WebAR作成サービス「palanAR」全天球画像に対応!より没入感のある体験が可能に
株式会社palanは、同社が提供するWebAR作成サービス「palanAR」が全天球画像に対応したことで、誰でも簡単によりインタラクティブで没入感のある360度の広がりを持つWebARを作成することが可能になったことを発表しました。
WebAR作成サービス「palanAR」とは?
「palanAR(パラナル)」とは、WebARのシステム開発を手掛けるpalan社が提供する”誰でも簡単にWebARを作成することができるオンラインツール”です。
本ツールには無料で体験可能なフリープランから商用利用可能なプランまでが用意されており、”AR名刺”や”商品プロモーション”といった様々なシーンに利用可能なWebARを、Web制作やAR作成のプログラミング知識がないユーザーであっても、直感的な操作により簡単にARを作ることができる仕様に仕上がっています。
WebARの補足説明
WebARとはWebブラウザのみでARを実現する技術を指し、『専用アプリ不要でQRコードやURLからすぐに体験できる』という手軽さから、自治体や観光業界、エンターテインメント業界といった幅広い業種で採用され、キャンペーンや販促など様々な用途へ活用が広がっています。
昨今のコロナ禍を経て、「非接触型の新しい接客形態」でありながら顧客へ「より充実した体験が提供できる」ことから、WebARへのニーズは日増しに高まりを見せています。
360度の全天球画像に対応へ
全天球画像とは、360度の水平方向と180度の垂直方向を含む球体の全体を撮影または描画した画像を意味しています。
今回、「palanAR」がこの全天球画像に対応したことで、”360度の広がりを持つ仮想空間”が制作できるようになり、『あたかも自分が球体の中にいるかのような視覚体験』をユーザーに提供することが可能となりました。
palan社では、”全天球画像”と”AR”を組み合わせることができる「palanAR」が様々な業界で活用されることを期待しているということです。
「palanAR」の活用例
観光業界
観光業界においては、名所や旧跡をWebARを用いて360度の広がりを持つVR空間に構築することで、ユーザーに
・遠隔地の名所旧跡を訪れたかのような感覚を提供する
あるいは
・より没入感のある観光体験を提供する
ことで『鮮明な旅の記憶を残すこと』が期待できます。
エンターテインメント業界
映画やゲームといったエンターテインメント業界では、ユーザーを没入感のある全天球画像のVR空間にいざなうことで、ストーリーの一部となっているかのような『より魅力的な体験』を提供することが可能となります。
教育業界
教育業界では、仮想環境において学習や実地体験を生徒や学生がすることで、よりリアルに知識を身につけることが期待できます。
全天球画像を用いたARを「palanAR」で作成する方法について
全天球画像を利用するためには「palanAR」のプレミアムオプションを契約しており、かつ「プレミアム平面認識」が利用できることが条件となります。
また、アップロードするファイルはフリー素材サイトよりダウンロードが可能で、作成するVR空間は『全天球』か『半球』を選択することが出来ます。
1. ARの種類の選択画面で「プレミアム平面認識」を選択する
2. テンプレート選択画面で自由作成を選択する
3. AR編集の「ライト/空」タブよりファイルをアップロードする
4. 保存する
まとめ
専用アプリ不要、ノーコードで誰でも簡単にWebARを作成することができるオンラインツール「palanAR」が全天球画像に対応し、360度の広がりを持つVR空間のWebARが作成可能となりました。
これにより『よりインタラクティブで没入感のある体験』が提供できるようになることから、観光やエンタメ、教育など様々な分野での利用が期待されています。
学校での学びから旅行先での体験までWebARが浸透すると、どんなシーンにおいてもスマホやタブレットの必要性が増しそうだと感じるニュースですね。
VRInside編集部
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