VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

HoloLens 2発表!スペック的に大幅に改善!産業向けデバイスとして約39万円で発売

かねてから注目されていたHoloLensのニューモデルが、ついに発表されました。

名称は「HoloLens 2」で、初代モデルに比べて視野角が2倍になり、ジェスチャー操作やアイトラッキング機能も搭載。

価格は3,500ドル(約39万円)で、日本でも発売されます。


HoloLens 2が発表!視野角・装着性など大幅に改善

2019年2月24日(日)にスペイン・バルセロナにて開催されたマイクロソフトのイベントにて、HoloLens 2が正式に発表されました。

HoloLens 2はスペック的にも大幅に改善が行われ、また従来よりも産業用途にフォーカスしたデバイスになっています。

スペックが大幅に改善

HoloLens 2ではスペックに様々な改良が加えられ、より実用性を重視したデバイスになっているのが特徴です。

先ず挙げられるのは視野角で、マイクロソフトは正確な数値は公表していませんが、旧モデルのHoloLensに比べて2倍に拡がったとのことです。

旧モデルの視野角は40度程度と言われており極めて狭く、そのためオブジェクトに近づき過ぎると端っこが途切れて表示されるなどの問題がありましたが、HoloLens 2では視野角面での問題を克服しています。

また、解像度は旧モデルと同じ、視野角1度あたり47ピクセルを表示可能。プロセッサはクアルコムのSnapdragon 850を採用しており、また眼球の位置を読み取るアイトラッキング機能も新たに搭載しています。

Hololensデモ動画

また、HoloLens 2ではジェスチャー認識機能が強化されたのも特徴で、ユーザーの指5本すべてをトラッキング可能になりました。

発表会では実機を用いた様々なデモが行われましたが、AR表示されたキーボードを両手の指を使ってスムーズに演奏する様子を披露しています。

また、同デバイス特有の機能である音声操作もHoloLens 2に引き継がれており、装着感も従来と比べて「3倍向上」したとアピールしています。

デザインも刷新!より産業用途向けのデバイスに

初代のHoloLensはデバイス前面が丸ごとディスプレイになっているという未来的なデザインでしたが、HoloLens 2はより実用性を重視したデザインになっているのが特徴です。

本体にはカーボンファイバーを使用することで軽量化を図っており、装着時は背面のダイヤル部分を回して調節が可能で、従来よりも長時間の装着が可能になっているとのこと。

また、ディスプレイ部分を上部に跳ね上げる「フリップアップ」機能が新たに搭載されたことにより、細かい作業時などにディスプレイが邪魔にならないように利便性を追求しています。

USB Type-Cコネクタを新たに搭載するなどインターフェイスも刷新しており、より産業面での使用に特化しているのが大きな特徴です。

Hololens2インターフェース

従来よりも産業面での使用に特化したことで、HoloLens 2を使用した様々なユースケースが考えられます。

マイクロソフトは同デバイスの様々な実用シーンを想定した動画を公開しており、例えば工場作業者や医療従事者などがHoloLens 2を活用して、より効率化を図る様子を紹介しています。

例えば、工場などの現場作業では、分からないことがあると逐一近くの作業員に教えを乞う、もしくは分厚いマニュアルを参照したりなど、といった手間がかかっていましたが、必要な情報をすぐにAR表示できれば、分からないことを直感的な操作ですぐに調べることが出来ます。

また、手術室では患者に関する正確なデータを逐一把握する必要がありますが、必要なデータをAR表示して視界に立体表示されれば、医師は情報の把握が容易になり、より正確で迅速な判断が可能になりそうです。

Hololens2医療

このように、HoloLens 2は様々な分野での活用を念頭に置いており、産業用のARアプリケーションである「Dynamics 365 Guide」も提供します。これによってマニュアルや作業プロセスなどの表示を行うことが出来ます。



価格は約39万円!日本でも発売!

また、話題になっていた価格は3,500ドル(約39万円)であることが発表されています。

発売予定は2019年中とのことで、販売対象国は米国、日本、中国、ドイツ、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドが含まれています。

既に日本でもデバイスの予約を受け付けていますが、現時点では電話のみの受付となっており、電話番号はHoloLens 2の公式サイトから確認できます。

日本での正式な価格は未だ発表されていませんが、デバイス一式を一括購入するプランと、月額125ドル(約14,000円)でのサブスクリプションに対応しています。

まとめ

HoloLensのニューモデルである「HoloLens 2」が発表されました。

従来よりもスペック的に大幅に改善が行われ、視野角が2倍になった他、トラッキング機能や装着感が強化されたことでより実用性のあるデバイスになりました。

HoloLens 2は主に産業面での活用にフォーカスしており、医療や現場作業などの様々な分野での活用が見込まれています。

参考サイト:VRScout









Daisuke


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

 

最新ニュースを読む