
そこで、こちらのページでは
- FPVドローンとは?
- FPVドローンの選び方や注意点
- おすすめのドローン
などについて紹介します。
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おすすめFPVドローン3選! | ドローン利用時の注意点 |
【目 次】
VRとドローンの融合?FPVドローンがすごい
「FPV」とは「First Person View」の略で一人称視点を意味します。
通常だと飛行しているドローンを目で追いかけますが、FPVドローンはドローンに搭載したカメラで撮影したリアルタイム映像を専用モニターやスマホに映し出します。
飛んでいるドローン視点の風景を見ながらの操縦になるので、ドローンのコックピットで操縦しているような気分を楽しむことが可能です。
また、FPVドローンはVR技術とも相性が良いと言われています。
360度カメラをドローンに搭載しFPV対応のゴーグルを装着することによって、ドローンそのものになったように自由自在に空を飛ぶ体験ができます。
FPVドローンはドローンレースでの利用が人気!
FPVドローンは空撮や各種点検に利用されることが多いですが、もう一つのメジャーな用途としてドローンレースがあります。
ドローンレースはチェックポイントやゲートを通過しながらコースを飛行し順位を競うのが一般的です。
海外ではドローンを使った新しいモータースポーツして人気を集めており、高額賞金が出る世界大会も開催されています。
日本国内でも大会が開催されるようになっていて、これからの盛り上がりが注目される新スポーツの一つです。
ドローンレースの種類
ドローンレースには主に
- ・屋内で楽しむマイクロドローンレース
- ・競技ハードルが低い目視ドローンレース
- ・FPVドローンレース
の3種類があります。
FPVドローンレースには操縦者がFPVゴーグルを使ってドローン目線でコースを周る場合と操縦者は目視でFPVゴーグルをほかの人が装着して臨場感を楽しむという2通りの楽しみ方があります。
ただし、ドローンレースの中でも上級者向けとなっていて、国内で本格的にFPVドローンレースを行うためにはアマチュア無線4級などの免許や各種申請が必要です。
FPVドローンを楽しむには?
FPVドローンを楽しむためには、空撮映像を映し出すための専用のモニターやFPVゴーグルが必要になります。
FPVドローンはドローンの中でもハードルが高いモデルとされてきましたが、最近ではアプリの開発が進み、スマホやタブレットに対応したFPVドローンも多くなっています。
そのため、手持ちのスマホなどを使えば手軽にFPVドローンの操縦を楽しむことができます。
FPVドローンを選ぶポイント
技適マークの有無以外にFPVドローンを選ぶポイントをご紹介します。
FPVドローンを選ぶときに大事なのがドローンを使ってどんな楽しみ方をしたいのかという点です。
- ・FPVドローンを飛ばしてみたい
- ・本格的にドローンを操縦したい
- ・空撮を楽しみたい
- ・旅先でもドローンを飛ばしたい
など希望のシチュエーションによって注目するポイントが違います。
①FPVドローンを試しに飛ばしたい場合
とりあえずFPVドローンがどんなものかを試してみたいという場合には、安価なドローンでも大丈夫です。
FPVゴーグルを利用するのではなく、スマホやタブレット、液晶モニタを使って空撮映像を見るFPVドローンであれば手が届きやすい価格で購入できます。
②本格的な操縦を楽しみたい場合
FPVドローンならではの臨場感のある操縦を本格的に楽しみたい場合は、価格の他に操作性と安定性がポイントになります。
FPV以外のフライトアシスト機能が搭載されているものを選ぶと安定して楽しくドローンを飛ばすことが可能です。
③空撮を楽しみたい
ドローン空撮できれいな映像を撮影したい場合には、カメラの性能に気をつける必要があります。
カメラの性能が良くなればそれだけ高解像度の映像が撮影可能です。
また、カメラ性能がいくら良くても安定性が悪いとブレブレの映像になってしまいます。
パン/チルト/ロールをコントロールできるジンバル(カメラスタビライザー)が搭載されたドローンを選ぶことで、ブレのない空撮映像を撮影できるようになります。
③レジャー・旅先でドローンを楽しみたい
旅先などで風景を楽しむためにFPVドローンを利用したいという場合には、持ち運びしやすい機種を選ぶと便利です。
小さいイメージのあるドローンですが、プロペラやアーム部分がスペースを取ってしまい車やバッグに収納しにくい場合があります。
そのため、プロペラやアーム部分が折りたたみ可能なモデルを選ぶと、小さくまとめることができ収納しやすくるので持ち運びが楽です。
④ドローンレースに出場したい
FPVドローンレースに参加したい場合はレーシング用のスピードが出るドローンを利用することをおすすめします
FPVでドローンレースをすると、エアレースのパイロットのような迫力たっぷりの映像を楽しむことができます。
ただし、レース用ドローンとして海外製品を利用する場合には、「技適マーク」の有無をしっかりチェックしなければなりません。
ドローンはどこで購入できる?
