コンテンツ東京2018体験レポート!お邪魔したVR関連企業ブースもご紹介!!
東京国際展示場にて2018年4月4日〜6日の期間で開催されたコンテンツ東京2018に新生VR Insideとして参加して来ました。
コンテンツ東京とは?
コンテンツ東京とは、作り手、IT、権利、マーケティング、技術という5本柱に7つの専門展で構成されている、コンテンツ業界最大の巨大展示会です。
今回のコンテンツ東京2018では過去最多の1540社もの企業が出展しました。
最新VR/AR/MR技術体験レポート
ここからは今回のコンテンツ東京2018に出展されていたVR/AR/MR関連のブースを簡単に紹介します。
コンテンツ業界最大のイベントということもあり、どのブースも舌を巻くような素晴らしい物ばかりでした。
クリーク・アンド・リバー社
「クリーク・アンド・リバー社」様のブースでは、今夏以降に発売予定ということで参考出品されていた最新型のスタンドアローンタイプVRゴーグル「IDEALENS(アイデアレンズ)」を体験できました。
VRゴーグル搭載のセンサーにより、手に何も装着しなくても、VR内で自分の手を認識してくれます。
ハンズフリーで手が認識されるので、よりリアリティの高いVR体験が楽しめました。
解像度は4Kとなっています。
T3R simulator
「株式会社アイロック」様のブースでは、T3R simulatorをという実際のレーサーが使っているレーシングシミュレーターをゲーム向きに調整されたVR機器を体験しました。
筐体全体がVRゲームに合わせて動くので、非常にリアルなレース体験を楽しめます。
コースアウトすれば下から、壁にぶつかれば横から振動がくる、ゲームとは思えない体験でした。
BBmedia
「BBmedia」様のブースではARゲームの展示が行われていました。
「BBmedia」様が開発した、ARゲームを楽しむことができました。
シンプルな内容でありながらも難しい、ARだからこそできるといった内容で非常に楽しめました。
ブースに大事そうに置いてあった鏡が実はスマホだと気づいた時には驚きました。
SOLIDRAY
「SOLIDRAY」様のブースでは3Dメガネとしゃもじを利用したファンタジーVRの体験ができました。
3Dメガネをかけ、しゃもじを持ち、特大スクリーンに映し出された巨大な蛇と戦います。
お米だけでなく、世界も「すくえる」しゃもじで織り成すスーパーファンタジーの世界は非常に面白かったです。
福岡Rubyコンテンツビジネス振興会議
「福岡Rubyコンテンツビジネス振興会議」様のブースでは
- つつく
- 叩く
- 撫でる
- もむ
で全く違う「あ」と言ってくれる「あ」が展示されていました。
子供知育玩具を目的に開発されたようですが、用途次第では様々なことに活用できそうです。
いろんな可能性を見出せそうなひらがなでした。
ちなみに今回の「あ」コンテンツの出展は、福岡県が主催している、「福岡ビジネス・デジタル・コンテンツ賞」にて奨励賞ならびにコンテンツ東京2018出展権を同時受賞という素晴らしい実績をあげたことにより実現したようです。
KAJI
「株式会社カジ・コーポレーション」様のブースでは4DXのような体験が楽しめるエッグ型の椅子が出展されていました。
椅子が揺れ動くだけでなく、風も発生するので体感的にも非常にリアルなVR体験を楽しめました。
KIYOHARA & CO., LTD
「KIYOHARA & CO., LTD」様のブースではVRゴーグル専用のフェイスクッションを取り扱っていました。
VRゴーグルは肌に触れる部分が多く衛生面などが気になります。
そんな悩みが解決するだけでなく、様々なカラーバリエーションでVRゴーグルのオシャレ感もグッと増す素晴らしいVRグッズでした。
ASK Corporation
「ASK Corporation」様のブースでは、複数人でVR空間に入りドキュメント閲覧や3Dデータに注釈加筆できる会議システムや、ハイクオリティな映像品質によるVR体験が行われていました。
事前にプリレンダを行ってからその質感を表示することにより、通常のVRコンテンツよりもはるかに綺麗で滑らかな高品質な映像を提供していました。
AZA CORPORATION
「AZA CORPORATION」様のブースでは、VR内で交流や取引ができるコンテンツを出展していました。
VR体験をしている二人が、VR世界の中で向かい合い、VR世界の物を取って手渡すなどの交流を行っていました。
VR内での取引でも活用できるということで、VR chatなどが流行っている昨今、これから非常に注目の技術ですね。
MEGASOFT
「MEGASOFT」様のブースでは自社で開発している住宅・建築プレゼンテーションVRソフトの紹介を行っていました。
事前にVRで内装をチェックすることで、建築・インテリア・リフォーム後に
「ここはもっと〜」
という問題点をなくせる画期的なソフトでした。
内装を事前に疑似体験できるという、VRの技術を最大限利用したコンテンツですね。
スペースラボ株式会社
