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5分でわかる!VR・AR・MRそして、SR・XRの違いとは?

2018/09/20 16:11

VRとARの違い

・VR(仮想現実)
・AR(拡張現実)
・MR(複合現実)

なんとなく違いはわかったつもりでいるような気でいるけど、詳しいことはよく分からない。

というわけで、本記事では

VR(仮想現実:Virtual Reality:バーチャルリアリティ)
AR(拡張現実:Augmented Reality:オーグメンテッドリアリティ)
MR(複合現実:Mixed Reality:ミックスドリアリティ)

の違いを徹底的を解説するのはもちろん、

SR(代替現実:Substitutional Reality:sa:サブストゥショナルリアリティ)
XR(X Reality:クロス・リアリティ)

といった聞きなれない単語についても解説していきます。




VRとは〜仮想現実〜

VRとは

VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)とは、コンピュータ上で現実に似せた仮想世界を作り出し、あたかもそこにいるかの様な感覚を体験できる技術のこと。

日本語では「仮想現実」あるいは「人工現実感」と呼ばれている。

2016年はVR元年とも呼ばれており、

など、ハイエンドHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が多数発売されており、2017年以降もVR技術によって360度ゲーム世界を体感できる機会は徐々にだが確実に増加している。

また、iPhoneやAndroid端末のスマートフォンでも

など、多彩なウェアラブルVRゴーグルが発売されており、中には非常に安価で買うことができるものもある。

さらに2018年に突入すると

といったPCやスマホの外部機器を必要とせずに楽しめるVRヘッドセットがリリースされるようになり、より手軽にVRが楽しめるようになっている。

VRの代表製品

VR製品の中でも特に代表的なVR製品を紹介します。

PlayStation VR(PSVR)

PSVR
PlayStation®VR(PS VR)はPlayStation®4と連携してバーチャルリアリティ(VR)体験が可能なシステム。

PS VR用のヘッドセットをかぶると没入感のある3D空間が出現し、ゲームの世界に本当に入り込んでいるかのような体験ができる。

HTC VIVE

HTC Vive
HTC VIVEはHTC社の開発したVRヘッドマウントディスプレイ。

5メートル四方を歩くことのできるルームスケール(部屋サイズ)VRシステムで、SteamVRコントローラーを手の代わりとし、体や手を実際に動かしながらの没入体験ができる。

起動はPCが必要で、専用のトラッキングシステムと連携させて動作させる。

VR酔いの限りなく少ないハイスペックさがウリ。

Oculus Rift

OculusRift
Oculus社が開発・発売しているバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ。

製品名自体はRift、しかしOculus Rift(オキュラス・リフト)、あるいは単にOculus(オキュラス)として表記される場合がある。

HMDとPC(ソフトウェア)を組み合わせたシステムで、広視野角、頭の動きに表示が追従するヘッドトラッキングという特徴を持っている。

Xbox Oneなどのコントローラーを用いての操作も可能。

VRを題材にした代表作品

アニメや映画など多数の媒体でVRを題材にした作品が登場しています。

その中でも特に印象的な作品を紹介します。

レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1動画

レディ・プレイヤー1は2018年4月に公開されたスピルバーグ監督の最新映画。

VR世界「オアシス」を巡って、妨害にあいながらも主人公たちが様々なゲームに挑戦しクリアを目指していく。

ソードアート・オンライン SAO

SAOのダイジェスト動画

「ソードアート・オンライン」は、2012年7月にTVアニメ化もされた、川原礫による大人気ライトノベル作品。

VRゲーム「ソードアート・オンライン」(SAO)からログアウトするために、主人公である少年キリトが奮闘していく姿を描いた作品。



ARとは〜拡張現実〜

ポケモンGO

AR(Augmented Reality:オーグメンテッドリアリティ)とは、日本では拡張現実と呼ばれている

「もう一つの空間・世界」をつくるVRに対して、ARは現実世界にデジタル情報を付与し、CGなどで作った仮想現実を現実世界に反映(拡張)していく。

ARスマートフォンアプリの分野で多く導入されており、最も有名なのは2016年にリリースされたスマートフォンアプリ『Pokémon GO(ポケモンGO)』であろう。

位置情報を使うことで、スマートフォンの画面内に現実の風景とポケモンを一緒に映し出し、その場にポケモンが登場したように感じることができる。
(実際はAR機能をオフにしたほうがポケモンを捕まえやすいのではあるが)。

VRとARの違い

VRは現実世界とは切り離された仮想世界に入り込むのが目的なのに対し、ARはあくまで現実世界が主体なのが最大の違い。

ARは現実世界と組み合わせて利用するので、ゲームだけじゃなく交通事故シミュレーションや安全運転のためにもよく利用されている。

また、VRとARはその製品にも大きな違いが現れています。

VRは仮想世界を作り出す性質上、VRヘッドセットなどのデバイス製品が多いのに対し、ARはスマホなどを利用して現実世界と組み合わせることができるため、スマホアプリなどソフト製品が多くなっている。

