ARを使ったプロモーションまとめ!AR PRの活用方法や事例を紹介!
ポケモンGOなどのゲーム、エンタメのイメージが強い、現実世界をデジタルで拡張していくAR技術。
しかし、これまでにない形で顧客にアプローチできる技術として、すでにビジネスでもARは広くプロモーションに活用されています。
ここでは、そんなAR技術を活用したプロモーションの例を業界別に紹介していきます。
ARとは?
ARとはArgument Realityの略で、日本語では拡張現実と言われています。
現実の風景に文字やキャラクターなどのデジタル情報を反映させることで、目の前の世界を拡張する技術です。
ゲームアプリ「ポケモンGO」やカメラアプリ「SNOW」などが普及したことで、近年では身近なxR技術として利用されています。
ARプロモーションはどう効果がある?
ARをプロモーションに活用することで、商品・サービスを身近に感じることができるという効果があります。
AR体験を通して興味関心・購買意欲を喚起させます。
自社オリジナルのARコンテンツを作成できるARアプリ「COCOAR」を提供しているスターティアラボ株式会社の調査によると、
アンケートに答えた一般消費者の61.3%が、実際にARコンテンツを体験した後に、興味関心・購買意欲が上がったと答えています。
参照:AR活用に関する市場調査レポート[スターティアラボ株式会社]
また、ARコンテンツが通常スマホを介した体験になることから、撮影されやすくその場でSNSに投稿されるというのも特徴です。
そのため、ソーシャルでディア・SNSでバズるという効果も期待されます。
ARプロモーションの活用方法
ARプロモーションには大きく分けて
・購入前のお試し
・コンテンツを提供する
という2つの活用方法があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
購入前にお試ししてもらう
ARを使うことで
・メイク
・ファッション
・家具
などを実際に製品を使うことなくバーチャルにお試しすることができます。
手元に製品を持って来る必要がないため、顧客が本当に欲しいものが見つかるまで何度もお試しすることが可能です。
そのため、満足度の高い買い物体験を顧客に提供することができるようになります。
コンテンツを提供する
もう一つのARプロモーションの展開方法はコンテンツを提供する、というものです。
カタログやマニュアルなどにARマーカーを付けることで、紙媒体だけでは伝わらない映像や音声などの情報を付け加えることができます。
また、面白いコンテンツを提供することでバズる、つまりSNSで拡散されるということも期待できます。
もう一つの重要な視点が顧客とブランドの絆づくりです。
製品にブランドの歴史や作り手のストーリーなどをARで添付することで、消費者にファンになってもらうきっかけを作ることもできるようになります。
業界別!ARプロモーション事例!
それでは各業界がどのようなARプロモーションを行っているのかを見ていきましょう。
ファッション業界
ファッションとAR技術は相性が良く、業界としても早くからAR体験をプロモーションや販促活動に利用してきました。
拡張現実として試着できることからECサイトの売り上げアップや、実店舗でのバーチャルファッションショーなど活用例は多岐に渡ります。
JOSEPH PORTALによるARランウェイ
PORTALはARファッションショーによって、ユーザーに新作アイテムやブランドの世界観を伝える日本初のサービスです。
2019年にはファッションブランド「JOSEPH」の銀座・六本木の店舗で国内初のARファッションショー「PORTAL BY JOSEPH」が行われ、大きな話題となりました。
153台のカメラで撮影されたJOSEPHの15の秋冬コーディネートが、ARマーカーを読み取ることで様々な演出で楽しむことができます。
気に入ったアイテムがあればQRコード経由で自分の端末にキープして、そのまま購入することも可能です。
Foot Locker ナイキとコラボした街中宝探し企画
限定モデルのエア・ジョーダンを販売するために米国のアパレルチェーン店「Foot Locker」がナイキとコラボして行った「The Hunt」と呼ばれるARプロモーションです。
専用アプリをスマホにダウンロードして、アプリから提示されるヒントを元に街中を探索して、隠されたマーカーを探し出します。
全てのマーカーを探し出すと、エア・ジョーダンの限定モデルを購入することができるようになるというものです。
