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「ときめきVR」ソニーのmocopiに対応へ!3Dモデル配信がより手軽に

株式会社DONUTSは、同社が運営するVRコンテンツサービス「ときめきVR」がソニー株式会社のモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」に対応し、VTuberの3Dモデル配信がより手軽に簡単に行うことができるようになったことを発表しています。



VRコンテンツサービス「ときめきVR」とは?

ときめきVR」とは、”VTuberが自宅にいながら特別な機材無しでも簡単に1対1のファンミーティングを開催できる”ようになるVRコンテンツサービスで、DONUTS社から2021年2月にリリースされました。

2022年7月には『Live2D』に対応するバージョンアップも実施され、2Dモデルしか持たないVTuberも配信が可能となったことで、今では700人以上のVTuberが利用する人気サービスに成長しています。

その最大の特徴は

”配信側”も”視聴側”も自宅から気軽に参加することができる

という点で、”VTuber”と”ファン”をWeb上で繋ぐ手軽なツールとして広く利用されています。

従来は配信による1対複数の体験だったVTuber業界に、新たなマーケットスタイル「VTuberと1対1で会う」を確立することを目指して開発された「ときめきVR」では、”VTuber”が販売するトークLIVEチケットを”ファン”が購入することで2分間の1対1トークができるシステムとなっています。

「ときめきVR」が「mocopi(モコピ)」に対応!

ときめきVR上の「mocopi」利用イメージ

この「ときめきVR」が今回、ソニーが提供するモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」に対応することで、より手軽に3Dモデル配信ができるように進化しています。

モバイルモーションキャプチャー「mocopi」とは?

mocopi」は、ソニーが独自開発した小型軽量センサーとスマホ専用アプリケーションを活用し、どこでも手軽に3Dでボディトラッキングができるモバイルモーションキャプチャーシステムです。

「mocopi」に対応した背景

近年、VR技術を用いたコミュニケーションは急速に普及し続け、大手企業によるメタバース出店や、VTuberを起用したメタバース上の観光事業が話題となることも増えているという社会背景の中、株式会社ユーザーローカルによる調査結果によると2022年11月28日現在、日本国内のVTuberは2万人を超え、YouTubeのスーパーチャット(投げ銭)獲得金額ランキングでもVTuberが上位に名を連ねるなど、VTuber市場は活況を呈しています。

その一方で、3Dモデルのモーションキャプチャーには高価な専用機材やスタジオ撮影が必要な場合もあることが、VTuberとして新規参入する際のハードルであると指摘されていました。

このハードルに対し、「ときめきVR」ではiPhoneのARKitを使用した3Dモーショントラッキングによる配信に対応することで解決をはかっていましたが、今回、ソニーの「mocopi」にも対応したことでさらなる改善に成功しています。

「mocopi」対応により得られるメリット

「mocopi」を活用することで

・iPhoneだけでなくAndroid端末からも3Dモデル配信が可能になる

・配信準備が簡易なのでより多くの時間を配信に充てることができる

・撮影時の背景や服装が自由になり、寝る前やスキマ時間にも配信できる

といったメリットが考えられます。



「ときめきVR」を利用しているVTuberのコメント

<魔ノ姫こあく>

「ちょっぴりお部屋が散らかっていても、全身キャプチャーが難しい場所でも大丈夫。

パジャマを着たままでも…!?「mocopi」を使えば、一瞬で衣装にお着替えできちゃう!

今までは、機材準備や画角の調整、モニター設定などにとても苦労していたけれど、「mocopi」対応版ときめきVRでは、センサーの装着とアプリの起動で、簡単にVR空間へ即ダイブ!

自分の姿も確認しやすくなって、どの瞬間も可愛くいられるようになるわね♪

これで、魔族(※ファンの呼称)のみんなと会える時間や回数の幅も増えて、さらにワンランク上の”ときめき”をお届けできること間違いなし。

早く魔族たちに会いたいわ!」

<織姫はるか>

「「mocopi」を導入することで、今までできなかったリアルなリアクションやポーズなど、全身で表現ができるようになり、より自然体の姿でお話ができるのは、すごく楽しみです!

個人的に着目しているポイントは、大掛かりな事前準備がいらないという点です!(お部屋に色々置いてあるので…。)

例えば、「mocopi」は身体にセンサーを取り付けるだけでカメラが不要になるそうです。

それにより、全身をカメラに映す為の十分なスペースも必要なくなり、背景と同化しないように服装を考えなくても良いことなどが非常に魅力に感じます。

また、トークの時間を設定される時、リスナーに参加してもらいやすい時間帯を意識すると、夜遅い時間に開催される方も多いと思います。

先程も挙げたように服装を気にしなくても良いので、VTuber側も就寝体制万全のパジャマでリラックスモードでお話ができることは、非常に改革的だと思いました。

お話が終わった後もすぐお布団の中に入れて楽しかったなぁと、振り返る余裕ができるのは良さそうですよね。

ハードルが高かった3D全身トラッキング配信を、より気軽に楽しめるように感じました。3DでのときめきVRの進化が止まらない…!最先端の握手会、とても楽しみです。」

まとめ

VTuberの1対1ファンミーティング開催を支援する人気のVRシステム「ときめきVR」が今回、ソニーのモバイルモーションキャプチャー「mocopi」に対応し、より手軽に3Dモデル配信ができるようになりました。

モーションキャプチャーと聞くと大掛かりな装置が必要で映画撮影などに利用されているイメージでしたが、スマホで撮影できるようになるなんて、ちょっと挑戦してみたくなるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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