360カメラおすすめ10選!360度全方向撮影できるおすすめVRカメラとは?
カメラ1台で360度のパノラマ動画を撮影できる360度カメラ。
かつては一部の人しか使えないものでしたが、360度動画に対応したSNSが増えたこともあり、初心者でも簡単に取り扱える360度カメラも各社から続々と登場しています。
このページでは、360度VR動画を撮影できる360カメラについて種類やおすすめのカメラなどを詳しくまとめました。
↓画像タップでショートカット↓
360度カメラとは?
360度カメラとは、周りの景色の全方位360度を撮影することができるカメラです。
VRカメラとも呼ばれ、VR動画の撮影にも多く利用されています。
もともとはプロのカメラマンやカメラマニアだけが利用するようなカメラであり、一般に馴染みのあるカメラではありませんでした。
しかし昨今のVRの普及もあり、VRカメラも気軽に購入出来るようになって多くの人がVR動画を撮影できるようになりました。
360度カメラではどんな撮影ができる?
360度カメラを利用すると通常の動画では味わえない臨場感のあるリアルな映像を撮影することができます。
- ・絶景や街の夜景など旅行の思い出
- ・スカイダイビングなどのアクティビティ
- ・サイクリング・ツーリング
- ・スキューバダイビング
といったアクティビティを本当に体験しているようなパノラマ映像を撮影・鑑賞まで楽しめるのが特徴です。
また、360度映像の臨場感を活かして、
- イベントの体験
- 不動産の物件紹介
- 会社施設内の案内
- 観光案内
といったビジネス用途で利用されることも増えています。
360度カメラの選び方
360度カメラを選ぶ際に注目しておきたいポイントは
- レンズ
- 画質(解像度)
- 手ブレ補正などの機能
- バッテリーの持続時間
- 防水や防塵などの耐久性
の5つです。
詳しく見ていきましょう。
1.レンズ(全天球/半天球)
最初にポイントとなるのは360度カメラのレンズの搭載方法です。
360度カメラはレンズ搭載方法によって
- 全天球
- 半天球
の2種類に分かれますあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
1.全天球
全天球カメラとはレンズを前後に1枚ずつ搭載して、水平方向にも垂直方向にも360度撮影できるカメラです。
それぞれのレンズで撮影した映像をカメラ内部で1つにまとめてくれるので、簡単操作で死角のない全方位映像を撮影することができます。
2枚のレンズと高度な内部機構が搭載されているだけにやや値段が高くなりがちです。
また、撮影時に自分や三脚の影が映り込まないように注意する必要があります。
しかし、価格や手間の問題があっても、臨場感たっぷりの映像をイメージ通りに撮ることができるのは大きな魅力です。
そのため近年では全天球タイプが360度カメラの主流となっています。
2.半天球
半天球カメラはレンズを1枚搭載している360度カメラです。
撮影できるのは水平方向360度と垂直方向(上方向)に180度の範囲になります。
下方向を撮影しないため、撮影時に自分や三脚の影が映り込むことを極力抑えられるのが特徴です。
また、レンズの枚数が少ない分全天球タイプよりも安価に購入できるのもメリットとなります。
2.画質(解像度)
カメラの種類と同じく重要なポイントが画質(解像度)です。
360度VRカメラには通常、フルHD、3K、4K、5.2Kという種類があります。
360度カメラで撮影した動画をVRゴーグルでも高画質で楽しみたいのであれば、4K以上の画質のカメラを選ぶのがおすすめです。
高画質になればなるほど撮影した状況をそのままのリアルさで再現することができます。
ただし、画質が高い動画はデータ量も大きくなるので注意が必要です。
保存する内蔵ストレージや外部SDカードなどの容量はもちろん、動画を編集するときのPCのスペックにも気をつけましょう。
3.手ブレ補正などの機能
360度カメラで撮影した動画をVRゴーグルで鑑賞するときに、動画に手ブレが多いとVR酔いしてしまいます。
そのため、360度カメラに手ブレ補正機能が付いているものを優先して選ぶのがおすすめです。
手ブレ機能がカメラ本体に搭載されていなくても、ジンバルなどのアタッチメントをつけることで対策できます。
また、手ブレ対策以外にどんな機能が搭載されているかも要チェックポイントです。
最近では
- 遠隔撮影
- スマホ・SNSとの連携
- ライブストリーミング機能
など多くの機能が内蔵されている360度カメラが登場し、撮影の楽しみ方にバリエーションを持たせることができます。
4.バッテリーの持続時間
360度カメラは高画質映像を撮影できる代わりに、バッテリーの持続時間がやや短めのものが多いのが難点です。
せっかく良い景色の場所に来ていて360度映像で思い出を残そうと思っても、カメラのバッテリーが肝心の場面で切れてしまっては意味がありません。
そのため、カメラのバッテリーの持続時間の目安をしっかり知っておく必要があります。
具体的には
- 最高画質で撮影を続けた場合にどれくらいバッテリーが持つのか?
