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Hololens2情報まとめ!特徴や価格など最新MRデバイス「ホロレンズ2」のあらゆる情報を紹介!

マイクロソフトの新MRデバイス「HoloLens2」が遂に正式に発表されました。

かねてより注目されていたHoloLensのニューモデルということもあり、様々な面で改良が加えられているようです。

そこで、今回はホロレンズ2の特徴や、先代機からの改善点から、スペックや価格などをHololens2の詳細情報をまとめて紹介します。


Hololens2とは?

hololens2動画

HoloLensはマイクロソフト社が開発したMRヘッドセットです。

Holoensと通して、現実世界に3Dモデルなどのホログラムを投影することができます。

HoloLens2は、そんな「HoloLens」の次世代機として開発された最新のMRヘッドセットです。

先代ホロレンズに対してユーザーから寄せられた改善点を中心に改良が加えられ、さらに快適に利用でき、産業分野でも活用しやすくなっています。

Hololens2の特徴!Hololensからの改善点

hololens2
ホロレンズは様々な分野で活用されていたMRデバイスですが、その分マイクロソフトの元にはユーザーから良くして欲しい点についての声も多く寄せられていました。

今回のホロレンズ2では、改善を求める声が特に多かった3分野を中心に機能の向上が図られています。

Holololens2では視野角が2倍以上に!

ホロレンズ2は従来機よりも視野角2倍

Hololens2は先代機と比較して、広視野角で高精細なグラフィックスを実現しています。

Hololens先代機ではオブジェクトに近づき過ぎると端っこが途切れて表示されるなどの問題があり、「視野角の狭さ」を指摘する利用者が多くいました。

そこで、Hololens2では、視野角1度あたり47ピクセルの解像度を維持しながら、Hololens先代機の、2倍以上の視野角を実現しています。

Hololens2は従来の3倍以上の快適性を実現!

ホロレンズ 2快適性
ホロレンズ2の開発にあたっては、

  • 多様な人種
  • ・性別
  • ・年齢

の数千人分もの頭の形の解析データを元に、快適に利用できるように設計されています。

装着のときの締め付け感も最小限になるように、多くのVRヘッドセットで採用されている

「後頭部のダイヤルを回して調整する方式」

がホロレンズ2にも採用されています。

そのほかにも

  • ・カーボン素材による軽量化
  • ・バッテリーやプロセッサーの配置による重量バランスの向上
  • ・メガネをかけたままの利用

など、多くのユーザーが快適に利用できるような工夫が盛り込まれています。

また、フリップアップ機能を採用し、いちいちMRヘッドセット外すことなく、手軽にMRから現実世界に戻ることができ流ようになっています。

ホロレンズ 2フリップアップ機能

ジェスチャー操作が向上!ハンドトラッキングも可能に!

ホロレンズ2はジェスチャー操作が発展

Hololens2では、デプス(深度)センサーと内臓AIを改良することによって、ジェスチャー操作をさらに向上させています。

具体的には、MR空間内に映し出された物体を

  • 触れたり
  • 回転させたり
  • サイズを変えたり

といったことができます。

ホロレンズ2では空間に設置されたボタンを押したり、レバーを引くことも実際の動作と同じようにできるようになりました。

また、手の動きだけではなく10本の指すべての動きをトラッキングすることができるので、ホログラムのピアノを弾くことも可能です。

ホロレンズ2ではピアノを演奏することもできる

アイトラッキングを搭載!

ホロレンズ2にはアイトラッキングも搭載

Hololens2では新たにアイトラッキング機能が搭載されました。

アイトラッキング機能により、ユーザーの視線の動きを感知し、ユーザーの意図を汲み取ることができるようになります。

また、虹彩認証を利用したWindows Helloの生体認証も備わり、Windowsへのログインも虹彩認証によって瞬時に行うことができるようになります。

産業分野での活用もより便利に!

医療現場でも活用されるホロレンズ2

Hololensはもともと産業分野での活用を考えて開発されていたこともあって、今回のホロレンズ2では、さらに産業分野で活用しやすくなるようなバージョンアップがされています。

産業用に使えるアプリも追加

ホロレンズ2もダイナミクス365を使える

マイクロソフト社が業務改善ソリューションとして提供している「Dynamics 365」をホロレンズ2でも利用することができます。

また、現場でのニーズが非常に高い「レイアウト」や「リモートアシスタント」といったツールも「Dynamics 365」を通して使うことができるようになりました。

さらに、ホロレンズ2の発表に合わせる形で、マイクロソフト社は作業内容、マニュアルや操作方法を表示する「Dynamics 365 Guides」を発表しました。

あらゆる場所で利用できるようにカスタマイズ

ホロレンズ2をヘルメットにカスタマイズ

建築現場、医療現場、さらには国際宇宙ステーションなど特殊な環境でHololens2を利用できるように、現場に合わせたカスタマイズをできるプログラムも発表されました。

プログラムの最初のパートナーとしてはTrimble社が紹介され、Hololens2をヘルメットに搭載した「Trimble XR10」が発表されています。

クラウドサービス「Azure」とも連携

ホロレンズ2はAzureと連携してもっと便利に

ここまで見てきたように、Hololens2は先代機よりより便利さがましていることがわかりました。

しかし、とはいってもやはり性能面での向上には限界はあります。

そこで、Hololens2はクラウドサービス「Azure」と連携することによって、Hololens2の機能を拡張し、デバイス単体では実現できなかったことが出来るようにしています。

