AR eスポーツ「HADO」とは?賞金金額や大会情報などHADOの詳細情報を紹介!
2019/06/23 22:00
年々、話題になることが多くなっているeスポーツ。
開催される大会の規模や数も勢いを増しており、スタープレイヤーも多く生まれています。
「eスポーツをオリンピック種目に!」
という声まであります。
そんなeスポーツ界の中でも特に注目されているのが、AR eスポーツ「HADO」です。
テレビや雑誌などのメディアで「新時代のスポーツ」として特集されることも多く、国内人気はもとより世界23か国で130万人がプレイしたとも言われています。
ここでは、世界規模の人気と注目度を誇るAR eスポーツ「HADO」とはどんなものなのか、どんな大会があって、どこで体験できるのかについてまとめました。
【目 次】
そもそもeスポーツとは?
eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指します。
現在では、スマホやPCなどの機器を使って、ゲーム内で勝ち負けを競い合うものを「eスポーツ」と呼んでいます。
世界中でeスポーツプレイ人口が1億人以上、eスポーツ視聴者で4億人以上いると言われています。
プレイ人口の増加に合わせ、賞金規模も年々増加しており、最高で賞金総額20億円を超える大会も登場しています。
eスポーツは、ここ数年でかなりの注目を集めており、
「eスポーツをオリンピック種目に!」
という声が挙がるほどの盛り上がりを魅せています。
AR eスポーツ「HADO」とは?
そんなeスポーツの中でも、「HADO」とはAR技術を利用したeスポーツ競技です。
頭部にARヘッドセットを、腕にアームセンサーを装着してプレイします。
AR技術により実現された、子どもの頃に誰もが憧れた技を使いながら、フィールドを自由に動き回り、味方と連携して楽しむスポーツです。
思わず「かめはめ波!」とか「波動拳!」と叫びたくなること必至です。
現在、HADOはアジアを中心として、北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界23か国でプレイされ、3度の世界大会が開催されています。
このように、HADOとはワールドワイドに展開しているAR eスポーツということができます。
HADOにはどんな種類がある?
通常「HADO」という場合、対人戦を行う「HADO Player VS Player」のことを指します。
しかし、HADOには対人戦以外にも様々な競技があり、それぞれに特色があります。
以下、HADOの各種競技についてまとめました。
ゲームその1:HADO Player VS Player
もっとも有名なHADOの競技形式が対人戦を行う「HADO Player VS Player」です。
腕を前に突き出す動作でエナジーボールを繰り出し、敵のプレイヤーに当ててライフを削っていきます。
まさに、「かめはめ波」や「波動拳」の気分です。
相手の攻撃は、腕を下から上に振り上げる動作でバリアを張り防御できます。
80秒間繰り広げられる攻防の中で点数を取り合って対戦します。
バリアを駆使しつつ、ドッジボールのようにフィールド全体を動き回ったり、ジャンプやしゃがみ動作、体をひねるなど全身をうまく使う必要があります。
そのため、ゲームの延長というイメージが強いeスポーツ全体を見ても最も「スポーツ寄り」な競技と言うことができると思います。
ゲームその2:HADOモンスターバトル
HADOモンスターバトルは他のプレイヤーと協力して、現実世界に現れるモンスターを倒していくゲームです。
小型の恐竜から巨大なドラゴン、果ては魔王まで、次々に襲ってくるモンスターを制限時間内に倒していきます。
HADOモンスターバトルではプレイヤーはエナジーボールを放つだけではなく、ゲージを貯めて必殺技を出すこともできます。
また、アイテムを手に入れることでエナジーボールの威力を高めたり、エネルギーのチャージスピードをアップすることもできるので、ゲーム世界で戦うキャラクターのような気分になれます。
もちろん、制限時間内にモンスターを倒すために、モンスターバトルでも仲間との連携・協力が不可欠です。
そのため、友達や恋人、ゼミ仲間、同僚と絆を深めるのにもってこいなゲームといえます。
ゲームその3:HADOシュート