- 少し画質を落としたらどれくらいバッテリーが長持ちするのか?
といった点をチェックしておきましょう。
5.防水や防塵などの耐久性
360度カメラは旅先やアウトドアでの撮影で利用されることがほとんどです。
また、場合によってはスキューバダイビングやサイクリング、スカイダイビングといったアクティブな場面での撮影にも利用されます。
そのため
- 防水
- 防塵
- 耐衝撃
といった機能を備えた頑丈なカメラがおすすめです。
おすすめの360度カメラ10選!
現在様々なモデルが登場している360度カメラ。
その中から注目ポイントを踏まえて厳選した、特におすすめの10モデルについてまとめました。
1.RICOH THETA SC2
- 撮影範囲:全天球360度
- 動画品質:4K(3,840 x 1,920、29.97fps)
- 静止画品質:5,376×2,688 ドット
- 記録方法:内蔵メモリー 約14GB
- バッテリー持続時間:ー(記載なし、残量表示有)
- 耐環境性能:防水
- 価格:32,791円
「RICOH THETA SC2」は、国産360度カメラをリードするRICOHのスタンダードモデルとして登場しました。
4K画質の360度動画を撮影できるほか、撮影するシーンに合わせて
- 顔モード
- 車窓モード
- 夜景モード
を簡単に切り替えることができ、初心者でも簡単にバリエーションを付けた撮影ができます。
初心者用とはいえスマホとの連携も簡単なので手軽に変種とSNSへの投稿が可能です。
また、カラーバリエーションも4種類と豊富なため、オシャレなアイテムとして持ち歩くこともできます。
↓商品ページはこちら↓
2.RICOH THETA X
- 撮影範囲:全天球
- 動画品質:最高5.7K(5,760 × 2,880 /30fps)
- 静止画品質:最高11K(11008 × 5504 (約6000万画素))
- 記録方法:内蔵メモリー(約46GB)、microSDXCメモリーカード (64GB以上)
- バッテリー持続時間:5.7K動画撮影で 約30分
- 耐環境性能:ーー
- 価格:109,800円
THETAシリーズの最新モデル「THETA X」は、これまでよりも若干大きくなったサイズが目を引きます。
これは2.25型の液晶モニターを搭載したことによるもので、撮影動画のプレビューだけでなくスマホのようなタッチパネルでの基本操作ができるようになりました。
そのため、これまでのTHETAシリーズがスマホとの連携が必須だったところが、スマホがなくてもカメラ単体で撮影ができるのがメリットです。
操作性だけでなく画質も向上していて、
- 動画:5.7K
- 静止画:11K
にも対応し、ハイエンドモデル「THETA Z1」以上の高画質撮影ができます。
↓商品ページはこちら↓
3.RICOH THETA V
- 撮影範囲:全天球360度
- 動画品質:4K(3,840 x 1,920、29.97fps)
- 静止画品質:5,376×2,688 ドット
- 記録方法:内蔵メモリー 19GB
- バッテリー持続時間:ー(記載なし)
- 耐環境性能:防水、防塵
- 価格:60,000円
「RICOH THETA V」はTHETAシリーズでは初となる4K対応の360度カメラです。
4K動画撮影ができるのに加えて4K画質でのライブストリーミングにも対応しているので、キレイに撮れた景色をキレイなまま共有することができます。
薄くコンパクトなボディは握りやすく、新たに搭載されたジャイロセンサーによって手振れを最小限に抑えてくれるので滑らかな映像を軽やかに撮影できるのが特徴です。
4つのマイクが搭載されていて前後左右と上下360度の音を漏らさず記録でき、立体音響での再生が可能です。
スマホとの連携ではこれまでのWiFi接続だけでなくBluetooth接続もできるようになり、撮影してすぐにスマホで編集・SNSへのシェアがしやすくなりました。
↓商品ページはこちら↓
4.Insta360 ONE X2
- 撮影範囲:全天球360度
- 動画品質:5.7K、30fps
- 静止画品質:6,080 x 3,040 (2:1)
- 記録方法:microSDカード
- バッテリー持続時間:5.7K、30fps の動画撮影で連続80分
- 耐環境性能:10m防水
- 価格:49,500円