販売開始から2時間で売り切れるほど売り上げに効果があっただけでなく、限定モデルを手に入れた顧客がSNSで拡散したため一気に話題となりました。
ティンバーランド バーチャル試着室
アパレルメーカーのティンバーランドは、2014年にワルシャワのショッピングモール内の店舗に80インチモニタを使ったAR試着室を設置しました。
カメラの前に立つと体型に類似したモデルボディと照合され、モニタ上でジャケットやズボンなどをバーチャル試着することができるというものです。
個室に入らなくても何度も試着できる便利さとAR技術の目新しさもあって、多くの顧客を呼び込むことに成功しました。
化粧品業界
化粧品業界におけるARプロモーションはお試し体験の提供がほとんどです。
店舗ではスペースやスタッフの人数などでお試しできるユーザーの数が限られていますが、ECサイトにARお試し機能を付けることで多くのユーザーにブランドのアイテムを試用してもらうことができるようになります。
また、メイクアイテムをARで気軽にお試しできるようになるため、これまで利用しなかったユーザーがブランドに親しむきっかけ作りをできるというのもメリットの一つです。
Amazon メイクをARでお試しできる「バーチャルメイク」機能導入
2019年、Amazonにバーチャルでメイクアップアイテムを試せる新機能「バーチャルメイク」が導入されました。
AIを活用して自動的に製品の色などを瞬時に読み取り、実際にメイクしたような仕上がりを画面上の顔にARで表現することができる機能です。
ARでアイテムを試用してみて気に入ればそのまま購入のステップに入ることもできます。
現在、ロレアルパリやメイベリン、コフレドールなど15のブランドのアイテムがバーチャルメイクの対象商品となっています。
関連記事→Amazonにもバーチャルメイクが登場!AIとARの技術でメイクアイテム試用が可能に
MOLAK インスタグラムのARカメラ機能を使ってカラコンをお試し&シェア
カラーコンタクトレンズブランド「MOLAK」は、インスタグラムのARカメラエフェクト機能「Spark AR Studio」を活用したプロモーションを展開しました。
カラコンとそれにあったメイクをARで投影することで、装着に不安がある人でも気軽にカラコンファッションを楽しめるようになっています。
単にカラコンをお試しできるだけではなく、インスタグラムのAR機能を使うことでSNS上での拡散や口コミが期待できるプロモーション方法です。
関連記事→カラコンとメイクを疑似体験!インスタのARカメラエフェクト機能を活用した新コンテンツ公開!
テック・カラー ネイルカラーシミュレーションができるARアプリ
美容業界用のAR技術を開発するテック・カラー株式会社は、2019年10月から新たにネイルをお試しできるARアプリを各ブランド向けに提供開始しました。
ARを使うことで実際に爪にカラーを塗ることなくバーチャルにお試しすることができるようになるため、お気に入りの色が見つかるまで何度でも気軽に顧客にお試しをしてもらうことができるようになります。
その結果、売り上げの増加や高い顧客満足度が期待できるようになるとのことです。
関連記事→ARでネイルカラーを瞬時にお試し!日本初のネイルカラーシミュレーションアプリが登場!
車業界
自動車業界では製造現場やデザインにおいてARを利用していることが多く、業界としてARを盛んに活用しているといえます。
当然、プロモーションでもARが活躍することが多く、ガレージや自宅の駐車スペースに配置するなど実車では難しい新車を所有してみる体験をARで提供することで販促につなげるケースが多いようです。
そのほか、ARを通じて楽しい体験を提供することでプレゼンやCMを盛り上げるというプロモーション例もあります。
メルセデス・ベンツ ベンツの歴史を振り返るARプレゼンテーション
メルセデス・ベンツは新車のプレゼンテーションにARを活用することで有名な企業の一つと言われています。
そんなメルセデス・ベンツによる初のARプレゼンテーションが、2011年のタイ・バンコクで行われた創立125周年を記念したプレゼンテーションです。
カール・メルセデスが最初の自動車を開発して以来のベンツの技術革新の歴史を振り返る内容となっており、ARを使うことで聴衆をより話に引き込むことに成功しました。
また、メルセデス・ベンツではプレゼンテーションだけではなく、マニュアルもAR化することで車の取扱説明でさえも顧客を楽しませるものに変えるなどARで新しい試みを続けています。
アウディ 自動車が部屋の中を爆走!
