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キズナアイって何者?炎上騒動などVtuber界のパイオニアについてまとめてみた!

2021/04/02 17:04

キズナアイって何者?炎上騒動などVtuber界のパイオニアについてまとめてみた!

日本独特のYouTube文化として海外からも注目されるVTuber。

そんなVTuberの草分け的な存在であり、圧倒的な人気を誇るのが「キズナアイ」です。

テレビなどで目にする機会も多くなり、気になっている人も多いのではないでしょうか。

このページでは人気VTuber「キズナアイ」の成り立ちから魅力、炎上騒動など、あらゆる情報をまとめてみました。



2022年2月26日をもって無期限活動休止

2022年2月26日の「Kizuna AI The Last Live “hello,world 2022”」を持って、キズナアイが無期限活動休止することが発表されました。

キズナアイがより成長していくことを目標とした”アップデート”のための休止とのこと。

Youtubeチャンネルや各種SNSに関しては、過去のアーカイブ動画含め継続してのこるそうです。

アップデートとはいえ、突然の無期限活動休止発表にファンからは驚きの声が多くあがっています。

 

キズナアイとは?

キズナアイとは?

愛称 アイちゃん / 親分
誕生日 2016年6月30日
身長/体重 156 cm / 46kg
スリーサイズ 85 - 59 - 83
SNS Twitter
Instagram
Facebook

略歴

2016年6月30日:「キズナアイ」としての自我に目覚める

2016年11月29日:YouTubeに最初の動画を投稿

2018年3月:日本政府観光局ニューヨーク事務所の訪日促進アンバサダー(大使)に就任

2018年4月:初の冠番組『キズナアイのBEATスクランブル』(BS日テレ)が放送開始

2018年7月15日:初のオリジナル曲「Hello,Morning」を配信リリース。Amazonデジタルミュージック人気度ランキングで1位、moraランキングで2位を獲得。

2019年4月: ニューズウィーク日本版4月30日・5月7日合併号にて「世界が尊敬する日本人100」に選出

2020年4月24日:運営チームの分社化により「Kizuna AI株式会社」を新たに設立

2021年:アメリカの大手タレントエージェンシー「United Talent Agency(UTA)」とのパートナーシップ締結が決定

バーチャルアイドル・VTuber界のパイオニア

バーチャルアイドル・VTuber界のパイオニア

キズナアイとは日本初のバーチャルYoutuber(自称)です。

国内外に数多くのファン(キズナー)がいて、YouTubeチャンネルの登録者数は294万人と人間のYouTuberを含めても日本国内屈指の人数となっています。

3Dモデルのバーチャルキャラクターでありながら、

・ライブ(生配信)

・ゲーム実況

などYouTuberの王道コンテンツをはじめ

・キズナーが作った作品の紹介

・キズナーとの共同企画

といったバーチャルを活用した多彩なジャンルの動画を配信しています。

さらに、YouTuber活動だけではなく、

・音楽やダンスなどのアーティスト活動

・写真集のリリース

・冠番組のMC

・海外へ日本文化の発信

などもはやマルチタレントと呼べるほど多岐にわたる活躍を見せるようになりました。

「日本初のバーチャルYouTuber」

「日本初のバーチャルYouTuber」

今でこそバーチャルキャラクターがYouTuberとして活動するバーチャルYouTuberは一般的な言葉になっています。

しかし、当時は「バーチャルYouTuber」という言葉は自らの属性を端的に表現するものとしてキズナアイが動画冒頭の挨拶の中で使うだけのものでした。

キズナアイの成功からYouTuber活動を行うバーチャルキャラクターが増えてきた事で、「バーチャルYouTuber」がそうしたキャラクター全体を指すようになりました。

さらに「VTuber」という言葉も登場し、テレビで取り上げられる機会も増えさらに一般に広く知られるようになっています。

こうした経緯からキズナアイはVTuber界の「親分」とも呼ばれ、後輩VTuberや彼らのファンからも慕われているようです。

イラストは森倉円さんが担当

全体的にピンクと白を基調とした美少女アニメ風の容姿

ピンクの近未来的なグラデーションのメッシュ

双葉をイメージしたピンクのカチューシャ

など、かわいさと元気の良さの両方を感じさせる絶妙なバランスのルックスはキズナアイの大きな魅力といえます。

そんなキズナアイのデザインを担当するのはイラストレーターの森倉円さんです。

モデリング制作監修はTdaさん、モデラーはトミタケさんが担当しています。

キズナアイの中の人(声優)は誰?

キズナアイの中の人(声優)は誰?

