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VRで作業の危険箇所を認識し事故防止へ!「建設業向けVR安全研修ソリューション」リリース

株式会社ジョリーグッドとメッドコミュニケーションズ株式会社は2019年12月10日(火)、建築現場の高所作業などの安全教育を実写VRで行う「建設業向けVR安全研修ソリューション」を共同で開発したことを発表しました。


「建設業向けVR安全研修ソリューション」について

「建設業向けVR安全研修ソリューション」は、建設業災害防止協力会の監修のもと、高所作業や外装・内装作業の日頃のよくある作業風景の中から、危険箇所及び不安全行動を探し出す安全研修VRコンテンツです。

日々の作業に対する安全意識を醸成させ、事故防止へつなげることを目的に、元請け企業や教育関連企業などに向けて販売されます。

やまだ社会保険労務士事務所所長 山田隆司氏は、

「安全研修は色々と研修を行う必要がありますが、講師の技量、受講者の立場、そして自社に戻って他のスタッフに伝えていただけるかが非常に難しいです。

VRでの安全研修は、講義を聞くだけ、2Dの映像を見るだけのものとはまるで次元が違います。

見たい方向を見ることができるので、さながら自分が現場にいるような感覚の中で研修を行うことができます。

VRは要点を一方的に伝えるのではなく、自分で危険箇所を探すなど“気付き”がある。

数多くある要素の中から、自分で考えながら探っていけるのが従来の研修とは全く異なり、危険予知という分野で非常に有効だと感じています。」

引用元:「建設業向けVR安全研修ソリューション」に関するプレスリリース

とコメントを寄せています。

建設業の労働災害の状況

建設業の労働災害発生事故では、死亡災害、死傷災害ともに

・墜落

・転落

が最も多く、平成30年には、政省令等改正を行ってフルハーネス型墜落制止用器具の使用が原則義務化されています。

労働災害の多くが、慣れや慢心など作業員の意識の低下が原因とみられ、定期的に行われる動画や講義だけの安全研修では不十分で大きな課題となっています。

厚生労働省が発表している平成30年の業種、事故の型別死傷災害発生状況では、「堕落・転落」事故の中で建設業が平成30年は5154名、平成29年は5163名と全産業中で最も多いと報告されています。

出典:厚生労働省:業種、事故の型別死傷災害発生状況(平成30年及び平成29年) より抜粋

コンテンツ内容

「建設業向けVR安全研修ソリューション」は、建築現場を実写で体験し、VRゴーグルを装着するだけで、まるで現場にいるような体験ができ、実際の建築現場における危険箇所及び不安全行動を見つけ出すことができる自主トレーニング教材です。

高所作業や外装作業、内装作業のよくある作業風景から、危険箇所を探し出す体験コンテンツとその解説編コンテンツがセットになっており、危険箇所を2秒以上注視することで採点が行われ、コンテンツの最後に危険予知スキルがスコアとして表示されます。

自身の安全意識をスコアで確認することができ、その後解説編を体験することで理解度を深めることができます。

高所作業

外装作業

内装作業

提供プラン

販売価格:888,000円〜(VRゴーグル1台、講師用タブレット1台含む)

製品詳細建設業向けVR安全研修ソリューション



メッドコミュニケーションズ社が安全大会を開催

約33社の協力会社を集め、熱海にて安全大会が実施されました。

大会で「建設業向けVR安全研修ソリューション」を実際に体験した参加者の77%以上が、VR体験によって慣れや油断、慢心など危険への意識が変わったと回答しました。

体験者からは、

・「新鮮で楽しかった。実際そこにいるような感じがして、思わず仰け反ってしまいました。

自分の視線で見渡せるので、動画をただ見たり講義を聞くより頭に入ってきました。

建設業の現場では研修は少なく、現場で先輩を見て覚えるような環境なので、どんどん広がってほしいですね。」

・「実際に体験してみて勉強になったので、今後VR体験会や、VR貸出等があると社内にも周知でき、意識が変わると思いました。」

引用元:「建設業向けVR安全研修ソリューション」に関するプレスリリース

などの意見が寄せられました。

また、メッドコミュニケーションズ コンプライアンス推進本部チーフ 小松陽一氏は、

「協力会社の現場での安全向上や教育ツールとしてどうしても作りたかったのです。

コンテンツのクオリティは非常に高く、自分がその場にいるような感覚になれます。

今回安全大会でお披露目をしましたが、安全大会などに来られない現場従業員向けにも持ち運び可能なVRで制作しています。

場所を選ばずにできますので、各事業所に持っていけば真剣に取り組んでもらえると思っています。

体験者は、常日頃問題ないと思っていたものが、危険だったという気付きを持ってもらえる機会になったと思いますし、自分自身でも気付くきっかけになりました。」

引用元:「建設業向けVR安全研修ソリューション」に関するプレスリリース

とコメントしています。

まとめ

建築現場の労災事故のほとんどが、慣れや慢心など作業員の意識の低下が原因という事実には驚きです。

VRで360度建築現場を見渡し、危険箇所を探す出せるトレーニング教材は、そのようなヒューマンエラーによる事故防止に効果が期待されています。

「建設業向けVR安全研修ソリューション」では、人材不足対策として急増する外国人労働者の教育向けに、今後は多言語機能を搭載し、海外の送り出し機関や国内の外国人材受け入れ企業への提供も進めていきたいとしています。

ソース:「建設業向けVR安全研修ソリューション」に関するプレスリリース[PR Times]








VRInside編集部


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