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段ボールからプラスチックへ!任天堂が新しいラボVR用ヘッドセットの特許を出願

8月22日、任天堂が特許庁にNintendo Switch用のVRキットの特許を出願していたことが判明しました。

「立体画像表示システムおよび立体画像表示装置」と題された出願内容では、現行モデルの段ボールではなくより頑丈なプラスチックを使うもので、ユーザーが多様なスタイルでVR体験ができるようになるとされています。


新しいSwitch用VRヘッドセットの特許が出願

>新しいSwitch用VRヘッドセットの特許

Let's Go Digital、特許庁

海外メディアLet's Go Digitalによると、今回の特許は2018年に特許庁に出願され、今年8月22日に公開されたものです。

「立体画像表示システムおよび立体画像表示装置」と題された出願内容では、基本的なデザインはそのままに、

・段ボールではなくプラスチックを使い頑丈性を高める

・組み立て式ではない

・ヘッドセット内部は発泡素材で作られていて顔に柔らかく快適

といった大きな変更があり、現行のVRキットでの不満点を概ね解消し、さらに快適に多様なVR体験ができるようになっています。

とはいえ、ヘッドストラップはついておらず、VRキットを顔に押し付けてVR世界を見るという点は変わりません。

任天堂VRの現状

任天堂VRの現状

Nintendo Labo公式サイトより

2019年にNintendo Labo VRkit(ラボVRキット)が発売され、バーチャルボーイ以来24年ぶりに任天堂がVR業界に戻ってきました。

ラボVRキット専用のミニゲームは評判も良く、VRコンテンツの作成をしたいユーザー向けのVRプラザも好評です。

また、「スーパーマリオオデッセイ」と「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」というSwitchの2大人気タイトルのVRバージョンも公開されています。

とはいえ、ゲーム業界のライバルであるPSVRと比べると、VR業界で任天堂はまだ優位なポジションにいるとは言いがたいのが現状です。

任天堂のVR戦略のさらなる発展のためには、起爆剤となるコンテンツやもっと扱いやすいVRキットの登場が期待されます。



Nintendo Switch Liteには対応するのか

Nintendo-Switch-Liteへの対応はNintendo Switch Lite公式サイトより

新しいVRキットが登場するにあたって気になることといえば、Nintendo Switch Liteへの対応はするのかどうかということです。

9月20日に発売開始予定のNintendo Switch Liteは、据え置き機能やコントローラーと本体を分離する機能を廃して、携帯性と低価格化を進めています。

Switchのさらなる普及に向けた任天堂にとって重要な新型機です。

しかし、Nintendo Switch Liteは現行のVRキットに対応しないことが明らかになっています。

出願された特許の内容はNintendo Switchを前提にしたものと思われますが、Switch Liteに対応しているのかはよくわかっていません。

任天堂によるとVR体験の提供は継続するとのことですが、今後の任天堂のVR戦略はSwitch Liteに新しいヘッドセットが対応するかが大きなカギとなりそうです。

まとめ

任天堂がNintendo Switch用の新しいVRキットの特許を出願していたことがわかりました。

手に持って保持するという基本的なデザインはそのままに、段ボールからプラスチックに素材が変わり、顔に当たる部分も柔らかい素材を使うなど快適に利用することができます。

個人的にはヘッドストラップをつけてさらに自由度を高めてほしいところですが、おそらく最も不満が多かった部分から解消するようにしたのではないでしょうか。

このように、ユーザーからのフィードバックに応えていることから、任天堂のVRに対する本気度が伝わってくるところです。

ただ、Nintendo Switch Liteに対応するかどうかが不明確なので、今後の展開に注目していきたいと思います。

参考サイト:Let's Go Digital / VR Focus

関連サイト:Nintendo Switch公式サイト









XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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