壁から飛び出してくるモンスターをエナジーボールで倒し、いっしょにプレイする対戦相手たちとスコアを競います。
インベーダーゲームやもぐら叩きを全身を使ってプレイするというイメージです。
モンスターを倒したときに出現するアイテムを使えば、対戦相手のプレイを妨害することもできるので、スマブラのように白熱すること間違いありません。
ゲームその4:HADOカート
ARヘッドセットを装着したままカートを運転してプレイするのがHADOカートです。
HADOカートはさらに「コインラッシュ」と「ゴーストバトル」という2つの競技に分かれます。
コインラッシュ
コインラッシュはカートに乗りながらコース内に散らばっていくコインを回収していくゲームです。
対戦相手と回収したコインの数を競い合います。
コース内にはコインの他に爆弾も落ちていて、爆弾に触れてしまうと爆発してせっかく回収したコインがバラバラに散らばってしまいます。
カートをうまく操りながら対戦相手より先にコインを回収するだけでなく、爆弾に誘導するといった頭脳戦も行うことができます。
ゴーストバトル
ゴーストバトルでは、マリオカートのふうせんバトル気分を現実世界で体験できます。
ゲームが始まるとプレイヤーの背後にゴーストが現れるので、カートに乗りながらゴーストを狙って火の玉を撃ちまくります。
対戦相手のゴーストに火の玉が当たるとポイントを獲得でき、このポイントの数で勝敗が決まります。
素早いハンドルさばきとともに瞬時の判断力が要求されるスリリングなゲームです。
HADOの大会にはどんなものがある?参加方法は?
HADOの大会は、HADO公式が運営する公式大会と、各イベント会場で行われる非公式のものがあります。
大会の中には賞金総額が100万円を超えるものもあり、非常に盛り上がっています。
非公式大会はそれぞれのイベントごとに競技やルールが違ってきますので、ここでは公式大会についてご紹介します。
公式大会は対人戦「Player VS Player」が対象
HADO公式が開催する大会で行われる競技は対人戦である「Player VS Player」となります。
3人対3人のチーム戦となるので、公式大会に参加したい場合には最低でも3人のメンバーを揃えなければなりません。
大会の種別と出場資格
HADO公式大会にはGRADEという大会種別があります。
GRADEによって出場資格や獲得できる賞金の額が異なり、HADO運営より公認を受けた公認チームしか出場できないものもあります。
◼️OPEN:誰でも参加可能、賞金総額10万円
◼️BEGINNER:非公認チームのみ、優勝賞金2万円
◼️HADO 150:SILVER、BRONZE、非公認チーム、賞金総額10万円
◼️HADO 500:全DIVISION(非公認チームはNG)、賞金総額20万円
◼️GRAND SLAM:賞金総額170万円、SPRING CUP、SUMMER CUPに関しては下記の通り
・開催1ヶ月前にGOLD1に属している4チーム
・予選大会で出場権を獲得した4チーム
HADO公式大会へのエントリー方法は?
HADOの公式大会に参加をしたい場合には、HADO公式サイトからエントリー予約をしなければなりません。
出場資格のある大会の中から足を運べる会場を選んで、予約フォームに
・チーム名
・代表者名
・チームメンバー名
・代表者の連絡先
を記入して参加予約をします。
大会じゃないけど賞金獲得の大チャンス!公式番組「HADO BEAST COLOSSEUM」
HADO運営は、HADOについての認知度と注目度を高めるために様々な取り組みを行っています。
公式YouTube番組「HADO BEAST COLOSSEUM」もその一つです。
HADO公式大会での強豪プレーヤー「ビースト」と一般参加者「チャレンジャー」が対戦するバトル番組です。
この「HADO BEAST COLOSSEUM」では、ビーストに勝利すると賞金を獲得でき、5試合勝てば総額1000万円を手に入れることができます。
HADOトッププレイヤーが2ヶ月間トレーニングをしてくれるので、HADO未経験者でもビーストと戦えるようになります。
HADOをきっかけにサクセスストーリーの主人公になるチャンスがある番組です。
関連記事:最高賞金1千万円!ARスポーツHADOの番組「HADO BEAST COLOSSEUM」が大会挑戦者を募集!
プロリーグのスタートも近い?HADOのこれからの展開とは?