アウディが配信したiOS向けアプリ「Audi quattro coaster AR」は、アウディの4車種の3Dモデルをスマホを通じてAR表示します。
3Dモデルはミニチュア大から実物大の大きさまで表現でき、内側と外側の両方から車の様子を確認することが可能です。
AR表示した車は家の中に自分で作ったオリジナルコース上を走らせることができるだけでなく、CMと連動させると車がテレビを突き破りう家の中を走り回る演出も楽しめます。
2018年を代表するARプロモーションとして大きな話題となりました。
家具
家具業界ではECサイト上でARによって家の中に家具を配置し実際に家具を購入したときの暮らしのイメージを持ってもらうという活用方法が中心です。
また、ARを使って配置してみることで家具の購入で多いサイズ違いのトラブルも回避することができます。
IKEA アプリを使って家具の配置をお試し&購入まで
イケアが配信するアプリ「IKEA Place」は、自宅のほか職場や学校などあらゆる場所にイケアの家具をAR技術で配置し空間の雰囲気がどのように変わるかを体験できます。
布地の質感や、家具に落ちる光や影の具合も98%の精度で再現し、自宅にいながらにして店舗と同じように家具を選ぶことが可能です。
アプリでは家具をバーチャルお試しするだけではなく、そのまま購入することもできます。
2017年からは日本国内でも配信を開始しています。
関連記事→イケア・ジャパン、自宅に家具をバーチャルで設置できるARアプリ「IKEA Place」の配信スタート
ジーアール 家具のサイズや雰囲気をシミュレーションできるARアプリ
WEB制作を行う株式会社ジーアールは、商品を360度すべての角度でバーチャル化し、サイズ感や雰囲気を表現することができる企業向けAR制作サービス「GR AR」を開発しました。
「GR AR」は、特別なアプリが不要でスマホさえあればどこでもWEBでAR体験が可能なため、低コストでARを導入することができます。
特に家具の販売といった大型の商品を取り扱う業界におけるプロモーションでの活用が考えられており、今後の展開が期待されるARサービスです。
関連記事→ARで商品を360°バーチャル化!スマホでサイズや雰囲気のシミュレーションができるサービス「AR GR」リリース
食品業界
食品業界ではARの強みを活かした多彩なプロモーションが行われています。
ARマーカーを使ってパッケージや商品にメッセージやブランドの歴史を振り返るコンテンツを仕込んだり、街中の看板をARでより楽しいものにしたりとオリジナリティ豊かなARプロモーションが豊富です。
ポッキー 「ポッキー」がARでイケメン擬人化
画像引用元:グリコ「恋人はポッキー」公式ページ
グリコが定番商品「ポッキー」のプロモーションとして行なったのは、「ポッキー」のイケメン擬人化とARを融合させた企画でした。
ポッキーチョコレート・ポッキー<極細>など「ポッキー」の5商品にARアプリ「aug!」をダウンロードしたスマホをかざすと、それぞれの「ポッキー」を擬人化したキャラクターがAR表示されます。
5人のキャラクターは内田雄馬さん、櫻井孝宏さんなどの人気声優が演じており、女性を中心に好評を博しました。
【#恋人はポッキー 解禁】
この冬、ポッキーの箱に
スマホをかざすと、
あなたの恋人が現れます。#梶裕貴#諏訪部順一#江口拓也#櫻井孝宏#内田雄馬https://t.co/LCvFDDqtKl pic.twitter.com/qyvWc0Arne— Pocky Japan (@PockyJPN) December 26, 2017
ペプシ バス停のARウィンドウ
カロリーゼロなのに従来のペプシと味が変わらないという「アンビリーバブルな事実」を伝えるために、アンビリーバブルな体験をARを使って表現しました。
ロンドンのバス停にARスクリーンが備え付けられ、隕石が街中に落下したり宇宙人が襲撃してきたりと想像を超えた光景を映し出します。
驚いて確認するとそこにはペプシの広告が、という内容のプロモーションです。
2014年の事例ですが、いまだにARプロモーションの大成功例として紹介されています。
ジャック・ダニエル ブランドの歴史やウィスキーの製法をARで学ぶ
創業150年を誇るウィスキーメーカー「ジャック・ダニエル」はARをブランディングに活用しました。
オリジナルARアプリをダウンロードしてウィスキーのボトルにかざすと、ARコンテンツが起動してウィスキーの製造方法や蒸留所の様子を学ぶことができます。
ARコンテンツでは創業者ジャック・ダニエル氏の歩みを見ることができ、ウィスキーの愛好家にはジャック・ダニエル社の歴史に触れることができるプロモーションとなりました。
関連記事→モバイルARを活用した広告!ウィスキーの老舗が展開するARプロモーション!
