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「一次救命処置VRトレーニング」開発開始!カンボジアの病院と共同で

xRソリューションを展開する株式会社積木製作は、カンボジアで日本式の高度な医療を提供するサンライズジャパン病院と、現地医療スタッフの技術・意識向上を促す目的で「一次救命処置VRトレーニング」の共同開発を開始したことを発表しました。



「一次救命処置VRトレーニング」について

開発の背景

カンボジアの首都プノンペンに2016年6月設立されたサンライズジャパン病院は、”最新の医療機器””高度な医療技術”を導入し、常に”患者に寄り添う”最良の医療提供を目指し運営されています。

病院内には日本人の医師や医療スタッフが常駐し、現地スタッフと共に『理想の医療』を追求するべく日々研鑽が重ねられており、全ての医療従事スタッフがカンボジアの医療の最前線で活動する責任感と誇りと持って活躍できる病院となっています。

また、サンライズジャパン病院では”地域の一員”として心身の健康にあふれた豊かな社会の実現を目指しており、日系病院として

・医療のプロフェッショナルとして社会に貢献できることは何か?

・いかにして患者中心の医療を実現していくか?

ということを問い続けています。

同病院では今回、この目標を達成するための計画のひとつとして、VR技術を活用した体験訓練の開発に着手することになったということです。

一方、積木製作社は2003年9月の創業以来、『高品質な建築CG制作会社』として成長してきた企業で、2016年頃からVR技術を活用したサービスも展開し、xRソリューション開発も手掛けています。

今回、そのサンライズジャパン病院を専門的な監修に迎え、医療業界向けのVRトレーニングとして共同開発に着手したのが「一次救命処置VRトレーニング」です。

イメージ

BLS 一次救命処置訓練の様子




今後の展開

「一次救命処置VRトレーニング」は2023年9月の完成を目指し開発が続けられており、サンライズジャパン病院での運用を経て、他の医療施設が利用できるように広く展開することが予定されています。

サンライズジャパン病院では、VR技術を活用した体験訓練を通してカンボジアの現地医療スタッフの技術や意識向上を促し、世界一信頼される病院を目指したいとしています。

また積木製作社では、本コンテンツをカンボジアはもとより、日本や東南アジアを中心とした世界の医療現場に貢献するコンテンツに仕上げたいとしています。

まとめ

カンボジアに日系病院として設立されたサンライズジャパン病院と、xRソリューションカンパニーの積木製作社が共同で、医療スタッフ向けVRトレーニング「一次救命処置VRトレーニング」を開発しています。

言葉ではなかなか伝えにくい高度な医療技術も、最新のVR技術を活用することで目で見て、繰り返し練習することができるようになるなんて、国境を越えた貢献ができそうだと感じるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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