Insta360 ONE X2は、アクションカメラメーカーとしてお馴染みのInsta360社から2020年10月に発売されました。
最高5.7K 30fpsの画質に加えて、高性能な手ブレ補正機能「FlowState」があり安定した高画質360度動画を撮れるのが特徴です。
アクションカメラメーカーが作成しただけあってさまざまなアクティビティで利用することができ、特に水中撮影での映像の鮮やかさには定評があります。
また大容量バッテリーを搭載していて、80分ぶっ続けで最高画質での動画撮影も可能です。
↓商品ページはこちら↓
5.Insta360 ONE R
- 撮影範囲:全天球360度
- 動画品質:5.7K、30fps
- 静止画品質:1900万画素
- 記録方法:microSDカード
- バッテリー持続時間:70分 (4K 60fps / 360度 5.7K 30fps)
- 耐環境性能:防水
- 価格:50,400円
「Insta360 ONE R」は、レンズ部分が交換できるようになっていて360度カメラとアクションカメラの両方の用途で利用することができます。
5.7K、30fpsという高画質撮影ができ、アクションカメラとしてのメリットを活かして
- サーフィン
- スカイダイビング
- サイクリング
といったスポーツ、アクティビティの様子をリアルな360度動画に残すことが可能です。
撮影した動画を編集するAI編集機も搭載されていて、撮ったその場で編集することもできるようになっています。
↓商品ページはこちら↓
6.Insta360 ONE RS 1-Inch 360
- 撮影範囲:全天球
- 動画品質:6K(5,888 x 2,944)、30fps
- 静止画品質:6,528 x 3,264 (2:1)
- 記録方法:microSDカード(exFATフォーマット、最大容量1TB)
- バッテリー持続時間:62分(6K、30fpsモードにて測定)
- 耐環境性能:防水、-20℃ から 40℃ まで動作
- 価格:118,800円
「Insta360 ONE RS 1-Inch 360」は2022年3月に発売された「Insta360 ONE RS」(リンク先公式サイト)のバリエーションモデルとしてリリースされました。
基本的に横長な「Insta360 ONE RS」とは異なり、「Insta360 ONE RS 1-Inch 360」は手に持ちやすい縦長のデザインが特徴です。
強力な手ブレ補正があるため、ジンバルを使わずに手で持って撮影してもキレイに撮影することができます。
さらに、世界的カメラメーカー「ライカ」と共同開発したレンズとソフトウェアが採用されていて、
- 6K、30fpsの高画質撮影
- 360度コンテンツとして構成する際の高品質処理
ができるようになっています。
360度カメラが苦手とされている夕暮れ時の撮影においても、日没前の微妙な明るさをしっかりと再現できる点がユーザーから特に評価されているようです。
↓商品ページはこちら↓
7.GoPro MAX
- 撮影範囲:全天球360度
- 動画品質:6K、30fps
- 静止画品質:1,660万画素(4,992×3,328)
- 記録方法:microSDカード
- バッテリー持続時間:約1時間
- 耐環境性能:水深5mまでの防水性能
- 価格:51,800円
GoPro MAXは人気アクションカメラメーカーGoProがリリースした、アクションカメラとしても利用できる360度カメラです。
最大6Kで360度撮影ができるのに加え、
- タイムラプス
- スローモーション
をはじめとした動画撮影モードを利用すれば、SNS映えするプロのような仕上がりの動画も撮影できます。
さらに、アクションカメラならではの手ブレを補正するHyperSmooth機能と水平維持機能によって、ジンバルを使わなくても撮りたい風景をキレイに滑らかに撮影することができます。
また、360度の音を全て拾えるように6つのマイクも搭載されているので、映像だけではなく音でもよりリアルな記録を残すことができます。
↓商品ページはこちら↓
8.GoPro HERO10
- 撮影範囲:全天球
- 動画品質:5.3K、60fps / 4K、120fps
- 静止画品質:24mp(2300万画素)
- 記録方法:microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード
