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現行で最高の解像度!HP Reverbが7月中旬に国内発売!海外では不具合の報告も

2019/06/16 22:00

2019年に入り、様々なメーカーから新型VRヘッドセットの発売が発表されています。

HPの新型VRヘッドセット「Reverb」も国内販売が決定し、エンタープライズ向けモデルが7月中旬に63,500円(税抜き)で発売予定です。


HPの最新ヘッドセット「Reverb」とは?

ReverbはHPが開発したWindows Mixed Reality(WinMR)対応のVRヘッドセットで、同社が2017年に発売したWinMRデバイスの二代目となります。

現行では最高レベルの解像度

HP Reverbの特徴として先ず挙げられるのが、これまでに登場したVRヘッドセットの中では最も高い解像度を有している点です。

AcerやDellなどの他社製のWinMRヘッドセットの解像度が片目1,440 x 1,440でほぼ共通しているのに対して、Reverbでは片目2,160 x 2,160と倍以上の解像度を有しています。

また、WinMR以外のヘッドセットと比べた場合、例えばOculus Rift、HTC Viveの解像度は1,080 x 1,200、またHTC Viveのハイエンドモデル「HTC Vive Pro」の解像度は1,440 x 1,660です。

いずれの場合と比べても、Reverbは現時点で最も高精細な映像を表示できるデバイスであることが分かります。

視野角、映像表示能力も改善

また、Reverbのレンズは従来のOLEDパネルからLCDに刷新し、表示できる映像の明瞭度を改善しています。

LCDの採用によって、例えばVR内の映像を凝視すると網目模様が見える「スクリーンドア効果」の防止や、映像にムラが発生することを防ぎます。

リフレッシュレートは90Hzと、現行のVRデバイスとほぼ共通しているので、VRゲームにも対応しています。視野角は、HPによると「およそ114度」とのことで、これはHTC Vive、Oculus Riftの視野角である110度よりも若干広くなります。

また、IPD(瞳孔間距離)の調節は、従来の手動からソフトウェアベースになり、ユーザーの顔のサイズに合わせて55~71ミリまで調節可能です。

併せて、WinMR共通の特徴として、トラッキングをデバイス内蔵のカメラで行うため、外部にベースステーションなどを設置してスペースを取らない点も挙げられます。

コンシューマー、プロ向けの2種類が発売

Reverbは、おもにエンタープライズ分野での使用を想定しており、製品開発やデザイン、建築やデザインのレビュー、エンターテイメント施設、トレーニング目的等での活用を想定しています。

ですが、一般ユーザー向けの発売も行うとのことで、プロ向け・コンシューマー向けの2種類のエディションが発売されるとのことです。

価格とセット内容は両エディションによって異なり、コンシューマー版は600ドル(約6万6,000円、国内価格は未定)であり、洗濯可能なフェイスクッションと、1年間の保証が付属します。

また、プロ用エディションにはレザーのフェイスクッションと、バックパックPCとの接続時に使用する長さ0.6メートルの延長ケーブル、1年間の保証が付属します。



国内では7月中旬に発売予定!海外では不具合の報告も

国内ではPro Editionが7月中旬に発売予定であることが明らかになっており、価格は63,500円(税抜き)になります。

海外では2019年5月6日より発売を開始しており、HP公式サイト(海外)やAmazon、BestBuyなどのリテールサイトでは既に在庫切れになっています。

ですが、同デバイスを手にした複数のユーザーが不具合を報告しており、HPは次回の在庫追加を7月に延期する旨を発表しています。

初回発送分にはディスプレイの不具合が

現時点で、複数のユーザーが同デバイスのディスプレイに不具合が生じていることを報告しており、調光やちらつき、ピクセルの誤マッピングや、スクリーン上の空白などの問題を指摘しています。

HPが在庫追加を7月に延期したのは、こうした不具合に対処中であるためと考えられますが、現時点で公式な声明は発表していません。

ですが、同社もこうした不具合については把握している筈なので、7月中旬に国内発売されるエディションに関しては、不具合に対して何等かの対処が行われているものと考えられます。

まとめ

HPのWinMRヘッドセット「Reverb」が、7月中旬に国内発売されます。

同デバイスは、現行のVRヘッドセットの中でも最高の解像度を有しており、また視野角の拡大やトラッキングセンサーが不要である点など、様々な点で画期的と言えます。

既に発売を開始した海外では、同デバイスのディスプレイの不具合が報告されていますが、7月中旬に発売される国内版ではこうした不具合に何らかの対処が行われていると考えられます。

参考サイト:Road to VR









Daisuke


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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