ARで電波強度を可視化!iOSアプリ「AR-WAVE」リリース
株式会社ルーキングは2019年10月29日(火)、Wi-Fiなどの電波強度を可視化できるスマホアプリ「AR-WAVE」をリリースしたことを発表しました。
目に見えない電波を見る事を可能にしており、ネットワーク環境を強化することが簡単にできます。
「AR-WAVE」とは
今回リリースされた「AR-WAVE(エーアールウェーブ)」は、普段目に見えない電波の強度をスマホの画面上に映し出してくれるiOS専用ARアプリで、ルーキング社とLGC-Labが共同で開発しています。
私たちが普段使っている
・Wi-Fi
・Bluetooth
など各キャリアの電波強度を調べ、ARで視覚的に表示することができます。
各所にある
・ホームセキュリティ
・ホームスピーカー
・ルーター
などのネットワーク機器を簡単に計測することができ、より良い環境作りに役立つ一品です。
このアプリはAR機能を利用してBLEを発信しているIoT機器の電波を可視化し、その色合いで電波強度を調べることが可能です。
また電波だけでなく、周辺の音量を調べることもできます。
3つの機能で電波計測
このアプリには、電波計測に役立つ3つの機能が搭載されています。
Wi-Fi/LTE/BLE/音量の計測
各キャリアの電波や音量の強度は、緑・黄・橙・赤の4色のボールでAR表示されるようになっており、色によって電波の強弱が分かります。
色による強度の見分け方
<Wi-Fi,LTE>
※Wi-Fi,LTEは電波の強弱を調べるものです。
・緑色(強い)
・黄色(中度)
・橙色(弱い)
・赤色(切断)
<Bluetooth>
※Bluetoothは、dBmにて計測します。
・緑色(強い、-39dBmより大きい)
・黄色(中度、-40~-59dBm)
・橙色(弱い、-60~-89dBm)
・赤色(切断、-90dBm以下)
<音量>
※音量計測は、dbにて計測します。
・緑色(静か:0~39db)
・黄色(やや静か:40~59db)
・橙色(普通:60~79db)
・赤色(うるさい:80~db)
引用:プレスリリース
平面図機能
AR表示に合わせて、自分の動いた跡を平面図で表示する機能です。
どのルートから強弱が変化するかなど、平面図で見ることにより分かりやすくなっています。
録画機能
どの地点から色や数値が変化するのか録画して、後で確認することができる機能です。
アプリ内の録画機能をONにして、スタートボタンを押すことで録画が開始されます。
対象OS:iOS
ダウンロード(App Store)
まとめ
スマホで電波強度が計測できるアプリ「AR-WAVE」がリリースされました。
このアプリは、Wi-FiやLTE・BLEの強度と周囲の音量をARで可視化するもので、ネットワークの強化などに非常に便利です。
普段は目に見えず、調べるには手間がかかるものを簡単に計測できるようにしてしまうのも、ARならではの魅力ですね。
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