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「palanARガイド」β版リリース!ARで次世代観光体験を提供へ

株式会社palanは、ARを活用した次世代の観光体験を提供するサービス「palanARガイド」のβ版をリリースし、観光体験の満足度向上を目指し『ARの導入』が観光に与える効果や、”多言語対応”や”道案内”といった用途の検証、運用の検証を実施していることを発表しました。



ARを活用した次世代の観光体験を提供!

「palanARガイド」とは?

palan社はWebAR技術を用いた開発を2017年ごろから継続して展開している企業であり、今回、ブラウザだけでARによる観光体験を提供するサービスとして開発したのが「palanARガイド(パラナルガイド)」です。

「palanARガイド」を活用することで、ユーザーは

・観光地の歴史的建造物をARで復元して歴史を学ぶ

・ARで観光地をガイドしてもらう

・旅の思い出をそのままARフォトで残す

といった観光地ならではの体験を『多言語』で、しかも専用アプリ不要の簡単な操作で体験することができます。

開発の背景

昨今、「デジタルツーリズム」の浸透や日本政府の「観光DX」プロジェクト推進など『観光に新たな体験価値を提供する動き』が加速しています。

特に政府が注力しているインバウンド需要に関して、外国人観光客の間では『観光地の歴史体験』や『地元の文化体験』、『地元産品の製造見学』といった『体験型の観光』に人気が集まっており、地元の歴史と文化の魅力を直接体験できる観光の開発が求められているという実情があります。

一方、観光庁が実施した「体験型観光コンテンツ市場の概観」世界のコト消費と海外旅行者の意識・実態の調査結果で、『日本の主要文化財は欧州と比較して入場料が8割ほど低い傾向にある』ことがわかっているため、

・観光客に対してはより魅力的な観光体験を提供する

・観光施設に対しては客単価を向上する

ことを期待して「palanARガイド」が開発されています。



「palanARガイド」でできること

「palanARガイド」には『歴史復元AR』、『施設ガイドAR』、『道案内AR』、『フォトスポットAR』、『スタンプラリーAR』という5つの機能があり、観光客に対しては専用アプリなどをダウンロードする必要もなく、自身のスマホのブラウザでリンクにアクセスするだけという簡単な操作で、『ARによる没入感がある次世代の観光体験』が提供されるという特徴があります。

また、観光施設側に対してはフォトスポットとスタンプラリーについて、管理画面からテンプレートを読み込み、施設や観光地域に合わせてブラウザで簡単に作成することができ、月3.5万円(税抜)からという低コストで試験導入することが出来るというメリットがあります。

さらに、ARを体験した『ユーザーの属性』や『人気スポット』といった”ARの利用データ”を可視化することが出来るため、データの分析によりAR施策や企画を改善することも可能となっています。

今後の展開

palan社では「palanARガイド」のさらなる価値向上に向け、実証実験を行う観光地域(自治体や観光協会)、観光施設、宿泊施設の募集と、アフターコロナにおける『観光客のトラベルスタイルの変化』に適応した観光体験を低コストで提供することを目指して導入や運用を検証し、新しい客層の獲得やさらなる観光価値向上につなげたいとしています。

まとめ

WebARを活用しブラウザのみでAR観光体験を提供するサービス「palanARガイド」のβ版がリリースされ、導入や運用に関する検証が開始されています。

魅力的な観光地は各地にありますが、外国の言語が堪能なスタッフを雇うことが出来ず集客に苦戦している観光施設も多いという現状を、このようなサービスを活用することで解消できるのなら、世界に日本の魅力が発信できそうだと感じるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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