ARを題材にした代表作品

ARを題材にした作品も存在しています。

電脳コイル「電脳メガネ」

ARアニメ電脳コイル

電脳コイルは2007年に放映されたアニメ作品。

「電脳」呼ばれる技術が一般的に普及している近未来が舞台で、電脳メガネという眼鏡型デバイスを装着することによって電脳世界がAR表示される。

そんな電脳世界が日常に溶け込む世界で主人公である小此木優子(ヤサコ)は電脳世界で次々と怒る不思議な出来事を体験していくことになる。

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

AR映画SAO

2017年2月に公開されたアニメ「ソードアート・オンライン」の劇場版。

TVアニメでは主軸がVRゲームだったのに対し、劇場作品ではARゲームが主軸となりストーリーが展開します。

MRとは〜複合現実〜

MRとは

VR、ARよりも聞き覚えがない方も多い方も多いであろう「MR」。

MRとは、「Mixed Reality:ミックスドリアリティ」は略称で、日本語では「複合現実」と呼ばれる。

MRはCGなどで人工的に作られた仮想世界と現実世界の情報を組み合わせて、仮想世界と現実世界を融合させる技術。

ざっくり言うとVRとARの上位版のようなもの。

仮想世界を現実世界に重ねあわせて体験できるのがMRの最大の特徴。

ARとは逆の発想で、主眼はデジタル空間に置かれており、カメラなどを通して受け取った現実世界の情報をデジタル空間上に反映していく。

現実世界の情報をデジタル空間に固定できるので、その情報を他のユーザーと共有する事が可能。

将来的には仮想空間を現実空間に反映(AR)し、それを違和感なく体験(VR)することを目指しているようだ。

オフィスのディスプレイをヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルにリプレースすることなどが期待されている。

現在はカメラなどで撮影した画像を、デジタル空間上に反映していく等、日本ではキャノンが先進的に取り組んでいる。

MRの代表製品

MRの代表的な製品を紹介します。

Microsoft HoloLens

Microsoft HoloLens

Microsoft HoloLensはマイクロソフト社が開発したMRゴーグル。

Windows10が搭載されており、ワイヤレス状態でMRを利用することが可能。

Microsofr HoloLnesはマウスやキーボードといった入力機器を必要とせず、ジェスチャーや音声、視線を使って操作を行える。

Acer Windows MR ヘッドセット

AcerのMRヘッドセット
Acer Windows MRヘッドセットはAcer社が開発したWindowsMRが利用できるMRヘッドセット。

Acer Windows MRヘッドセットはPCと接続してMRを利用する。

専用コントローラーが2つ付属し、MR内での操作はほぼ全てそのコントローラーで行う。

SRとは~代替現実~

SR代替現実動画

まだ実験途中でMR以上に聞きなれない言葉だが、SR(Substitutional Reality:サブスティチューショナルリアリティ:代替現実)と呼ばれる技術も存在する。

こちらは理化学研究所の脳科学総合研究センター 適応知性研究チームが実験を進める新しいシステムで、現在見えている映像に事前にとってあった過去の映像を重ねることで過去に起きた出来事を現在進行形で起こっているように見せることが出来る技術です。

全方位の360°カメラであらかじめとっておいた映像を前面に取り付けられたカメラから映し出されていた映像とをすり替えることでそこにいない人がいるかのような錯覚を感じることが出来ます。

現在と過去をさかのぼり、その境目をあいまいにすることで体験者の主観で見ている現実そのものを操作します。

今後はこのシステムを使いドライブシミュレーターなどで本当に車を運転していると錯覚させるようなシミュレーターでも使われるそうだ。

XRとは?

VR・AR・MR・SRと合わせてよく耳にするようになった「XR」という言葉。

XRとは、VRやARのように技術そのものを指す用語ではなく、上記で解説した

・VR
・AR
・MR
・SR

技術の総称として利用されている用語です。

なので、「XR技術」という表記はVR・AR・MR・SR全ての技術を指していることを意味します。

まとめ:今後のXR(VR・AR・MR・SR)の発展予想

アニメ「攻殻機動隊」や映画「マトリックス」、あるいはマンガ「ルサンチマン」「狂四郎2030」のような、SF作品に心を踊らせた方も多いのではないだろうか。

イギリスの投資銀行が2015年4月に発表した推計によれば、仮想現実や拡張現実をあわせた世界全体のビジネス規模は、2016年の約6000億円から、2020年には約15兆円規模にまで拡大すると予測されているという。

今後もVR・AR・MRの発達により、仮想現実だけではなく、現実そのものが拡張、活性化していくことを期待しまくってやまない。

参考サイト:VRとARとMRの違いについて[Kadinche]










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