画像:所属事務所スワロウ公式ホームページより

キズナアイの中の人(声優)は誰なのか?という話題は登場当初から様々な憶測がされてきました。

しっかりした発声や声色の豊かさからプロの声優であると推測されており、何人かの名前がファンの間で取り沙汰されたこともあります。

そんな中、2020年4月に「Kizuna AI株式会社」が設立されたことに伴い、声優の春日望さんが活動初期からキズナアイのボイスを担当していることが明らかにされました。

キズナアイと春日望さんは、

・関西弁が上手い(関西出身)

・誕生日が一緒(6月30日)

・乃木坂46、欅坂46などアイドルファン

・美少女漫画ファン

といった点が共通し、春日望さん本人のキャラクターがキズナアイのパーソナリティを担う部分が大きいことがわかります。

このキズナアイのパーソナリティの本質をめぐり大きな騒動が起こりました。

炎上?キズナアイ分裂騒動

炎上?キズナアイ分裂騒動

目覚ましい活躍を見せていたキズナアイですが活動継続の危機を迎えました。

2019年5月から翌2020年5月まで尾を引いたいわゆる「分裂騒動」です。

事の発端、キズナアイが4人に分裂?

この騒動は、メインチャンネルであるA.I.channelに「キズナアイな日々」というシリーズの、キズナアイが4人に分裂(分人)する動画を投稿したことから始まります。

4人に増えたキズナアイがそれぞれ自我を持ち3Dモデルや声色を変えていきながら、「キズナアイの本質」を模索していくという内容のシリーズです。

シリーズ終盤になると外見はそのままで別人の声を持つキズナアイが誕生し、4号が完成する直前にシリーズは終了しました。

その後、2号、3号がそれぞれ別シリーズの動画にも登場し始めます。

多様な人格のキズナアイを登場させる事でファン層を広げるという取り組みを評価するファンが多かったものの、2019年6月27日に新曲『Sky Highexit』のティザー動画が投稿され不穏な空気が流れ出し始めました。

同曲の歌詞に「オリジナルは眠る」というフレーズがあった事から、

オリジナルのキズナアイが活動を終了して他の3人にとって変わられるのでは?

という憶測が流れたためです。

それぞれのキズナアイが個別活動を開始、増していくファンの不信感

それぞれのキズナアイが個別活動を開始、増していくファンの不信感

未完成となっていた4号でしたが、6月30日に行われたイベントにてチャイナ服を着て中国語を話すキャラクターとして正式に登場し、

中国を拠点に活動すること

bilibili動画に動画を配信していくこと

が発表されました。

時を同じくして、これまでオリジナルのキズナアイと必ず共演していた2号、3号が、それぞれソロ動画を公開し始めます。

このように声や形が違うキャラクターがそれぞれ「キズナアイ」を名乗って活動することに戸惑いを覚える声も多くみられました。

2号、3号による動画。コメント欄を見るとファンの不満が大きいことが明らかに。

さらに、オリジナルが動画に出演する頻度が落ち始め、キズナアイとして出演する外部の仕事も2号、3号が担当し始めたことでファンのリアクションが明確に変わります。

オリジナル以外の「キズナアイ」が出演する動画に高評価よりも低評価が多くつくようになり、チャンネル登録者数も減少し始めました。

さらに、中国でもボイス担当者の裏垢疑惑などがあったことで、中国の運営サイドがバッシングを受ける事態となっています。

運営による対応、しかし問題点も浮き彫りに

運営による対応、しかし問題点も浮き彫りに

一連の騒動を受け、運営はキズナアイが分裂したのを「分人」と表現した上で

オリジナル「キズナアイ」の動画が投稿されないのは、新しいキズナアイに慣れてもらうためであったこと

中国のファンと直接お話しできるように中国語を話せるキズナアイが登場したこと

という企画趣旨であったことが発表されました。

日本国内においてもオリジナルのキズナアイ本人によって、「アニサマの準備で忙しく動画投稿ができないので、2号、3号に変わってもらっていた」ことが明かされ、さらに

(オリジナルの)私が消えることはない

と自身の引退・消失についてはっきりと否定するコメントを発表しています。

この騒動の背景にはキズナアイのキャラクターを決めるのがビジュアルだけではなく

これまでのファン・キズナーとの築き上げたもの

であることを運営が十分に理解しきれていなかった点にあることも指摘されているようです。

さらに、キズナアイの別人格とされていた3人の名前が公募され、

2号:loveちゃん

3号:あいぴー

4号:アイガー(愛哥)

という名前が決定したことで、キズナアイとの区別化がされるようになりました。

ファンの不安が解消されたことで徐々に騒ぎは収束し始めましたが、運営体制の不備が目立つことが明らかになったといえます。

そこで、キズナアイの活動は新しい展開を見せていくことになりました。

新会社設立で独立!

新会社設立で独立!