バーガーキング ライバル広告をARで炎上させてクーポンプレゼント!
「Burn That AD(広告を燃やせ)」と呼ばれるバーガーキングのキャンペーンは、競合他社の広告をARを使って燃やすという過激なものでした。
バーガーキングのアプリを起動して、ライバル店の広告や看板、チラシにカメラを向けると、画面の中でみるみる炎上していきます。
燃えカスからはバーガーキングの主力商品「ワッパー」の無料クーポンが現れるようになっており、顧客と共犯関係に近い絆を作り上げるのが大きな狙いです。
このほかバーガーキングは「IT / それが見えたら終わり」とコラボしたARプロモーションでもライバルいじりを行なって話題となっています。
観光業界
観光業界でのARの利用は道案内アプリやスタンプラリーなどが多いようです。
近年ではこれらのアプリに地元イベントが連動することで、観光スポットの魅力を紹介するような活用例が増えています。
かんぷら 観光をより楽しく便利にサポートするARアプリ
「かんぷら」はARを使った観光ガイダンスアプリの代表的な存在です。
観光地でスマホをかざすと文字やイラストで現地の情報やルート案内を表示したり、観光パンフレットなどと連動して動画や音声でもガイダンスを行うことができます。
また、ARを使うことで景観を損なうことなくスタンプラリーなどのイベントを行うことができるので、アプリを通じて観光プロモーションを仕掛けることが可能です。
さらに、国内旅行客だけでなく外国人観光客向けに多言語対応になっていて、観光客への訴求力をさらに高めることができます。
舞台めぐり ARで「聖地巡礼」をサポート
画像引用元:「舞台めぐり」公式サイト
「舞台めぐり」はアニメの舞台となった土地や街を訪問する「聖地巡礼」をサポートするためのアプリです。
位置情報を使ってアニメの場面に登場した場所をスムーズに回ることができるほか、ARでキャラクターと記念撮影をすることもできます。
アプリは現地のお祭りなどイベントとも連動しており、アニメの舞台となった地域の活性化にも大きく貢献しています。
ビジネス
ビジネスでのARプロモーションには名刺や企業向けパンフレットにARコンテンツを追加するというものがあります。
そのほか、ARに関するノウハウを持たない企業でもARプロモーションを展開していくためのサービスも登場するようになりました。
インフォテックス 簡単にARコンテンツを導入できるブラウザ型AR
ビジネスにおけるARプロモーションに活用が期待されているのが、インフォテックス社が開発したブラウザ型AR「raton」です。
ブラウザ上で起動したカメラを使って紙面のマーカーを読み取るだけでARコンテンツが再生できます。
また、マーカーレスARにも高い精度で対応しているので、ポスターや写真などデザイン性が高いものでも雰囲気を損なわずにARコンテンツを導入可能です。
「raton」はすでにファッション誌「MAU」に採用され、表紙のARフォトフレームを使った表紙モデル体験もできる企画などが行われました。
関連記事→ARで紙面からの購入が可能に!ブラウザ型AR「raton」実用開始
palan 簡単にAR名刺やWebAR年賀状が作れるAR作成ツール登場
企業のキャンペーンや販促などにARを活用する場合、専用のアプリケーションが不要なWebブラウザだけでARを実現するWebARが多く利用されています。
しかし、比較的ハードルが低いと言われるWebARでも、Web制作やAR作成の専門知識がないとなかなか作成できません。
そこで、2019年末、専門的な知識がなくても簡単にオンラインでWebARを作成できるツール「palanAR」がサービス提供を開始しました。
また、開発元のpalan社では「palanAR」をPRするために、palanARを用いたWebAR体験を1日1つ発表する「1日1WebAR」企画を実施し、AR絵本やARゲームなど様々なWebARを作成するプロモーションを行いました。