「スペースラボ株式会社」様のブースでは自社で製作してるCG技術を紹介していました。
建築、インテリアなどの商業施設の完成予想図を制作している実績から、細部まで綺麗なVR空間を作成してくれます。
CGパースを1mm単位で細かく作成することが可能で、椅子の下、部屋の角、小さな溝、全てが綺麗なCGへと仕上がっていました。
GREE VR Studio
「GREE VR Studio」様のブースでは、人気ゲーム「釣りスタ」がVRで体験できました。
プレイしている姿はシュールでしたが、VRになったことにより、釣りスタの楽しいゲーム感はそのままに、リアルな釣り体験を楽しめるようなりました。
釣りなど、スポーツとVRの組み合わせはハズレがありませんね。
ALPHA CODE × HTC NIPPON
「ALPHA CODE」×「HTC NIPPON」共同ブースでは最新のHTC VIVE Proを使用し8Kという超高画質VR動画の体験が行えました。
超綺麗です。
今までのどの映像よりも綺麗でした。
8K技術が浸透すると本当にVR世界から、現実に帰ってこれなくなるのではないかと、怖くなりました。
トビー
「トビー」様のブースでは自社開発しているアイトラッキング技術の紹介を行なっていました。
このアイトラッキング技術を利用することでVRゴーグル内で体験者がどこに視線を向けているのか判別できようになります。
視線の位置を認識できるようになれば、VR体験者の視線の動きによってVR内のキャラの反応が変わるなど、VRコンテンツの幅がさらに広がります。
写真化学
「写真化学」様のブースでは、AR屋内ナビゲーションシステムを紹介していました。
スマホ越しに見ることで、スマホ画面に矢印などで進むべき方向がARで表示されるので、駅やイベント会場など複雑な場所を迷うことなく進むことができます。
日常生活において非常にありがたいコンテンツです。
CAD CENTER
「CAD CENTER」様のブースでは様々なVRコンテンツの出展を行なっていました。
東京のバーチャルマップデータを使ってリアルに再現されたVR東京都市と、4月に公開予定の映画「いぬやしき」のVRゲーム「いぬやしきVR」を体験することができました。
「いぬやしきVR」ではVR東京の技術も利用されおり、リアルな東京の街並みの上を飛び回ることができました。
VRですが、現実の街並みが再現されていたので非常にリアルで迫力満点でした。
株式会社ダズル
「株式会社ダズル」様のブースでは太陽企画株式会社様と共同開発した「さわれる音」というコンテンツを体験できました。
「Leap Motion」というデバイスをVRゴーグルに取り付けることで、コントローラーなどを利用せずに自分の手の動きをVR内に反映させ、VR世界のアイテムを触ったり、掴んだりできます。
ハンズフリーとは思えないほど、手首の動きがかなりリアルに描画されていました。
「さわれる音」以外にも
- アジア初VR分析ツール「AccessiVR」
- VRゲーム「ワンマンバーガー」
- マルチプレイFPS-VRゲーム「Rays」
のサービスも出展されていました。
iDEACLOUD
「iDEACLOUD」様のブースではモーションキャプチャーデバイスの実演紹介を行なっていました。
バーチャルYoutuberやVRゲーム作成時のモーション取得に非常に役立つデバイスです。
そこまで大掛かりな物でもないので装着者に大きな負担がかかることなくモーションキャプチャーできるようです。
COMMUNICATION PLANNING
「COMMUNICATION PLANNING」様では
- 設計
- トレーニング用シミュレーター
- プレゼン
におけるXR(AR/VR/MR)のプロモーションについて紹介していました。
各ビジネス領域で最適なXR技術を提案・提供してくれるようです。
「VRを活用したいけど、よくわからない」
という企業には非常にありがたいサービスですね。
富士テクニカルリサーチ
「富士テクニカルリサーチ」様のブースでは自社で開発している最新のコンパクト3Dスキャナの紹介をしていました。
この最新のコンパクト3Dスキャナをタブレットなどに繋いで利用することで、物から人まで簡単に3Dモデル化できてしまいます。
手っ取り早く3Dモデルを作成できちゃうので、3Dクリエイターの人にとっては非常にありがたい代物ではないでしょうか。
ONE STONE
「ONE STONE」様のブースではVRを使ったマーケティングについて紹介していました。
「遠方で不動産の内見できない・・・」
なんてお悩みのお客様にも簡易ゴーグルを送って、VRで内見してもらうなど、ニーズにあわせてVRマーケティングを提供しているようです。
minimaVR
「minimaVR」様のブースでは自社で開発した超簡易VRゴーグルを展示していました。
ハガキのようなコンパクトな状態から、簡単手順でスマホ型VRゴーグルに早変わりしちゃいます。
スマホアプリ「テイクアウトライブ」と組み合わせるとライブの感動がそのまま持ち帰れるようです。
Pico technology japan株式会社
