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グーグルグラスの新モデルが登場!デザイン・パフォーマンスともに改良

産業用途向けのARデバイスが複数登場していますが、スマートグラスの元祖とも言えるグーグルグラスの新型モデルが新たに発表されました。

「Google Glass Enterprise Edition 2」は、名称の通りエンタープライズ分野向けのデバイスです。

発売時期は未公表ですが、価格は999ドル(約11万円)での発売を予定しています。


グーグルグラス、産業向けの新モデルが発表

グーグルグラスは2013年に初代モデルが登場し、当初は一般ユーザー向けにも発売されましたが、対応アプリの少なさなどの理由から普及はしませんでした。

その後、2017年にはエンタープライズ向けの新型モデルが発表。同デバイスの改良版であるGlass Enterprise Edition 2では、カメラや内蔵チップなどを刷新して、より高い安全性とパフォーマンスを発揮できるよう改良されています。

新型モデルも産業用途向け

新型グーグルグラスも前世代のモデル同様、エンタープライズ分野での活用を想定して設計されています。

デバイスのデザインも、旧モデルのようなハイテク感のある外観から、より普通のメガネに近い形状をしているのが特徴です。

Glass Enterprise Edition 2は、おもに工場や病院、倉庫などの現場での使用を想定しており、遠隔地にいる従業員同士が必要な情報や映像などを視界上でシェアすることが可能です。

デバイスは音声コマンドで操作できるのも特徴で、両手が塞がっていてもアプリ起動などの操作が行えます。

「Magic Leap One」「HoloLens 2」などのARヘッドセットとの相違点として、グーグルグラスでは視界上に情報を表示できるのみで、前者2つのように3Dオブジェクトを現実世界に重ね合わせて表示できる訳ではありません。

パフォーマンスも改善

また、前世代のグーグルグラスと比べて、Glass Enterprise Edition 2ではデバイスのパフォーマンスも改善しています。

Googleによると、新たにクアルコムのXRデバイス用チップ「XR1」を採用、またAI(人工知能)駆動によるエンジンを新たに搭載しています。

これにより、デバイスのパワーやパフォーマンスにおいて著しい改善が実現したとのことで、高度な機械学習やコンピュータービジョンをサポートしています。

同時に、内蔵カメラも刷新しており、表示できる映像クオリティも向上。OSはAndroidをベースにしており、企業向けモバイル管理プログラム「Android Enterprise Mobile Device Management」にも対応しています。

このため、企業独自のニーズに応じたアプリケーションの開発を行いやすくなるなど、より利便性の向上を図っています。

タフな環境でも使用できる

産業用途向けのスマートグラスとなると、ホコリが舞う工場や建設現場などでの使用時や、デバイスの衝突による故障が心配になりますが、グーグルグラスはこうした環境でも壊れにくいようハードウェア設計を行っています。

デバイス開発にあたって、GoogleはアイウェアメーカーのSmith Opticsと協業しており、より安全性の高いフレームを開発しています。

これにより、故障が心配される様々な環境でも安全に使用できるように改良がされており、よりエンタープライズ分野での使用に特化したデバイスになったと言えるでしょう。

価格は11万円、国内発売は未定

現時点で公表されているGlass Enterprise Edition 2の価格は999ドル(約11万円)ですが、発売時期は未公表となっています。

また、日本国内での発売に関しても未公表で、Googleからの続報に注目されます。




Glass Enterprise Editionのスペック

OS:Android Oreo

メモリー:3GB

ストレージ:32GB

接続:Wi-Fi、Bluetooth

解像度:640 x 360

カメラ:8メガピクセル

バッテリー:820mAH

重量:46グラム

まとめ

Googleのスマートグラス「グーグルグラス」の新型モデルが発表されました。

「Glass Enterprise Edition 2」では、旧モデルと比べてデザインが大幅に刷新、より普通のメガネに近いデザインになっています。

エンタープライズ分野での使用を想定したデバイスのため、より壊れにくいハードウェア設計がされており、工場や建設現場などのタフな環境での使用にも対応しています。

また、内蔵カメラやチップの刷新によってデバイスのパフォーマンスも向上。遠隔地の従業員同士での映像や画像などのやり取りを、より高解像度、高速で行えるようになりそうです。

参考サイト:VRScout
 




Daisuke


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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