メタバース発の恋愛ドラマ『クロスロード』発表!個人クリエイター主導で制作!
2025/12/26 18:00

2025年12月25日、メタバース空間でのクリエイティブプロジェクトProject Aliveは、メタバース空間を撮影スタジオとしてフル活用した恋愛ドラマ『クロスロード』が、YouTubeで無料公開することを発表しました。
脚本・監督は久我レイジ氏、メタバース撮影・演出は蒼月樹莉愛氏が担当し、アバターアクター6名、エキストラ32名、ボイスアクター23名、合計61名という大規模な体制で制作が行われました。
【PR】
メタバース恋愛ドラマ『クロスロード』とは?
『クロスロード』は、仮想空間を舞台にした等身大の恋愛群像劇です。
登場人物たちはアバターの姿で交流しながら、それぞれの想いを胸に人間関係を築いていきます。
『クロスロード』が目指したのは、「仮想空間のドラマ」ではなく、「限りなく現実に近い人間ドラマ」です。
舞台はメタバースでありながら、登場人物同士の距離感や関係性の変化は、地上波ドラマと同じ解像度で丁寧に描かれるよう設計されています。
制作者は、メタバース特有の設定やギミックに頼りすぎるのではなく、「人と人との関係性」を中心に据えることで、メタバースに馴染みのない視聴者にも届く作品を目指したとコメントしています。
『クロスロード』の基本情報
『クロスロード』は、Project Alive公式YouTubeチャンネルにて無料公開されます。 公開開始は「12月28日 21時」とアナウンスされており、その後もフルエピソード・ショートドラマ・関連コンテンツが順次展開される予定です。
最新情報やキャスト・参加者の詳細は、以下の公式リンクから確認できます。
アバターアクターやボイスアクターの個別クレジットは公式SNSで順次公開され、エキストラ参加者に関しても公式サイトやSNS上で一覧として掲載予定とされています。
個人主導で61名参加の異例の制作体制
『クロスロード』は、Project Aliveによる個人主導の映像プロジェクトとしてスタートしました。
脚本・監督を務める久我レイジ氏を中心に、アバターアクター、声優、エキストラなど61名がオンラインで集結しています。
制作期間は約3年、撮影には主にメタバースプラットフォーム「cluster」が用いられ、仮想空間がそのままロケセット兼スタジオとして機能しています。
従来のドラマ制作のようなスタジオやロケ撮影に頼らず、メタバースを制作基盤にすることで、以下のようなメリットを活かしています。
・物理的な移動やロケ地確保が不要
・全国・海外からでも同時参加が可能
・個人制作でも大規模な群像表現ができる
なお、本作は「メタバースを題材にしたドラマ」ではなく、メタバースを“制作手段”として最大限に活用したドラマである点が大きな特徴です。
久我レイジ氏は、「メタバースで物語を作り始めてから、制作期間は約3年になる」とコメントしており、小さな試みからスタートしたプロジェクトが、多くの協力者の参加によって現在の規模にまで拡大したと振り返っています。
【PR】
舞台ではなく「制作基盤」として使われるメタバース空間
『クロスロード』最大の特徴は、「個人制作」でありながら総勢61名が参加する大規模プロジェクトである点です。
一般的に、この人数規模のドラマ制作には、制作会社やまとまった予算が不可欠ですが、本作ではメタバース空間を活用することでそのハードルを乗り越えています。
オンライン空間を拠点としたコラボレーションにより、
・アバターアクター
・エキストラ
・声優
が全国から参加可能となり、物理的なロケハンや撮影スタジオの確保を必要としない体制が構築されています。
これにより、長期にわたる制作スケジュールを低コストで維持しつつ、群像劇としての厚みを担保できている点は、VR・メタバース制作における新しいワークフローの実例と言えるでしょう。
まとめ
clusterを活用したフルメタバース撮影で制作されたメタバース恋愛ドラマ『クロスロード』が発表されることになりました。
これまでもメタバースをテーマにした映像作品はありましたが、本作はメタバースを「スタジオ」として活用していることが特色です。
「メタバースでも人の心は動く」というコンセプトのもと、仮想空間とリアルな感情表現を繋ぐことを目指しており、アニメともゲームとも違う映像作品となっています。
映像制作やVRコンテンツの新しい形として注目していきたいところですし、今後、「メタバーススタジオ」で制作されたコンテンツの中心地として日本が存在感を発揮してほしいですね。
【PR】
【PR】
筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。