3度のHADOワールドカップを成功させ、アジア、北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界23ヶ国でHADO施設を展開するなど、国内外でのHADOに対する注目度は高くなっています。
そんな中、2018年11月にはHADO公式の運営を行う株式会社meleapが、7億円超の資金調達を実施しています。
現在公認チームによって行われている各種公式大会をさらに発展させたプロリーグの創設を目指していきたいとのことです。
現在のHADOの規模を考えると、プロリーグ化が実現すれば世界最大規模のAR eスポーツリーグができるということになります。
参考:「HADO」を展開するmeleapが7.2億円の資金調達を実施
「HADO」を体験できる施設
現在HADOを体験できる施設は、アジアを中心に世界中に存在し、その中でも日本国内には最も多くの施設があります。
以下、その中でも本格的にHADOを体験できる代表的な施設を11か所紹介します。
施設その1:FUTSAL POINT 両国 インドアFコート
HADOをプレイできる施設としては新しいのがFUTSAL POINT 両国です。ストリートな雰囲気の中HADOを楽しめるのが特徴です。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player
・営業時間:■平日 13:00~23:00
■ 土日祝日8:00~23:00
・利用料金:■フリーパス60分 1000円/人
■フリーパス30分 600円/人
・住所:東京都墨田区千歳1-5-17
・電話番号:03-6666-9688
・WEB:[FUTSAL POINT 両国 インドアFコート]公式サイト
施設その2:マグレブエスト
ヨガスタジオやボルダリングジムのあるフィットネス施設の中に、楽しく体を動かせるスポーツとしてHADOが組み込まれています。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player
・営業時間:HADO ARENAの予定表(水曜定休日)
・利用料金:■HADO使い放題 7,500円/月(マグレブエスト会員のみ)
■HADOマンスリー4 4,900円/月(マグレブエスト会員のみ)
■ビジター料金 1,500円/1時間
・電話番号:042-337-6651
・WEB:[マグレブエスト]公式サイト
施設その3:VREX新宿(2019年12月閉店)
※VREX新宿は2019年12月に閉店しました。
本格的なVRを提供するVREX新宿でもHADOをプレイすることができますが、最大プレイ人数が2人対2人と比較的小さめなコートとなっています。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player(最大2対2)
・営業時間:10:00~23:30
・利用料金:700円/人(1プレイ2ゲーム)
・電話番号:03-6205-6170
・WEB:[VREX新宿]公式サイト
施設その4:VREX 渋谷宮益坂店(2019年9月閉店)
※VREX渋谷宮益坂店は2019年9月に閉店しました。
渋谷にあるVREX渋谷宮益坂店は3人対3人の対戦ができる標準的なコートとなっています。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player(最大3対3)
・営業時間:12:00〜23:30
・利用料金:700円/人(1プレイ2ゲーム)
・電話番号:03-5778-3223
・WEB:[VREX渋谷宮益坂店]公式サイト
施設その5:THE 3RD PLANET横浜本店
THE 3RD PLANET横浜本店は国内で老舗の部類のHADO施設です。公式大会の開催コートなだけでなく、店としても積極的に大会を行っています。
また、初心者向けにHADOのレクチャーもしてくれるので、関東にお住いの初心者はTHE 3RD PLANET横浜本店に行くとよいかもしれません。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player
・HADO利用時間:平日 14:30~21:30(土日祝日 10:00~21:30)
・利用料金:■プレイ 500円/人(レクチャー付き)
■HADOフリーパス 1時間1000円/人(追加30分毎に500円)
・住所:神奈川県横浜市都筑区中川中央 1-25-1 ノースポート・モール6F
・電話番号:045-914-7386
・WEB:[THE 3RD PLANET横浜本店]公式サイト
施設その6:VS PARK
ガジェットとスポーツを融合した「ヤバすぎスポーツ」をコンセプトにしたVS PARKは大阪の代表的なHADOをプレイできる施設です。