もともとキズナアイは企業(Active8社)によるバーチャルキャラクタープロジェクトに過ぎなかった存在です。

しかし、キズナアイはすでに国内外でファンを獲得し愛されるキャラクターに成長しており、とても企業の1部門が扱える存在ではなくなっていました。

こうした状況から、2020年4月24日に行われたライブ配信において「Kizuna AI株式会社」が設立されることが発表されました。

同社は「キズナアイ」プロジェクトの関連事業を運営会社のActive8から分社化したものです。

また、キズナアイのボイス担当が春日望さんであることが正式に公表され、キズナアイ運営チームにアドバイザーとして参加することも明らかにされました。

分裂騒動の際にオリジナルのキズナアイのボイスが変えられてしまうと言う噂が流れたことと、春日さんの個性がキズナアイのキャラクターに大きな影響を与えている点に配慮したものといえます。

さらに、「loveちゃん」と「あいぴー」もYouTubeアカウント、SNSアカウントを開設し、キズナアイから独立したキャラクターとして活動していくことになりました。

こうして1年にも渡った「キズナアイ分裂騒動」は収束し、キズナアイが活動しやすい環境が整備されていくことになりました。



キズナアイが好きになる?おすすめ動画

キズナアイを知りたいのならやっぱり動画を見るのが手っ取り早いです。

というわけで、キズナアイの魅力が詰まったおすすめの動画を5本厳選してまとめました。

キズナアイの活動をまとめた総集編「A.I.Channel ~総集編~」

キズナアイの活動をまとめた総集編「A.I.Channel ~総集編~」

キズナアイは「全裸」が原因で一度YoutubeでアカウントをBANされたことがあります。

「全裸」とはいっても、3Dモデルデータのバーチャルキャラクターにとってこの姿は、「全裸」で服を着ていないも同然という言葉が文字通り解釈されてしまっただけです。

経緯はどうあれアカウント停止期間中に制作されたのがこの総集編動画。

キズナアイの歩みや経緯を知るのにピッタリの動画に仕上がっています。

激動の1年を振り返る!キズナアイ2020年総まとめ

激動の1年を振り返る!キズナアイ2020年総まとめ

キズナアイと「キズナー」にとっていろいろあった2020年を振り返っていく総集編動画。

ゲーム実況で絶叫したり、

ゲストに振り回されたり、

といったいつものポンコツぶりを見せたかと思えば、ダンスや歌で躍動するスーパースターな姿も披露してくれます。

最後は力強いメッセージで2021年のさらなる飛躍を約束し、応援していく気持ちを再確認できる動画となっています。

中毒性抜群!中田ヤスタカ氏プロデュース「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」MV

中毒性抜群!中田ヤスタカ氏プロデュース「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」MV

Perfumeのプロデューサーとして知られる中田ヤスタカ氏がキズナアイに楽曲提供した「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」のMVです。

特徴的な中田サウンドとバーチャルなキズナアイの歌声が融合することで何度でも聞いてしまう中毒性ある曲となっています。

また、MVでは現実のダンサーとコラボし、次元の壁を越えてキズナアイの存在を感じさせるようなストーリーです。

才能覚醒!?キズナアイがHappy Glassに挑戦!

才能覚醒!?キズナアイがHappy Glassに挑戦!

この動画では栓を引いてコップに水を満たす無料アプリゲーム「Happy Glass」に挑戦しています。

狙い通りに成功して「天才かよ〜」と自画自賛したり

失敗して唸り声を上げながら悔しがる姿を見せたり、

キズナアイの天真爛漫なかわいさがストレート詰まった一本です。

パズル的なゲームを表情豊かに楽しむキズナアイの姿を楽しむことができます。

バーチャルYouTuber同士のラップバトル!「キズナアイ vs 輝夜月(本人再現版) - スーパーラップバトルズ」

バーチャルYouTuber同士のラップバトル!「キズナアイ vs 輝夜月(本人再現版) - スーパーラップバトルズ」

キズナアイと後輩バーチャルYouTuber「輝夜月」がラップバトルでお互いをdisり合う動画です。

かわいい声と表情で本格的なラップバトルに挑戦しています。

実は、さまざまな著名人にラップバトルをさせる動画で知られるエンタメチャンネルSRBが、人気VTuberたちにラップバトルをさせた動画が元ネタです。

自分たちを題材にした話題の動画にすぐさま本人で再現してしまうノリの良さとフットワークの軽さがキズナアイの魅力と再確認できます。

まとめ

日本のYouTubeの中でVTuberは確固たる地位を築いたジャンルです。

そんなVTuberの顔役と言えるのがバーチャルYouTuber「キズナアイ」。

2020年には独立して新会社を設立、さらにバーチャルエンタメが世界中でパワーを持ち始めている事から、インターナショナルな活動が増えてきそうです。

これからキズナアイがどのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね!

関連サイト:キズナアイ公式サイト









筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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