ホロレンズ2の仮想空間を他デバイスと共有できる

HoloLens2で見えるものをiPadと共有

Hololens先代機では、同じHololens同士でないと画面を共有することができませんでした。

しかしHololens2では、Azureが提供する「Spatial Anchor(スペイシャル・アンカー)」というサービスを使うことで、AndroidやiOSデバイスでもホロレンズと同じ景色を共有できるようになりました。

Hololens2発表会では、実際にアレックス・キップマン氏が、Hololens2で見ている3Dの機械をiPadと共有しているところを実演していました。

クラウドを使って高精細3Dを表現可能に

クラウドを使ってホロレンズ2でさらに高精細な3Dモデルを表示

Hololens2は独立型デバイスということもあり、3D処理能力には最大10万ポリゴン程度という限界がありました。

しかし、「Remote Rendering(リモート・レンダリング)」というサービスを使うことで、クラウド上で高精細な3Dモデルを生成し、Hololens2にストリーミングすることを実現しています。



Hololens2ではよりオープンなMRを目指す!

ホロレンズ2はオープンなMRを目指す

MWC2019では、Hololens2でよりオープンなMRを目指していくことも表明されました。

オープンなMRについては

  • ・ストア
  • ・Webブラウジング
  • ・プラットフォーム

の3つが発表されています。

ストア

まず1つ目のストアに関しては、Windowsストア以外でもアプリの配信ができるようになるとのこと。

MWC2019での発表では

「Steamのようなプラットフォームでも配信可能」

と語られていました。

WEBブラウジング

次に、Webブラウジングに関しては、Microsoft Edge以外のWebブラウザがHololens2で利用することができます。

現時点ではMozilla Firefoxがホロレンズ版を発表しており、今後も様々なブラウザが利用できるようになるとされています。

プラットフォーム

3つ目のプラットフォームでは、よりオープンな開発環境を開発者に提供するため、多数のオープンAPIに対応するとのこと。

発表では、ゲーム開発で利用されているソフトウェアUnreal Engine 4がHololens2に対応することが明らかになっています。

Hololens2の価格

Hololens2価格

Hololens2の価格は、2月25日の段階では3,500ドル(約39万円)になると発表されています。

また、デバイスを販売価格で購入するプランの他に、月額125ドル(約14,000円)で利用できるサブスクリプションプランも用意されています。

ただ、正式な国内価格はまだ判明していないので、マイクロソフトからの続報が待たれるところです。

Hololens2はどこで買える

2月25日のMWC2019での発表を受けてマイクロソフトでは、HoloLens2の予約受付を即日開始しました。

しかし、4月14日現在では公式サイトの予約フォームへのリンクは削除されていて、予約受付はしていない状態になっています。

現在では、マイクロソフトが発行しているニュースレターや電話で発売時期を確認できるのみとなっています。

Hololens2 概要

公開されているHololens2のスペックについてまとめました。

ディスプレイ

  • ・光学:シースルー ホログラフィック レンズ (導波路)
  • ・解像度:2 k 3:2 光エンジン
  • ・ホログラフィック密度:>2.5 k 光点 (ラジアンあたりの光点)
  • ・アイベースのレンダリング:3 次元での目の位置に対するディスプレイの最適化

センサー

  • ・ヘッドトラッキング
  • ・アイトラッキング
  • ・深さ:Azure Kinect センサー
  • ・IMU:加速度計、ジャイロスコープ、磁力計
  • ・カメラ:静止画 8 MP、1080p30 ビデオ

オーディオ & 音声

  • ・マイク配列:5 チャネル
  • ・スピーカー:空間音響を搭載

人間の認識

  • ・ハンドトラッキング:両手完全連動モデル、直接操作
  • ・アイトラッキング:リアルタイム追跡
  • ・音声:オンデバイスのコマンドとコントロール、インターネット接続を利用した自然言語

環境の認識

  • ・6DoFトラッキング:ワールドスケールポジショントラッキング
  • ・空間マッピング:リアルタイム環境メッシュ
  • ・Mixed Reality キャプチャ:ホログラムと物理環境の複合写真、複合ビデオ

コンピューティング & 接続性

  • ・SoC:Qualcomm Snapdragon 850 コンピューティング プラットフォーム
  • ・HPU:第 2 世代オーダーメイド ホログラフィック処理装置
  • ・Wi-Fi:802.11ac 2 x 2
  • ・Bluetooth:5.0
  • ・USB:USB Type-C

フィットシステム

  • ・シングル サイズ
  • ・メガネの上に装着可能

ソフトウェア

  • ・Windows Holographic Operating System
  • ・Edge
  • ・Dynamics 365 Remote Assist
  • ・Dynamics 365 Layout
  • ・Dynamics 365 Guides
  • ・3D Viewer
  • ・OneDrive for Business

まとめ

2019年2月24日、とうとう「HoloLens2」が正式に発表されました。

視野角が2倍以上、快適性が3倍以上先代機より改善され、目や手のトラッキング機能が向上した、とても実用的なMRデバイスへ進化しています。

さらに、デバイスとしての性能を保管するためにクラウドサービスやサードパーティーとの連携も積極的に行われており、これまで以上に建築現場、医療現場や製造現場など様々な産業での活躍が予想されます。

国内価格ははっきりとはわかりませんが約39万円と言われており、産業向けとはいえまだまだ簡単に手を伸ばしやすい値段とは言いがたい状況です。

現在、産業用途を中心に展開されているホロレンズも、今後もモデルチェンジ、バージョンアップを繰り返していけば、家庭用にもっとお求めやすい価格になっていくのではないでしょうか。

そのためにも、今回のホロレンズ2が多くの産業現場で不可欠なデバイスとなることを期待したいですね。

参考サイト:Hololens2公式サイト









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