リアルな感電事故を体感!小型クレーンVR操縦訓練に「高圧電線接触シナリオ」が追加
2025/05/16 18:00

シンフォニア株式会社が開発する「小型移動式クレーンVR訓練システム」は、現場での安全を確保しながら、リアルな危険を体感できるコンテンツとして知られています。
2025年5月12日、同社は「小型移動式クレーンVR訓練システム」に重大事故の一つである「高圧電線への接触」を体験できる新シナリオが追加されたことを発表しました。
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リアルな操縦体験+安全な事故疑似体験
建設や物流の現場では、小型移動式クレーンの安全な操作が欠かせません。
とはいえ、実際の現場で“事故”を体験することはできませんし、危険をどう回避すべきか肌感覚で学ぶ機会も限られています。
その点、「小型移動式クレーンVR訓練システム」は、VRを使って「事故の恐ろしさ」をリアルに体験できることが最大の特徴です。
VR内での操作には、古河ユニック株式会社が販売している「液晶ラジコンJOY」の実機か、シンフォニアが独自開発した「VR用スイッチ式ラジコン」を使用します。
電線に触れる「あの瞬間」を安全に再現
今回のアップデートでは、クレーンのブームが夜間作業中に高圧電線に接触し、操縦者が感電するシナリオをVR上で忠実に再現しました。
見通しの悪い環境下でのヒューマンエラーや、焦りからくる操作ミスといった『リアルな状況』の中で事故が発生します。
このVR体験は以下の4ステップで進行します。
1.シチュエーション確認 - 作業環境や条件を把握
2.作業開始 - ラジコンを使用した実際のクレーン操作
3.事故発生 - 高圧電線への接触と感電の衝撃を体験
4.事故の振り返りと学習 - 第三者視点で事故原因を分析し安全手順を学習
特に「事故発生」の瞬間は衝撃的なリアリティがあり、危険回避の重要性を身をもって感じられる内容です。
また「振り返り」では、どこに問題があったかを冷静に分析することで、実践的な安全知識を定着させることができます。
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今後も事故事例を続々追加予定
2025年以降も年間3~4本のペースで新たな事故事例コンテンツが追加されるていく予定です。
「アウトリガー張り出し不足による転倒事故」など、過去のVR事故体験コンテンツも非常にリアルで、多くの利用者に安全の大切さを再認識させています。
月額4万円(税別)で、すべての事故体験コンテンツが使い放題となるサブスクリプションプランで提供されており、継続的な教育にも最適です。
まとめ
「小型移動式クレーンVR訓練システム」は、単なる操作訓練だけでなく、安全文化の醸成にも大きく貢献できるコンテンツです。
このVRトレーニングは、実際の事故をもとに設計されており、作業者の安全意識を深く根付かせることを目標としています。
人手不足が叫ばれている中で、建設現場や工場での重大事故を減らすため、こうした最新技術を活用した安全教育の取り組みはますます重要になっていくのではないでしょうか。
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筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。