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獣医療VR教材第2弾「VETS VR~牛の分娩介助~」共同開発!麻布大学ら

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麻布大学獣医学部獣医学科 高木 哲教授の研究グループと、あまた株式会社・株式会社EDUWARD Pressが、2月に発表した獣医療トレーニング用VRソフトウェア「VETS VR~犬の気管挿管~」に続き、第2弾となる「VETS VR~牛の分娩介助~」の共同開発を発表しています。

今回はVR技術を用いて子宮内が可視化されており、「牛の分娩介助」の流れが再現されています。



「VETS VR~牛の分娩介助~」共同開発

獣医療VR教材の「VETS VR」は、獣医療に関する学術知識を有する麻布大学と最新のVR技術をもつあまた社、教材開発のノウハウをもつEDUWARD Press社が共同で開発した獣医療トレーニング用VRソフトウェアで、高い操作性とリアルな質感により、初めてVRを操作する人でも理解しやすく、またストレスを最小限に抑えて体験することができます。

高画質バーチャル空間内での高い臨場感をもって学習者の

「手技」

「手順」

への理解をサポートするとともに、実習対象となる動物の代替をVRが担うことでアニマルウェルフェアを実現しています。

今年2月に犬の気管挿管編が発表されており、その第2弾として牛の分娩介助編が開発されています。

「VETS VR」の問い合わせは、EDUWARD Press社(042-707-6137)まで。

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牛の子宮を可視化して分娩介助を再現

今回の牛の分娩介助編では、VRで子宮内を可視化し、「牛の分娩介助」の流れが再現されています。

実際には見えない子宮内の様子を可視化させることにより、失位整復における手技や手順の理解を深めることを目的にしており、一連の流れの学びを向上させる効果が期待されています。

ここでは複数パターンの失位と整復をVRにより可視化することで、子宮内での胎児の状態による整復方法の違いを理論的に学習でき、また外陰部から見える脚の向きによって、子宮内における胎位の推論を行うことで「想像」する力の向上をサポートします。

今回開発されたコンテンツは、今年4月1日から麻布大学の授業で利用開始される予定になっており、この取り組みは文部科学省より採択された、「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の助成を受けて実施されています。





「VETS VR~牛の分娩介助~」の特徴

「VETS VR~牛の分娩介助~」のポイントは、実際の現場と同じように「失位の推論」や「失位の整復」から「出産」までのプロセスを学習できるということであり、複数パターンの失位を外陰部から出ている足先の向きをもとに推論し、可視化された状態で失位パターンに合わせた胎位の整復をガイドに沿って行っていきます。

母牛と胎児の骨盤が引っかかって娩出できない状態である「ヒップロック」の解除も体験することができ、本来は見ることができない子宮内における胎児の様子を、忠実に再現することで学習効果を高めています。

特徴その1:実際の現場で行われる「胎位の推測」を体験

ここでは、外陰部から出ている足の本数や向きから子宮内の胎位を推測し、9つのパネルから適切と思われるものを選択することで、子宮内の様子を「想像」する力を身につけることができます。

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特徴その2:VRで見えない子宮内部を見えるように

コンテンツでは、実際には見ることができない子宮内の様子を再現するようになっており、これによって外陰部から出ている様子から、想像できる胎位と実際の胎位の整合性を確認することができます。

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特徴その3:胎児を動かして整復のプロセスを理解

さらに子宮内の様子が見える状態で、ガイドに沿って胎児を動かすことにより、胎児の体勢の変化を理解しながら整復の正しいプロセスを学ぶことができるようになっています。

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まとめ

麻布大学とあまた社・EDUWARD Press社が、獣医療VR教材第2弾となる「VETS VR~牛の分娩介助~」を今回共同開発し、発表しています。

このコンテンツでは、VR技術で子宮内を可視化し、「牛の分娩介助」を学習することが可能になっています。

実際には見ることのできない部分を見る事ができるようにすることで、より理解しやすくなっているようです。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]









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