- バッテリー持続時間:48分(5.3K、30fps撮影時)
- 耐環境性能:10m防水
- 価格:89,800円
「GoPro HERO10」はGoProの現時点での最新モデルです。
従来モデルよりもカメラの頭脳にあたるプロセッサが進化していて、
- 5.3K、60fps / 4K、120fpsの高品質動画撮影が可能
- 手ブレ補正機能の強化
- タッチパネルの動作がスムーズに改善
といった面で機能が向上しています。
特にGoProの360度カメラで不満点に挙げられていた、タッチパネル操作は反応速度・感度共に向上し、快適に操作でき撮影に集中できるようになりました。
同時に液晶ディスプレイのフレームレートが向上したことで、撮影直後のプレビューを滑らかな動作でチェックできます。
また、手ブレ補正機能「HyperSmooth 4.0」の評価も高く、岩場などの足場の悪い環境や自動車やバイクなどスピードで画面がブレやすいシチュエーションでもジンバルを使うことなく安定した撮影が可能です。
↓商品ページはこちら↓
9.VECNOS IQUI 360度カメラ
- 撮影範囲:全天球
- 動画品質:2,880 x 1,440、30fps
- 静止画品質:5,760×2,880
- 記録方法:内蔵メモリ 14.4GB
- バッテリー持続時間:静止画撮影約100枚、動画撮影合計約30分
- 耐環境性能:0℃~40℃で使用可能、生活防水
- 価格:18,000円
THETAシリーズのリコーの子会社VECNOSが開発した360度カメラが、2020年度の『グッドデザイン賞』を受賞した「IQUI」です。
何よりも特徴的なのが、手のひらに収まりやすく衣服のポケットや小型バッグにも入れやすい、ペンシル型の60gというコンパクトなデザインです。
小さいボディの中にはTHETAシリーズのノウハウを活かした機能が詰まっていて、
- フルHD画質の動画を撮影できる
- THETA Vより高画質静止画を撮影可能
- 複雑な操作不要のワンタッチボタン操作
- スマホアプリで撮影したコンテンツを加工・編集・SNS投稿ができる
と使い勝手の良い性能となっています。
場の雰囲気に溶け込みやすいデザインで標準以上の360度コンテンツを撮影できるので、旅や結婚式といった楽しい思い出を残すのにピッタリな360度カメラです。
↓商品ページはこちら↓
10.KANDAO QooCam EGO
- 撮影範囲:全天球
- 動画品質:(単眼)フルHD、60fps / (立体視)4K、60fps
- 静止画品質:4,000 x 3,000
- 記録方法:
- バッテリー持続時間:
- 耐環境性能:
- 価格:49,500円
KANDAOが2022年に発売した「QooCam EGO」は、3Dカメラと3Dビューアーがセットになっているのが特徴です。
そのため、撮影した360度映像をその場で360度コンテンツとして簡単に再生、体験できるようになりました。
「インスタント3Dカメラ」と言いつつも液晶モニターは視度1度あたりの解像度が37PPD(Pixel Per Degree)と、一般的なVRゴーグルよりも高画質です。
また、「QooCam EGO」同士で通信することもでき、デバイス間で撮影した360度コンテンツを共有して友人や家族で一緒に鑑賞するなどこれまでにない楽しみ方ができます。
↓商品ページはこちら↓
まとめ
- ・節目のイベント
- ・観光やレジャー
- ・日常の風景
など思い出の光景をそっくりそのまま記録することができる360度カメラ。
VRゴーグルに対応しているカメラを利用すれば、思い出の時間を追体験できるという新しい形で思い出を残すことができます。
現在では各社から魅力的な360度カメラが登場しており、高性能・多機能化していてどれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
カメラはそれぞれ得意とする用途があるので、
- ・レジャー
- ・スポーツ
- ・日常使い
など自分が主に使用するシーンと得意ジャンルが合うカメラを選ぶのが良いでしょう。
その上で、360度カメラを選ぶときに見る
- レンズ
- 画質(解像度)
- 手ブレ補正などの機能
- バッテリーの持続時間
- 防水や防塵などの耐久性
という5つのポイントを参考にチェックすれば自分にピッタリのカメラを見つけられるでしょう。