FPVドローンはAmazonなどのネット通販やヨドバシカメラやビックカメラなど大手家電量販店で購入することができます。
海外製のドローンの場合、各メーカーごとの正規販売代理店を利用して購入可能です。
最近では並行輸入や直接海外のサイトから購入して海外製ドローンを入手する人がいますが、この場合は注意が必要です。
無線機であるドローンは、電波法令で定めている技術基準に適合している機器であることを証明する「技適マーク」がなければ利用できません。
正規代理店以外から購入した海外製ドローンだと技適マークがない場合がほとんどで、違法なドローンとして刑事罰を課される恐れがあります。
電源を入れるだけでも電波法違反とされる場合もあるので、技適マークの有無はしっかりとチェックしましょう。
ドローンを飛ばす上での注意点
FPVドローンの初心者はリアルタイム映像に気を取られすぎて周囲の状況確認がおろそかになりがちです。
ドローンを人や物にぶつけてしまうトラブルが多く報告されています。
こまめに目視でドローンの位置を確認したり、目視で状況確認してくれる人同伴でドローンを操縦するようにしましょう。
そのほか、適切なドローン操縦に関して国が定めたルールがいくつかあります。
ドローン操縦の基本的なルール
国土交通省ではドローンの操縦について守るべきルールを設定しています。
- アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
- 飛行前確認を行うこと
- 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
- 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
- 日中(日出から日没まで)に飛行させること
- 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
- 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
- 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
- 爆発物など危険物を輸送しないこと
- 無人航空機から物を投下しないこと
以上のうち、[1]〜[4]については絶対に守らなければならない厳守事項、それ以外についてはあらかじめ地方航空局長の承認を受ける必要がある承認事項です。
参照:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール[国土交通省HP]
重量200g以上のドローンは航空法が適用される
本体・バッテリー・カメラの重量が200g以上のドローンについては、航空法上の「無人航空機」として扱われます。
そのため、上記国土交通省の飛行ルールを守って操縦するのは問題ありませんが、
・地上又は水面から高さ150m以上の空域
・人口集中地区の上空
・空港周辺の空域
でドローンを飛ばすことが航空法により禁止されます。
飛行禁止エリアでドローンを操縦する場合には、空港事務所か東京・大阪にある航空事務局へドローン飛行の許可申請を事前に行わなければなりません。
200g未満のドローンも注意!
重量が200g未満のドローンの場合は「規制の対象外」と紹介される場合がありますが、航空法の適用をうけないだけで「小型無人機等飛行禁止法」のルールは守らなければなりません。
・政府施設・防衛施設・外国大使館など
・空港
・スタジアムなどの大会施設
などの周辺でドローンを飛ばす際には、飛行許可を得るための警察署や施設管理者に事前通報が必要になります。
使用電波の周波数によっては資格が必要!
