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VRサービス「cluster」の歴史とこれから。クラスター社長「加藤直人」氏が語る!

2018年10月17日、VRアプリ「cluster」内にてクラスター株式会社 代表取締役社長「加藤直人」氏によるカンファレンスが開催されました。

カンファレンス名を「cluster2.0~これまでとこれから~」とし、「cluster」のこれまでの道のりと今後の展開等について紹介されました。

私、VR店長もそのカンファレンスに参加したので、その内容を簡単に紹介したいと思います。


まず「cluster」ってどんなサービス?

VRアプリ「Cluster」

ご存知の方も多いかもしれませんが、まずは「cluster」について簡単に紹介したいと思います。

clusterは、誰でも手軽にバーチャルイベントに参加したり、開催したりすることができるサービスです。利用用途はあなた次第。イベントやミーティングなど、様々な「集まるシチュエーション」に使えます。

引用:cluster公式サイト

簡単に言うと「cluster」はVR空間に置けるライブハウスのようなサービスです。

clusterに登録するだけで、自由にルームを作成し、音楽ライブをはじめとした各種イベントなどをVR空間内で行うことができます。

参加者(観客)は3Dアバターとして表示されるので、本当にイベントに参加しているような臨場感を感じることができます。

OculusRiftとHTC Viveに対応していますが、VRゴーグル無しでPCからの参加も可能となっています。

clusterのPV動画

カンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポ!

clusterのカンファレンス

今回のカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」は当初clusterアプリとYoutubeにて21時より同時配信の予定でしたが、Youtubeの大規模障害の影響により、Youtubeでのライブ配信が行えなかったため、clusterアプリ内のみでの配信となりました。

時間も30分ほど遅れての開始となりました。

くらすたーちゃんも登場!

くらすたーちゃん

カンファレンスには加藤直人氏の他に、clusterの公式キャラクター「くらすたー」ちゃんも姿を見せてくれました。

しかもハロウィンということで、ピンク色の可愛い衣装姿で登場しました。

くらすたーちゃんが登場するやいなや、加藤氏そっちのけで参加者はくらすたーちゃんに群がっていました。

くらすたーちゃんに群がる観客

(VR店長もその一人・・・)

始まりは2016年2月。「cluster」の歴史を振り返る

clusterの歴史

くらすたーちゃんへの熱狂もひと段落したところで、早速カンファレンスが始まりました。

加藤氏はまず、これまでの「cluster」の歴史について語りました。

2016年2月「cluster α版」ローンチ

clusterのα版

「cluster」は2016年2月の「cluster α版」から始まりました。

当時は誰でも喋れて、カオスな状態だったようです。

海外の人が唐突に壇上に上がって独演を始めたり、といったこともあったとか。

今のように自由に部屋を作るといったことも出来なかったようです。

今では幻のα版にあった機能!

当時のcluster α版には、今は実装されていない

全天球画像を見る機能

全天球画像をみる

動画再生機能

動画再生機能

という幻の機能があったようです。

この機能について、加藤氏は

「現在、準備中でいずれ実装されていくかもしれない。」

と語っていました。

α版はとにかく試行錯誤を繰り返していた時期だったようです。

2017年6月クラスター正式版リリース

Cluster正式版リリース

そして2017年6月、「cluster.正式版」がリリースされました。

この正式版で誰でもルームを作れる、現在の「cluster」と同じ形となりました。

リリース2ヶ月後にバーチャル上で会えるアイドルイベント開催!

clusterでVRアイドルイベント

VTuberがブームになる4〜5ヶ月前から、

「バーチャル上で会えるアイドル」

として、岩本町芸能社の協力の元、cluster上でイベント行なっていたとのこと。

当時イベントを開催していたアイドルは現在、「えのぐ」というVRアイドルグループとして高い人気を集めています。

当時からclusterは時代を先取りしていたことが伺えますね。

関連記事:VRアイドル「えのぐ」とは?メンバープロフィールなど詳細情報まとめ!

2018年4月アバターアップロード自由化

Clusterにアバター機能実装

2018年4月にはcluster上にアバターのアップロードが自由に行えるようになりました。

これをきっかけに、自由に様々なイベントで利用されるようになっていきました。

clusterでのVRイベント開催

2018年10月 世界初の商業VRライブを開催!

clusterの音楽ライブ

VTuber「輝夜月」による商業VRライブが開催されました。

家にいながらにして、人気アーティストのライブを楽しめる世界初の試みということでかなりの注目を集めました。

加藤氏もこのVRライブイベントに参加しており、VRライブの凄さに涙を流していたようです。

この商業VRライブイベントの成功は、VRによる新しい未来を感じさせるイベントでした。



clusterのこれから!

clusterのこれから

clusterの生い立ちを一通り紹介し終わると、clusterのこれからの展開などについて加藤氏は語りました。

2018年10月 ギフティング機能「Vアイテム」公開!

