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ARに特化したweb3型メタバース「IZUMO 」公式サイトが公開に!

海外のITスタートアップであるGIFT Community Limitedは、世界初となるARとweb3を用いた新しい可能性を創造するARメタバース「IZUMO ARメタバース」の公式サイトと公式コミュニティを公開したことを発表しました。



ARメタバース「IZUMO ARメタバース」とは

「オンライン化の時代にオフラインの楽しさを」を経営理念に掲げ、地方創生やインバウンド観光促進を目指し、コロナ禍により加速したオンライン化の中で、オフラインならではの楽しさを伝えるサービスをローンチしているGIFT Community Limited社が開発をすすめている、ARとweb3を用いた新しい可能性を創造するメタバースが「IZUMO ARメタバース」です。

ARに特化したweb3型メタバースプロジェクトは、GIFT Community Limited社の2023年1月17日時点での同社の調査において世界初の試みとなっており、今回公式サイトや公式コミュニティが公開されています。

「IZUMO ARメタバース」公式サイト

「IZUMO ARメタバース」公式Twitter

「IZUMO ARメタバース」公式Discordチャンネル

開発の背景

「ストリートアート」は、キース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアなどのアーティストによって認知され始めた新しいジャンルのアートです。

近年では、政治的・社会的問題を代弁するバンクシーの作品など、その人気は非常に高い状況となっています。

しかし、人気が高まっているにもかかわらず、『壁に直接描かれている』という「ストリートアート」の特徴から、売買ができないために「ストリートアーティスト」が『ストリートでの創作活動で活動資金を稼ぐことが難しい』という問題点が指摘されていました。

さらに、

・アメリカ政府は毎年120億ドル~180億ドル(およそ2.3兆円)もの税金を投入し落書きを消している

・パリではゴミの清掃人が毎日テニスコート一面分と同じ650平方メートルの落書きを消している

など、世界中の政府は多額の税金と人的資源を使って落書きを消しているにもかかわらず、その数が減っていないだけでなく、バンクシーを筆頭とするストリートアート出身アーティストの作品は、現代アート市場の取引高の24%を占めるほど価値も人気も高いという非常に非合理的な状態が続いています。

そこでGIFT Community Limited社では、「ストリートアーティスト」が本来の創作活動によって収益を上げることができるソリューションを開発することで、街の景観の美化を保ちながらストリートアートの保護と資産化に挑むプロジェクトを立ち上げています。

このプロジェクトの一環で、誰もがストリートにアートを飾ることができるソリューションとして「IZUMO ARメタバース」が開発されています。





「IZUMO ARメタバース」の特徴

従来のARアプリは、作品ごとに専用アプリをダウンロード・インストールする必要がありました。

一方で「IZUMO ARメタバース」は、現実空間をすべてのユーザーが共有する仕組みの開発に成功しており、

・新しいアプリを都度インストールする必要がない

という特徴を有しています。

ユーザーはスマートフォンに保存されている画像やウォレット内のNFTを、「IZUMO ARメタバース」を通じ『現実の世界に”ARアート”として設置する』事ができます。

設置された”ARアート”は双方向性を有しているので、『他のユーザーからも閲覧可能』なだけでなく、『NFTを通じて売買する』こともできます。

「IZUMO ARメタバース」を活用することは、すべてのユーザーに『著名なARアーティスト』になれるチャンスを与えてくれます。

ARメタバースの登場は、平面のキャンバス上に描く事が多かったアートを、三次元の現実世界の中で自由に作品を創作し、展示から販売までできるように進化させることが期待されています。

既存のストリートアートの様に都市の町並みに沿ったARアートを作成することで、アーティストが『今までにない領域で創作活動を拡張すること』を可能とする、新時代のクリエイターツールになることが期待されています。

今後の展開

GIFT Community Limited社ではARの時代を見据え、「IZUMO ARメタバース」を用いたアートという領域でのマネタイズビジネスを手始めに領域拡大を目指し、”積極的に著名なNFTを支援するコミュニティ””地方創生を掲げる地域・自治体・団体”とのパートナーシップを推進することで、『AR×web3』という新しい時代の変化の中で非中央集権型のプラットフォームを作り上げたいとしています。

まとめ

近年人気が高まっていながら、創作活動から活動資金を稼ぐことが難しいとされている「ストリートアート」の領域において、作品の保護や資産化に挑むべくGIFT Community Limited社が開発した、世界初となるAR特化web3型メタバース「IZUMO ARメタバース」の公式サイトと公式コミュニティが公開されています。

リアルの壁にアート作品を描くことは禁止されていることも多いと思いますが、ARを活用すれば現実の壁を汚すことがない上に持ち運びも可能にもなるので、さらなる技術の進歩とアートの未来がますます気になってくるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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