ドローンは電波を利用するため「電波法」の適用を受けることもあります。
ドローンに使用される電波の周波数は
・2.4GHz帯:一般消費者向け
・5.7〜5.8GHz帯:レーシングドローン向け
の2種類があります。
2.4GHz帯の機種は操縦に免許は不要ですが、5.7〜5.8GHz帯の機種では商用目的と趣味での利用とでそれぞれ免許が必要です。
商用目的で5.7〜5.8GHz帯のドローンを飛ばすときには「第三級陸上特殊無線技士」以上の資格がないと操縦できません。
また、商用目的以外のレースなどの趣味で飛ばす場合には「アマチュア無線技士4級」以上の資格が必要になります。
おすすめFPVドローン3選!
現在たくさん販売されているFPVドローンの中から、初心者でも楽しめる本格的なFPVドローンを厳選して3つご紹介します。
1.SNAPTAIN A15H
画質:720p
大きさ
・展開サイズ:37×32.5×6cm
・収納サイズ:13.5×13×6cm
重量:165g
価格:7,199円
*ゴーグル別売り
SNAPTAIN A15Hは2019年の3月に発売された比較的新しい初心者向けFPVドローンです。
ワンキー操作でボタンを押すだけで起動・着陸から360度宙返りまででき、さらに高度維持機能も搭載しているので初心者には難しいホバリングも安定して簡単にできます。
スマホで空撮した動画像を見ることができるだけでなく、スマホ画面に飛行ルートを描いたり飛行中スマホの傾きを変えることでドローンを直感的に操作することも可能です。
折りたたむことで手のひらサイズまでコンパクトにできて165gと軽量にできているので、持ち運びも非常に楽なモデルとなっています。
2.Holy Stone HS160
画質:720p
重量:83.5g
大きさ
・展開サイズ:185×155×30mm
・収納サイズ:140×68×30mm
価格:7,920円
*ゴーグル別売り
Holy Stone HS160はAmazonベストセラーにもなったことがある、初心者向けFPVドローンとして定番のモデルです。
プロポ(送信機)による操作だけではなく、専用アプリをインストールすることでスマホ画面をスワイプしたり傾けたりする直感的な操作ができます。
また、軽量・小型のトイドローンですが、ワンキー操作で離陸・着陸ができ、初心者でも安定したホバリングができる高度維持機能が搭載されている本格仕様が魅力です。
また、Holy Stoneはサポートの丁寧さでも高い評価を得ています。
初心者のうちはマニュアルの見方もわからない場合がありますが、初歩的な問い合わせにも丁寧にわかりやすく教えてくれるので初心者でも安心です。
3.Hubsan H122D X4
画質:720p
大きさ:15.7×15.7×6.2cm(プロペラ付き)
重量:116.5g
価格:14,888円
初心者からドローン玄人まで幅広い層に愛好されているHubsunのH122D X4モデルは、初心者向けのレーシング入門機と高く評価されています。
レーシングドローンだけあって小型ながらスピード感のある飛行が楽しめるのが魅力です。
ただし、レーシングドローンなのでホバリングなどを補助する機能がなく、操作に慣れるまで苦戦するかもしれません。
FPVゴーグルが同梱されていますが、FPV飛行では5.8Ghz帯の電波を利用するためアマチュア無線免許4級と無線局の開局が必要です。
まとめ
従来のドローンと違い、リアルタイムな空撮映像を見ながらドローン操縦ができるFPVドローンは爽快感があり高い人気を誇ります。
最初のうちは初心者向けのFPVドローンで操作に慣れ、次のステップとしてレーシングドローンや高解像度カメラが搭載されたモデルを使うのが順当だと思います。
今後は5G技術の進展によって、FPVドローンもこれまで以上に高機能なものが安価に手に入るかもしれません。
しかし、ドローンが身近になるにつれて守るべきルールも増えていくので注意が必要です。
法規制や国・自治体が定めたルールをしっかり守ってFPVドローンの操縦を楽しみましょう。
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