Vアイテム

まずは最初に紹介したのは、2018年10月に新たに実装されるギフティング機能「Vアイテム」についてでした。

「VRアイテム」について加藤氏は、

「ギフティングという名前ではなく『アイテム』としたところは、これからギフティング的な使い方ではない方法でも使えるようにしていきたいな、という気持ちを込めての『Vアイテム』という仕組みになっています。」

と紹介しました。

「Vアイテム」は10月26日より開催されるハロウィンイベントにて利用可能となります。

関連記事:VRライブ配信サービス「cluster」で投げ銭が可能に!ギフティング機能『Vアイテム』リリース決定!

clusterは商業スペースだ!

clusterは商業スペース

「clusterは商業スペースだ」

と、clusterの在り方を加藤氏は語りました。

ライブなどVR体験を提供する人(売り手)に対し、観客(買い手)はチケットやVアイテムなどで、そのVR体験の対価を支払う、『体験を売る』バーチャル商業スペースを作りたいと加藤氏は考えていました。

clustreの売り手買い手

そして今回、

・チケット販売による商業VRライブの開催

・Vアイテムの実装

によって、ようやくバーチャル商業スペースとしての基礎が出来上がりました。

バーチャル商業スペースとしての基礎が完成したことにより、

これまでは「0→1」

これからは「1→∞」

ということでclusterのロゴも一新したようです。

clusterのロゴ

セカンドステージ!clusterが今準備していること!

clusterのセカンドステージ

次に加藤氏は、clusterのセカンドステージとして、

「3年後、バーチャルクリエイターの方々が稼げるようにする!」

を目標に、clusterが現在準備を進めていることについて紹介しました。

アーカイブ機能を準備!

clusterのアーカイブ機能

アーカイブ機能を実装し、過去に開催されたライブを追体験できるようにしていくそうです。

ワールド構築機能を準備!

clusterのワールド構築機能

ワールド構築機能をUnityに依存しない形でアップロードできるように準備しているとのこと。

Unityに依存しないことでUnityを使わずともワールドを構築できるように進めていっているようです。

ロビー機能を準備!

clusterのロビー機能

clusterは現在、入り口的なものが存在しないので、常時開設している活動拠点・入り口になるようなロビー機能を準備中とのこと。

常時開設してる場所を作ることで、ライブ後にみんなでお喋りしたりといったことが可能となるようです。

10月26日・27日にバーチャルハロウィンin cluster開催!

clusterのハロウィン企画

Vアイテムの部分でも紹介しましたが、10月26日・27日に開催予定のバーチャルハロウィンについての告知も行われました。

このイベントにてVアイテムが利用可能となります。

質疑応答

clusterの質疑応答

カンファレンスの最後には視聴者からの質問に答える質疑応答が行われました。

いくつか抜粋してその内容を紹介します。

写真は消せるようになりますか?

写真管理はできるようにしたいですね。

ただ優先度は低いのでまだ先になるかと思います。

部屋構築機能は外部サービスとの連携は行いますか?

外部サービスとの連携はならないと思います。

イベントのアーカイブは有料ですか?

この辺は現在考えてる最中です。

チケットなどの有料ライブアーカイブについては有料での対応になるかと思います。

Oculus Go/Questには対応しますか?

Oculus Questの方には何らかの形で対応したいと考えています。

ホワイトボードが欲しい

手書き機能は社内でも欲しいと言われているので早く準備しょうと思っています。

ワールドの時間制限なくすことはできますか?

常時開放のロビー機能がそれに該当するかと思いますので、ロビー機能を実装をお待ちください。

くらすたーちゃんのアイドルデビューはいつですか?

しません。

くらすたーちゃんVTuber計画の進捗は?

しません。

BtoB的な需要って結構ある感じですか?

こういうのに使いたいっていうようなお話は結構ありますね。

clusterを納会で使いましたという会社様もいらっしゃいました。

うちもミーティングはclusterで行ったりしています。

MRでの連携は何か考えてますか。

今のところ、構想としてはちょこっとありますが、もうちょい先かなって思います。

まとめ

以上が今回のカンファレンスの内容となります。

改めてclusterの歴史を振り返ってみると、VTuberやVRアイドルが流行る前からこのようなサービスを提供していたというのは驚きですね。

先見の明があったとしか言いようがありません。

チケット機能やVアイテムの機能により、バーチャルクリエイターだけでなく、様々な分野でもビジネスの場として活用できるのではないかとと強く感じました。

これから、さらに新たの機能も実装され、clusterはまだまだ進化していくということで期待が高まりますね。

今回のカンファレンスは後日Youtubeにて動画がアップされるとのことです。

>>cluster Officialチャンネル

また10月26日・27日にはハロウィンイベントも開催されるので、気になる方はぜひちょっとでものぞいてみてはいかがでしょうか。

関連サイト:cluster公式サイト









VR店長


元オタクショップの店長。 現在はVR Insideの編集長を務める。 VRにどはまりし、少しでも多くの人にVRの魅力を伝えられるように日々奮闘中。

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