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交通事故をVRでリアル体験!事故防止VRソリューション「Dri-VR」とは?

スマホを見ながらの運転や、わき見運転など、車を運転していると交通事故につながる行為をうっかりとしてしまいがちです。

こうした事故につながる行為を未然に防ぐために、VRで交通事故の様子を体験し、安全意識を向上させるためのソリューション「Dri-VR」を愛知県名古屋市のコンテンツ企業「サンダーボルトインタラクティブ」が開発しました。


仮想実体験型交通安全VR「Dri-VR」とは?

「Dri-VR」は、実際に起こり得る交通事故をVRで体験することで、実際の運転時により注意深く運転できるように教育するためのVRソリューションです。

これは「スケアードストレート方式(恐怖を実感することで、それにつながる危険行為を未然に防ぐ)」を採用しており、交通事故のリアルな様子をVRの映像で体験できます。

開発元のサンダーボルトインタラクティブが拠点を置く愛知県は、交通事故発生率ワースト1の都市であり、

「どうすれば凄惨な交通事故は無くなるのか」

をコンセプトに、日本交通安全教育普及協会の全面協力、監修を得て制作されました。

「Dri-VR」では、実際の映像を用いた360度映像に、VFX技術を使用した合成映像を用いることで、事故が起きた際のショッキングな印象を使用者に強く植え付けることができます。

交通事故の様子をリアルに再現、ショッキングな描写も

新たに追加されたコンテンツ「自動車事故編」は、通常版と特別版の2種類がリリースされていますが、特別版ではより実際の事故の状況を忠実に再現しており、過激な描写を用いた内容となっています。

特別版の様子はプロモーション用の映像で確認できますが、一時停止するのを忘れてしまったドライバーが、対向車線から出てきた自転車とうっかり衝突してしまう様子を、ショッキングな描写と共に再現しています。

※映像は過激な描写を含んでいますので、視聴の際はご注意ください。

360度のVR映像で、このようなリアルな交通事故の様子を体験すると、やはり強烈な印象を受けますよね。

ですが、こうしたリアルな体験を予めしておくと、実際の運転時の安全意識をより高めることにつなげられます。

VR体験の様子を第三者がモニターで見ることも可能

こうした交通事故防止用のソリューションは企業での研修や交通関係のイベントなどで使えそうですが、VR機器はその性質上、一度に一人しか体験できないので使用できる人数が限られてしまいます。

ですが、Dri-VRにはオプション機器の「外部モニター出力用無線機」が別売りで付属しており、これを使えばVR体験者の見ている映像を、外部モニターに出力して第三者が視聴することができます。

これは接続ケーブルが不要であるため、セットアップの手間がかからず、手軽に使用できます。

また、大人数が参加する企業での研修などでは、パソコンとWi-Fi環境を使って、多数のVR装着者のVR体験を一斉にコントロールすることもできます。

Dri-VRは現在、複数の企業の研修で導入されており、導入企業は株式会社デンソーやトヨタ自動車、JA共済など多数です。

おもに100人~2,000人での使用で運用が行われており、社員の安全意識の向上に役立っています。



Dri-VRの6つのメリット

360度映像や外部モニターへの出力など、Dri-VRは様々な特徴を備えていますが、これらがユーザーにもたらすメリットを公式サイトでは6つ紹介しています。

1. 実写映像による臨場感

実写を用いた映像によって臨場感が増すとともに、製作コストも削減できます。

2. 外部モニターへの出力

外部モニターへの出力はHDMI端子を用いて行うので、ネットワーク環境に左右されず映像出力ができます。

映像は巨大なスクリーンに投影することもできるので、多人数が集まる集合教育でも活用できます。

3. オリジナル映像制作

サンダーボルトインタラクティブではオリジナル映像の制作も受け付けており、企業のニーズに応じたコンテンツを制作しています。

4. 新たなコンテンツの追加

今回、Dri-VRには自動車事故編が追加されましたが、今後も様々な用途、シチュエーションに応じたコンテンツを追加していく予定です。

5. メガネなしで使用できるVRゴーグル

Dri-VRで使用するゴーグルは、近視の方やメガネ装着者でも使用可能で、メガネ無しでも快適に使用できます。

6. 場所を選ばすに使用できる

VRデバイスの重さは440グラムと軽量、かつワイヤレスであるため、持ち運びが簡単で、場所を選ばずに使用できます。

まとめ

いつもは注意しているはずなのに、うっかりとした油断が交通事故につながってしまいます。

事故の危険性は分かっているはずなのに、毎日運転していると、ついわき見運転やスマホを見ながらのながら運転などをしてしまいがちです。

こうした油断を排するためにも、実際の交通事故の様子をVRで予め体験しておくと、より危機感が増して、事故防止につながりますよね。

Dri-VRでは過激な描写も用いたリアルな体験が可能なので、企業での安全意識向上などでは大いに活用できるツールになりそうです。

参考サイト:Dri-VR公式サイト










フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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