関連記事→AR名刺やWebAR年賀状が作れる!WebAR作成ツール「palanAR」リリース
映画、アニメ、漫画業界
キャラクターや物体のCGモデルを現実に配置することができるARは、映画やアニメ、漫画と非常に相性が良いテクノロジーといえます。。
そのため、この業界で行われるARプロモーションも作品の世界観を体験し、より作品を愛してもらえるようなものがほとんどです。
PSYCHO-PASS ARを使って世界観を再現したリアルイベント
映画化もされた人気アニメ「PSYCHO-PASS」のPRを兼ねて渋谷で行われたARイベントが、リアル謎解きゲーム「PSYCHO-PASS サイコパス 渋谷サイコハザード」です。
ARによって登場するアニメの主要キャラクターとともに主人公として謎を解いていく、アニメの世界観に入り込んだかのような体験ができます。
新規、既存ファン問わず、「PSYCHO-PASS」の世界観の魅力をリアルに感じられるイベントとして好評を博しました。
関連記事→人気アニメの世界をARで体験!リアル謎解きゲーム『PSYCHO-PASS サイコパス 渋谷サイコハザード』開催
パステル家族 「購入後にコンテンツが増える」コミック
人気コミック「パステル家族」が第8巻の発売を記念して行なったのが、「購入後にコンテンツが増える」ARキャンペーンです。
既刊のコミック第1巻の特定のページにARアプリ「COCOAR2」をかざすことで、オリジナル描き下ろしイラストや作者コメントを見ることができます。
コミックの新規購入促進と購入者満足の向上を目的としたもので、作品のファンを中心に大きな話題となりました。
レディ・プレイヤー1 映画ポスターのAR特典
Facebookの新機能「ARターゲット・トラッカー」のPRを兼ねた映画「レディ・プレイヤー1」のARプロモーションです。
スマホを映画のポスターにかざしたりQRコードを読み取ると、隠されたポータルが開き映画の関連映像を見ることができるようになります。
このほか、Facebookはディズニーの「リンクル・イン・タイム」ともコラボし、新しい機能を大々的にPRしました。
デッドプール2 セブンイレブンでデッドプールと自撮り撮影
人気映画「デッドプール2」とセブンイレブンがコラボした企画では、セブンイレブンアプリを使ってデッドプールとARセルフィー(自撮り)画像を撮影できるようになりました。
また、単に自撮り撮影できるだけでなく、スマホのカメラで店内のARマーカーを読み取るとデッドプールが案内するARアクティビティがスタートします。
ARアクティビティをクリアすることでオリジナルグッズが当たる懸賞に応募できたり、買い物に使えるポイントが付与されます。
3週間の間に約96万件のエンゲージメント、600万枚のセルフィー画像撮影を達成し、8570万ものポイントが顧客に付与されるという大成功を収めました。
参照:Snap Selfies With Deadpool For Loyalty Points In 7-Eleven’s AR Experience[VR Scout]
ARプロモーション まとめ
ARには
・映像と音声で情報を直感的に伝えられる
・購入後の体験を提供できる
という2つの特徴があり、すでに各業界でのプロモーション活動に広く使われています。
現在ARデバイスはスマートフォンが主流となっていますが、今後メガネやコンタクトレンズなど身につけやすいデバイスが広く利用されることでますますARが身近になることが予想されています。
そのため、ARを使ったプロモーションをこれまで以上に触れる機会が増えてくるかもしれませんね。
企業としてもますますオリジナリティ豊かなARプロモーションで勝負する必要があるので、私たちを驚かせるようなARプロモーションが続々と登場するのではないでしょうか。
筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。