「Pico technology japan㈱」様のブースではPico neoという昨年12月末にリリースされたスタンドアローン型のVRゴーグル新機種が出展されており、Pico neoを実際に体験することもできました。
軽くて高画質で、6DoF(6軸自由度)の感度もいい感じでした。
操作性が抜群な上に、Pico neo一つ買うだけでVRが楽しめるようになるのは魅力ですね。
OMNIBUS JAPAN
「OMNIBUS JAPAN」様のブースでは クラウドサービス「アプリレスAR」と複数人でVR映像を体験できるドームコンテンツを紹介していました。
「アプリレスAR」は専用アプリのダウンロードが不要で、スマホのウェブブラウザで人物やアニメーションなどの任意のコンテンツをAR表示させることができます。
名刺の裏やフライヤーに盛り込むなど様々な展開を予定しています。
ガオカンパニー
「ガオカンパニー」様のブースではホログラフィックのように画像を表示させる最新ディスプレイの展示が行われていました。
専用のディスプレイを利用することによって、スマホから映像が飛び出てきているように見える、ホロフラフィック映像が投影されます。
飛び出している映像も綺麗で本当にそこに存在しているかのように錯覚してしまいます。
FunLife
「FunLife」様のブースではARと鏡を組み合わせたコンテンツを展示していました。
鏡に映る自分とディスプレイに表示された映像を同時に見ることができます。
見本の映像を見ながら鏡で自分の動きもチェックすることができるので、ダンスなどのトレーニングに最適なコンテンツでした。
コーンズテクノロジー株式会社
「コーンズテクノロジー株式会社」様のブースでは触れるVRが出展されていました。
専用パネルの範囲内であれば、VR内で触れたものの感触を手の平に感じることができます。
専用パネルの上で手をかざしておくだけで、現実世界で何も触っていなくても感触を感じられます。
範囲は限られていますが、何も装着せず、何も持たずして感触を楽しめるのは本当にすごいです。
HOKUYO
「HOKUYO」様のブースでは、自社で開発している高機能なセンサーの紹介を行なっていました。
専用センサーを利用することで、タッチパネル以外のディスプレイもタッチパネルのように反応させたり、床に映像を投影させて、人が歩いたらその動きに合わせて映像を変化させると行ったことが可能になっています。
タッチパネルを導入する必要がないので、場所も選ばずコストパフォーマンスにも優れています。
株式会社タケナカ
「TAKENAKA」様のブースでは360° LEDパネルによる幻想的空間を出展していました。
広い宇宙のような、特別な世界に迷い込んだような感覚に陥りました。
この「TAKENAKA」様のブースでは「HOKUYO」様で紹介したセンサーが利用されており、床を歩けば光は波紋を生み、専用のアイテムを使えば壁に新たな光が作られるといった演出がされていました。
Assist
「株式会社アシスト」様のブースではホログラフィックのように浮かび上がるディスプレイを展示していました。
しかも画面がホログラフィックのように浮かび上がるだけでなく、浮かび上がった映像をタッチして操作を行うことも可能となっています。
SF映画やアニメの世界を彷彿させる先進的なディスプレイ技術でした
SIMVR – VR RIDE MOTION SIMULATOR
「株式会社しのびや.com wizapply事業部」様のブースではVRゲームに最適なシート「SIM VR(http://simvr01.com/)」を出展していました。
VRゲームに合わせてシートが激しく揺れ動きます。
ロボットや戦闘機などのコクピット体験ができるVRコンテンツに最適ですね。
会場でも非常に注目されており、常に人だかりができていました。
ほろふれる
「南国ソフト/栗本鐵工所/K’s Design Lab」様のブースではMRゴーグルによるコンテンツとコントローラーが紹介されていました。
MRで表示されたものに専用コントローラーで触れることができます。
そして、触れるものによってコントローラーの触り心地が変化します。
石だったらゴツゴツした感じに雪だったらふわっとやらかい感じに変化していました。
非常に面白いコントローラーでした。
コンテンツ東京まとめ
どのブースも舌を巻くような展示が多く驚きの連続でした。
全体的にやはりスタンドアローン型のVRゴーグルの出展も多かったので、今年はスタンドアローン型VRゴーグルが再注目されそうです。
そして、今回のイベントを通してまだまだVR/AR/MRには無限の可能性が広がっているなと、実感しました。
このような素敵な機会を用意してくれた、コンテンツ東京2018には感謝です。
コンテンツ東京2019の開催も決定しているようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
出展希望の方はこちら→コンテンツ東京公式サイト
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