多くの魅力的なアクティビティの中でARスポーツの代表としてHADOが導入されています。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player
・営業時間:10:00~21:00(土日祝 9:00~21:00)
・利用料金:■2,700円(一般)
■2,160円(学生;大学、専門、高校、中学)
■1,620円(小学生)
・電話番号:06-6369-7186
・WEB:[VS PARK]公式サイト
施設その7:moriwaku market 養老店
森の中にいるような木に囲まれた空間なのに、最先端の遊びも楽しめるのが特徴の地域密着のアミューズメント施設です。
現在は対人戦のHADO Player VS Playerしかプレイできませんが、今後HADOシュートやHADOモンスターバトルなど他の競技もプレイできるようになる予定です。
・利用可能コンテンツ:■HADO Player VS Player
■HADOシュート(予定)
■HADOモンスターバトル(予定)
■HADOカート コインラッシュ(予定)
・営業時間:10:30~18:00
・利用料金:HADO1セット(3プレイ)500円/人
・住所:岐阜県養老郡養老町宇田字郷勺280番1 moriwaku market 養老店
・電話番号:0584-32-2400
・WEB:[moriwaku market 養老店]公式サイト
施設その8:moriwaku market 輪之内店
現在moriwaku market 輪之内店では、養老店よりも多い3つの競技をプレイすることができます。
さらに、HADOカートも導入される予定となっています。
・利用可能コンテンツ:■HADO Player VS Player(休日のみ)
■HADOシュート(平日のみ)
■HADOモンスターバトル(常時プレイ可)
■HADOカート コインラッシュ(予定)
・営業時間:10:30~18:00
・利用料金:■HADO 1セット(3プレイ)500円 / 人
■HADOシュート 1セット(3プレイ)500円 / 人
■HADOモンスターバトル 1セット(2プレイ)500円 / 人
・電話番号:0584-69-5780
・WEB:[moriwaku market 輪之内店]公式サイト
施設その9:トランポリンパークMr.JUMP大高
名古屋に新たに開業したアミューズメント施設で、目玉としてHADOのコートを導入しています。
現在はオープニングキャンペーン期間中なので、名古屋エリアの方はHADOを試してみる良い機会になるのではないでしょうか。
・利用可能コンテンツ:HADO Player VS Player
・営業時間:10:00-22:00 ※不定休
・利用料金:■大人(中学生以上) 2,700円(現在キャンペーン中のため2,400円)
■子供(5才〜小学生) 2,200円(現在キャンペーン中1,900円)
*初回のみ新規会員登録料800円
・住所:名古屋市緑区南大高3丁目814
・電話番号:052-602-5522
・WEB:[トランポリンパークMr.JUMP大高]公式サイト
施設その10:ハウステンボス
他のアミューズメント施設とは異なり、遊園地の中に本格的なアトラクションとしてHADOを導入しています。
そのため、遊園地の広大な敷地を活かした大規模なHADOアトラクションとなっていたり、オリジナルのHADOゲームもあるので、よその施設ではできないHADO体験をしたい場合にはおすすめです。
・利用可能コンテンツ:■サモナーバトル(対人戦)
■リアルモンスターバトル
■ダンジョン・オブ・ダークネス
・営業時間:9:00~21:00
・利用料金:入場パスポート対象
・電話番号:0570-064-110
・WEB:[ハウステンボス]公式サイト
まとめ
新時代のスポーツの代表といわれるAR eスポーツHADO。
賞金の出る大会もあり日本国内で多数のチームがしのぎを削っています。賞金総額1,000万円という番組も生まれ話題になりました。
また、HADOが行われているのは日本国内だけでなく、世界23か国でプレイされワールドカップも3度開催されています。
プロリーグ創設の計画も進行し、まさにスポーツとして定着しつつあるように感じます。
とはいえ、HADOの人気の理由は実は賞金や大会規模などではなく、子供の頃マンガやアニメを見て練習したあの技を、ARという最新の技術によって実現できるというところにあるのではないでしょうか。
シンプルに子供の頃の思い出に浸りながら、仲間たちと新しい思い出を作るためにHADOに挑戦してみるのもいいと思います。
HADOを通してさらに新しい出会いが生まれるかもしれません。
ぜひ、近くのHADOコートに足を運んでみてください。
筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。